雪が降るとなにが違う? いつもの散歩道と澄んだ夜空

2016年 1月18日へ日付が変わる少し寒い夜に暖冬ダントゥ言っていた関東圏にも爆弾低気圧が直撃。

寒波の影響で気温は急降下、相模原でも珍しい雪が降った。

 

「降ってきたな」

エースコンバットゼロの有名な台詞を呟いて雪の舞う空に向けてポップアップフラッシュを開きシャッターを切る。

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内蔵フラッシュなのでレンズの影が出ているね。

あとすげー寒かったのは覚えてる。

次第に雪風は次第に強くなり天気予報通り吹雪、積もり始めた。

 

部屋に戻って弟から借りている自衛隊ファンタジーのライトノベルを区切りのいいところまで読みしおり代わりのポストカードを挟む。

 

明日のフォトワークが楽しみだ♪

と期待を湧かせボンバーマンの爆発直前バクダンのようなアロマキャンドルを吹き消した。

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いつもの散歩道

テレビでは無責任な専門家が「大雪」という出来事について正直あまり意味があるとは思えない個人的な意見や感想を並べ始めるお昼の時間帯。

自分はK-3にDA18-135を付けて近所の散歩道へスナップに出撃!

 

大小様々な先駆者の足跡こそあれど地面は雪あり氷ありで踏みこむ感じが全然違う。

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年一度降るか降らないかでいまだに慣れない雪、凍結した道に足をとられ自分がケースから引き抜こうとしたTHETAが宙を舞う。

「あっ、THETA雪に落とシータ」

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※THETA Sは防水、防滴ではないのでご注意を!

 

もはや常習犯的レベルとなりつつある「OOしまシータ」

幸い柔らかい雪へと絵に描いたような落ち方、刺さり方をしてくれたおかげで衝撃はそう大きくなかったらしい。

上部マイクから浸水したんじゃないか?とヒヤヒヤしたけど動作に異常はなく一安心。

 

温度の差があるのかな?石の部分のみ雪から顔を出している。

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少し歩いているうちに雪を降らせた雲はどんどん流れて行き、澄み渡るような鮮やかな青空が戻ってきた。

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それでもそこそこ深く積もったらしくニュースでは東京は10cmほど積もったとか。

少し深そうなところにK-3を投げ入れてみるとこんな感じに「サクッ」と音を立てて落ちた。

 

川は雪解け水で水量や勢いが増していて思わず「穏やかじゃないですね」と呟いてしまう。

雲の隙間から差した光を少し荒れた川が眩しく照り返していた。

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帰りは近所のコンビニに寄り道してドーナツと100円コーヒーを購入。

まだ橋は凍結していたらしくツルンと滑ってカメラとソフトシェルジャケットに残り半分くらいの冷めたコーヒーをぶちまけるとは思いもしなかったが。

 

澄んだ夜空

雪を降らせた雲は何処かへ去り澄んだ夜空に浮かぶ星々はいつもの数倍明るく見える数もあきらかに多かった。

適当な三脚をかつぎK-3ⅡにDA☆16-50を付けてDA10-17をポケットに放り込み「ちょっくら行ってくる」と家を出たのが22時40分頃。

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K-3Ⅱ with DA☆16-50 19mm F:6.3 SS:39s  ISO:100 バルブ・アストロトレーサーモード

内蔵GPSに連動させた特殊機能、アストロトレーサーがきっちり星を点として追尾してくれる事に感動!

 

この後K-3Ⅱのインターバル撮影で100枚撮るつもりが設定間違えたらしく1000枚撮り続けることに・・・

持参したスニッカーズをかじりながら

「うわーやべー風がすごいことになってきーたー」

とか

「三脚がずれないか心配だぁ〜」

とかいい加減なことを思いつつも始めてしまうとどうにもならないので撮影待ちのあいだ公園をグルグルとランニング。

運動部に所属していた中学校の時に比べ体力は思ったほど衰えてなかったけど10週も走るうち火照った自分からはいよいよ湯気も出てきて・・・

 

星回し

星回しの技法はデジタルで主流なインターバル撮影した写真をPC内で繋ぐコンポジット合成

(K-3系シリーズではインターバル合成という手法もある)

合成した写真の露光、コントラストをいじくり星を引き立たせ、この記事を参考にSatrStaXというフリーソフトウェアを使いました。

Macで比較明合成(コンポジット)をするならStarStaXが超オススメ!

StarStaX_IMGP3171-IMGP3670_lighten

偶然の産物だけど飛行機の航空灯や車のバックライトが写ってちょっといい感じ♪

 

しかし回ったといえば回ってますが強風にあおられ三脚が3回ほどズレたようです。

(小さなブレ、ズレを含めればもっとあります)

主に地上の描写不安定がひどい・・・

三脚、雲台セットで12000円ほどの機動力重視なウルトラロックなので当然といえば当然ながら「星撮るならもっと良い三脚が必要だな」と思い知らされた。

同時に光害ガンガンな東京がお隣でも好条件なら長時間露光すればここまで写るんだなということも分かった。

 

凍った池

インターバル待ちのあいだ目に留まった凍った池。

もともと水は張っていたがそこまで深いという訳でもなく写真奥側に至っては草むらだった。

「そんな寒いんだ〜」程度の認識だったのは頭から湯気を立たせた自分なわけだけど風もやや静かになったのでK-3ⅡのRRS(リアル・レゾリューション・システム)で撮ってみた。

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25秒の4枚マルチショットなので露光時間は100秒となり、それプラス合成処理の時間が加わった真っ暗なライブビュー画面は機能停止したかのような状態に。

シャッターが上がりその沈黙をやぶると画面に出て来たのがこの写真で氷の質感を引き出しクールな雰囲気にまとめる事ができて満足。

 

同時に雪の日こんな非日常的な風景を徒歩5分のご近所で撮れるとは想像にもなかったというのが正直なところ。

 

撮影後記

雪自体が珍しいこともありそっちに目がいってしまうけど寒波の後の澄んだ空は大発見。

それにしてもあんな寒かったのにフル充電してないバッテリー2つでよく1000枚も撮りきったなぁ。

先に持参したティッシュとおやつが切れたよ(笑)

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K-3Ⅱ with DA10-17 10mm F:5.0 SS:30s  ISO:100 バルブ・アストロトレーサーモード

 

インターバルの事もあるけど好きな事には夢中になってしまい時間を忘れて撮影にのめり込み帰って来たのは日付かわって夜中の3時すぎ。

次の朝「全然ちょっくらじゃねーじゃん」と言われたのは言うまでもなく。

コメント

  1. リラックマ より:

    ヤマヒロさん、
    寒い中、夜の撮影 お疲れ様でございます!
    寒いと手もかじかんでしまうのでは??
    でも、やはり写真撮影を生き甲斐にしてる
    だけありまして、その様子を全く感じません
    僕の住んでいる町は雪は降りませんでしたが
    みぞれが雪が降った〜??な状態でした…。

    今、朝早くに父と一緒にウォーキングを、
    していまして夜空を眺めると冬の星座が
    チラホラ見えます!!
    星座と共に何やら惑星が見えるのですが、
    恐らく大きさから察して金星だと思います!
    星座の下にやたらに眩しくあるんですよ…。

    ある時、僕しか見ていないのですけれど
    遠くの星空の下に流れ星らしきモノ見ました
    ヒューんと消えてしまったので多分、流れ星
    星と言えば昔は牡牛座の、
    プレアデス星団もちゃんと6個見れましたよ

  2. アバター画像 ヤマヒロ より:

    >リラックマさん
    いつもコメントありがとうございます♪
    去年雪は積もるほど降らなかったので楽しみではありました!

    ゆくゆくは冬の星座をきっちり狙ってみるのも楽しいかもしれないですね。

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