皆さんはバイクのマシントラブルの経験はありますか?
すっかりトラブルメーカートラブルメーカーキャラになってしまった、MT-09ストリートラリーを2023年に初めての”現状渡し”なヤフオクにて中古にて購入したヤマヒロです。
車検切れでナンバーも未登録と言うこともあり、いろいろな人やお店の手を借りて自分自身お勉強させてもらいながら走り乗り出せた1台でした。
しかしながら半年もするとバッテリー上がりやらエラーコード12でエンジン始動不能になったり、アイドリング状態からのエンスト現象だったり。
長らく倉庫で寝ていたとのことだったけど、自分の持ってる車両の中でもとにかくいろいろありました。
YSP杉並南でMT-09の点検と修理
エンスト現象と原因
まずは前々から気になってた停車時のみ発生してたMT-09のエンスト現象のやつ。
これのせいで安心して乗れないということもあって、今後乗り続けられるかの分水嶺のような症状と発生状況を箇条書きするとこんな感じ。
- 発生が停車時のみ(走ってるときは大丈夫)
- アクセル開けてないのにアイドリングが高くなってエンスト
- クラッチレバー握ってるときに発生
- 徐々にリアサスが浮いて前かがみなる感じも
- 起きる日もあれば全く起きない日も
マシン自体が製造から10年が経過する2014年式の初期型MT-09なのでエンジンバラして、アイドリングコントローラーのオーバーホールといったガッツリ点検か最悪修理が必要。
かと思いきや、ただ単にクラッチワイヤーの遊びが大きく取られ過ぎてるだけという整備のプロならその場で事象再現できちゃうレベルの症状でした。
聞いてみるとクラッチレバーの遊びが大き過ぎると、目一杯引いた時にECUがエンストを誤認。
するとオートで回転数を上げる補正をかけるため、その過程で勝手にアイドリングが上がったり、補正が終わるタイミングでエンストみたいな状態になっていたそう。
つまるところ、想像以上に軽傷でただの整備不足であり自分の勉強不足でもありました。
あまりいじったつもりはなかったのだけど、純正レバーから社外品の調整できるタイプ変えたときに触ったのでやらかしてたとしたら多分その時。
納車整備から1年目でしたが、お店で視てもらえて良かった部分でした!
ETCインジケータランプは断線
当日お店に向かう途中。というか高速道路乗る直前で気づいたETCインジケータのランプ。
出発時点でカードを入れて点灯確認はしていたのですが。。
ランプ消えた!
ETCさんが息してないのなんで!! pic.twitter.com/BhjeoolhPx— ヤマヒロ (@yamahirok3) February 29, 2024
どういう訳かランプは消えてたのにゲートは普通に開いたのでそのままYSPさんで合わせて点検依頼。
こっちも劣化による接触不良かと思いきや、後日お店からDMで共有してもらった写真ではハンドルストッパーに挟まれて断線していました。
そのなこんなで交換修理となったのだけど、バイクのETCは補修部品の扱いが特殊。
というのも、注文できるのがバイク屋さんのみで損傷品をメーカー(ミツバサンコーワ)に送って確認後に交換部品の発送となるためちょっと時間がかかるみたいでした。
不幸中の幸い、YSP杉並南への移動中は断線直前だったようでETCアンテナとしての機能は生きていた模様。
今まで首の皮一枚繋がっていたインジケーターランプはお店到着時には死んでおり、このままでは精神衛生上よろしくないので交換修理をお願いするのでした。(部品代で約7000円)
さらにメカさん曰くETCは配線取り回しがこの先危なくなるのが目に見える状態だったようで”ついで”に電源配線や設置場所の変更といったお気遣いまでして頂きました…!圧倒的感謝!
初期型MT-09のリアサスカスタム
MT-09用 KYBサスペンション リア
ヤフオクで見つけたステー欠品ながらKYB(カヤバ)のMT-09用リアサスペンションに興味本位で入札。
するとステー無しということもあってか、自分が居れた後は競りらしい競りも起きずに落札してしまいました。
大型バイク用の社外品サスペンションというだけあって、普通に買うと結構なお値段。
比較的手ごろな価格で入手できた代償として欠品してたサブタンク用ステーは2世代目以降のMT-09SP(オーリンズ装備)の転用で行けると良いな~くらいな軽い気持ちでいました。
が、よくよく調べてみるとMT-09のリアサス交換にあたっては、MT-09(~2015)のアクセサリーページにも載っていたパーツながらも取り付け難易度はかなり高めでした。
特にリアサスにアクセスするにはガソリンタンクを外す作業が必須。
なのでカスタム初心者の自分としては超が付くほどの心折親切設計で道具や技術が無ければ度胸も無いので無理しても無理。
しかしながらMT-10SPのラジアルマスターカスタムの際に自作のステーでぱっと見純正のような仕上がりで取り付けてもらったことから「YSP杉並南なら大丈夫。」
という勝手ながら圧倒的安心材料もあり、入札に踏み切っていたことから今回の点検・修理と合わせてカスタムもお願いしました。
リアサス換装
モータードとの異種勾配機としての初期型MT-09のノーマルサスは良くも悪くもぴょんぴょんと動きが激しめ。
個人的にアップダウンが激しい西伊豆エリアをゆったりツーリングとして走った時にどうしても気になった部分でした。
換装したKYBのリアサスはプリロードが標準値でもしなやかに低速で良く動き、高速やワインディングではゴツゴツとしっかり踏ん張ってくれるようになった印象。
お店からの帰るとき跨っただけで簡単に沈みこまず、まるで走り出すとまるで別のバイクのようで特にスピードレンジが上がった時の安心感がだいぶ改善されました!
個人的に体重が軽い(過ぎる)から標準値よりソフト寄りの方が全体的に好み。
わざわざ専用工具を突っ込まず、プリロードダイヤルで”カチカチ”っとリアサスの特性を変えて走れるのも新鮮な体験で面白い部分。
追加装甲だらけですでに主張の激しいストリートラリー仕様でありながらカスタムパーツとしての存在感はバッチリ!
特に奥にチラリと覗かせるKYBカラーなオレンジのバネが個人的にお気に入りポイントです!
取り付けにあたってはMT-09SPのステーを加工する形ではあったものの、ストリートラリーのサイドカウルはノーマルよりかなり大きめ。
そのため走行中にサブタンクが干渉しないようステーを加工してもらって、ギリギリのクリアランスで詰めて頂いたところは脱帽モノでした!
まとめ
今回はMT-09ストリートラリーの点検修理とリアサスカスタムのお話でした!
エンスト症状といい、雑な配線etc…
現状販売というと、前オーナーやショップ次第ではロクな目に合わないということを思い知らされるいい機会になりました。
同時に安心して任せられるお店の偉大さを身に染みて感じた次第でエンスト現象の点検やETCインジケータの修理が終わってひと安心。
またリアサスカスタムとしてステー欠品の投売り品を「他のお店だったら諦めてたかなぁ?」とか考えてしまう程度にYSP杉並南の高過ぎる技術力でストラリ仕様に合わせて頂くことができました!
楽しむ以前に一番大事な”安心して乗れること”最優先だもんな!
上下に、激しく、、跳ねる…!?
↑山の中で前は走ってて”ぴょんぴょん”というか”ずっこんばっこん”跳ねてると言われたとき。(ヤマヒロ以外みんな超高性能全領域三輪車)
そんなこんなで「俺たちのバイクライフはこれからだっ!」
ということで安心して乗れるようになったMT-09ストリートラリーでもっとツーリングも楽しみたいヤマヒロでした!