メインカメラのGRⅢを落として壊したヤマヒロです。
皆さんはお値段10万円以上するカメラを落として壊した経験がおありだろうか。
何を言っているのかわからないと思うが、やらかした自分も何を言っているのか分からない。
完全に自分の不注意でしたが、あろうことかであるカメラGRⅢをツーリング中に落下し精密部品であるレンズシールドを破損。
さらに沈胴式のレンズユニットが“レンズ異常”の表示を伴う不具合が出始めるようになってしまったのですっ!
メインカメラのリコーGRIII
当時リリースされてすぐであった5年ほど前からプレミアムコンパクトカメラであるリコーGRⅢ(3)を使っていました。
多くのユーザーが熱望していたGRシリーズのフルモデルチェンジということもあってか発売早々全滅ハッピーエンド。
自分にとってはバイクに乗り始めて1年目あたりで事前予約をしていたということもあり、発売日に特典のブルーリングと一緒に新品購入できました。
ポケットに収まるコンパクトさと、スマホでは解像度やレタッチ耐性が一味も二味も違う手のひら一眼レフにたがわぬ表現力や描写力がお気に入り。
バイクの整備やカスタムを始めとしたこのブログ用の写真撮影はもちろん、
特に観光というよりは走るのメインなツーリングではバイク用ジャケットの右ポケットが定位置で必ず持ち出すカメラとして活躍していました。
ツーリング中にGRⅢを落としたッ!!
ことの発端は長野ビーナスライン〜白川郷ツーリングにて。
ツーリングのメインカメラであるGRⅢをバイクのシートに置いた際に滑り落としてしまいました。。
しゃがんだ状態でジャケットやジーンズのポケットから落とすことは何度かあったものの、今回不幸にもバイクMT-10SPのシートからの落下。
あいにく地上からのシート高835mmとそれなり以上の高さからの落下とういこともあり、レンズシールドはガッツリ破損しており片側が閉まらなくなってしまいました。。
また、電源ボタンを押すと瞬時に撮影可能状態になるのが最強のスナップシューターとも名高いGRⅢの特徴のひとつ。
なのだけど、電源を入れた際やマクロモード切替などレンズユニットの伸縮時に“レンズ異常”の表示で強制終了する頻度も増加。
おまけに沈胴式レンズゆえセンサーにゴミが付着するトラブルはもはや初代GRからの伝統視されているみたいで御多分にもれずGRⅢでも発生するみたいでした。
ツーリング時はGRⅢはバイクジャケットの右ポケットに常備するほどで路肩で停めて、ポケットから引き抜き、パチッと撮って、すぐ出発。
という撮影スタイルがバイクツーリングとの相性最高過ぎて、その良さが他に比類するものがいない唯一無二の存在。
さらにこのブログの物取りや作業写真撮影もほぼ片手で扱えて、手のひら一眼レフ並みの表現力を誇ることから、もはや仕事道具のような一台となっていたGRⅢ。
今思えば落下後に一応の撮影自体はできたので、騙し騙し使ってたけどリコーペンタックスに点検・修理に出すのは時間の問題だったように思うです。
その時ちゃんとカメラを使って、感じたように撮る。
もっと自分でこの世界を感じれなきゃカメラで写真なんて撮れないよ。
ペンタックスクラブハウスでGRⅢの交換修理ッ!!
そんなこんなでバイクデビュー以来ずっと使ってきたGRⅢの修理のため、新宿から四谷で移転したリコーイメージングスクエアあらため、ペンタックスクラブハウスへ。
ペンタックスクラブハウスでのGRⅢは修理受付のみでパッと見てもらった限り、落としたGRⅢはレンズシールドが確実に破損していて、同じくレンズ異常の原因もほぼ確定。
さらに内部イメージセンサーに撮影に影響がでるようなゴミも入っていることもあり、落下による症状は結構重症でした。
その場で出してもらった見積もりでも年々の物価高で精密部品の塊であるレンズシールド交換だけでも2万ちょい。
さらにレンズシールドと嚙み合う本体側のツメの部分が破損していた場合、最悪レンズユニット一式交換となり5万円を越えるかもとのこと。
また若干の背面ダイヤルの不具合や一部ネジの脱落(気づいてなかった)などなど、あまり気にしていなかった部分もプロ目線では見落とさず無料の点検対象として見つけて頂いてしまったり。
ひとまずこの日はGRⅢは預けの修理として。
“なぜか”ショッパー袋をひっさげて、ペンタックスクラブハウスを後するのでした。
GRⅢのレンズユニット交換と実際の修理料金ッ!!
ペンタックスクラブハウスでのGRⅢ修理料金は見積りでは症状次第。
レンズシールド交換で済むなら約2万、レンズユニット一式交換ともなれば最大5万円強と振れ幅も大きめ。
預けて数日後カメラの修理を請け負っている修理工場ことフクイカメラさんから電話連絡があり、破損しているのはレンズシールドだけでなく本体側もとのことで悪い方の予感が的中。
結果的にレンズシールド側のみでなくGRⅢのレンズユニット一式交換による修理対応となるのでした。
ちなみに電話時をもらった時点で金額は出ており、ありがたいことに見積もりよりも安め。
結果的に実際の修理費はトータル40268円(修理料金+引き取り時の代引き手数料)で済みました。
※料金変動時は勝手に進められることは無いので安心してね。
ペンタックスファミリークラブ会員なら修理費が割引ッ!!
GRⅢの修理費を4万円ちょいに抑え込むことが出来た一つの要因としてペンタックスファミリークラブ会員。
リコーペンタックス公式ストアでカメラを買うときはもちろん、
修理引き渡し時に会員カードを提示すると、カメラやレンズの修理20%OFFかかるので今年も延長しててホントに良かったです!
カメラやレンズの高額修理時に年会費3850円(2024年1月現在)があると無いとじゃ大違いなので修理に出すときは入会を検討してみてね。
せっかくなので、ブログ用の撮影時にGRⅢと合わせて活躍していたチルト式液晶が不調なPENTAX KPも直してもらう予定。(こちらは見積もりで2万円ほど)
修理時のポイントと注意点ッ!!
今回実際にペンタックスクラブハウスからGRⅢの修理を依頼して分かったことあれこれ。
注意点ってほどでもないかもだけど、GR系のみならず、Kマウントシリーズなどカメラ全般に当てはまるそうなので、修理時の参考になると幸いですっ。
- 本体に記録してあるデータは消える(写真・設定)
- クラブハウスでGR系は簡単な点検のみ(分解等は無し)
- ファームウェアは最新版を入れてもらえる
- 修理箇所の自然故障に6ヶ月の保証あり
- 修理箇所以外も工場で分解、点検を行う
- 交換後の不要部品はメーカー側で処分される
- 分解・点検の結果により修理費の変動あり
- 支払いは受取時代引きで(現金orカード)
個人的には修理後にカメラの設定が飛んでたのが気になったくらいでした~。
GRⅢの設定割り当て
設定としては28mm→35mm→50mmと焦点距離の切替を気軽に切替できるようISOのFnボタンにクロップ(Crop)機能を割り当て。
代わりにADJモードの2つ目をオート固定で使うオートフォーカス設定に代わってISO設定に切り替え。(夜景撮影とかで便利)
それから露出補正は都度リセットするようにモードメモリをあたりをちょこっといじっていたのでそこらは受け取り後に再設定しました。
まとめッ!!
年末にペンタックスクラブハウスで修理に出してたGRⅢが年が明けて2週間ほどで帰ってきました!
最悪5万円コースだったところ、レンズユニットまで変えて4万円ほどで済んで一安心。。
レンズユニット交換はもちろん、ダイヤル等も新品入れ換えと各部かなりガッツリ整備して頂いた模様。
おかげで“カチッ”とした操作感や特にレンズなどの動作も全体的にキビキビ動くようになり使用感の復調ぶりにはビックリ…!
まだまだ使うカメラのためとして、4万円の価値は普通にある点検修理になりましたー!
自己満足や人へ贈るための趣味写真としてはもちろん、勝負写真を撮れるだけの手のひら一眼レフ。
ヤマハ発動機(公式)から直々にモーターサイクルショーで写真使用のオファーを頂いたことは写真もバイクも好きな自分として何よりの誇りです。
購入からペンタのカメラと合わせて5年近く使い込んだGRⅢはバイクライフを通じて掛け替えのない一台として、自分の写真にはこれが要るヤマヒロでした!
おまけ:PENTAX K-3MarkⅢを買ったったッ!!
もともとペンタックスクラブハウスへはGRⅢの修理お見積りを貰って、
帰ってくるつもりでしたー。
ハッピーニューイヤーにはひと足速いのでHappy My New Gear!
念願のPENTAX K-3MarkⅢ
with HD DA20-40mm F2.8-4ED
Limitedデビューです!!#PENTAX pic.twitter.com/1NrvLdZLet— ヤマヒロ (@yamahirok3) December 26, 2023
それで、クラブハウスに行くと出会いがあるだろ、
しかも、修理費が思ったより安いと安心するだろ、
それに、迷う理由が値段なら買え。っていうだろ、
だから、買ってしまうのもあたりまえだ。
GRⅢと入れ違いで最初の一眼レフだったK-3、3IIと使っていた自分の手元にPENTAX K-3MarkⅢがやってきましたー!