どういうことか。
1月の中頃でもまだやってたヤフオクバイク王の初売りで突然出てきたMT-09(ストリートラリー仕様)を買ってしまったヤマヒロです。
初めてヤフオクでのバイク購入するとしたら…?
しょーじきあまり良い印象のない個人売買なので後のことに不安は尽きず。
それでも出てきた気になっている車両に悶々とする中、絶滅危惧種のような車両ゆえかウォッチリストも1週間毎に掛け算式のペースで増加。
いよいよ持って3回目の再出品でその数75を超えた頃。
「きっと、誰か入札する」
「きっと、誰か入札するよねっ」
「きっと、誰か入札してくれるッ…!」
「いや、この戦線を切り崩すのは俺達だッ!!」
くらいのトチ狂った気持ちのままスマホで“ポチッ”と入札。
そのまま夜勤に臨んだところ現場は月イチくらいの大惨事。
一方のヤフオクは戦闘らしい戦闘も起こらないまま、無事落札完了。
家に兄貴分のMT-10ほか2機がいると言うのに、疲れ切ったその日は帰りの電車で目がテンになっていました。
↑たぶん。こんな顔してたと思う。
それから売買の手続きを経て、2週間ほど。
バイク輸送のニシリクに持ってきてもらったMT-09 ストリートラリーを受領しました!
今回はヤフオクで買ったMT-09をバイク輸送の会社から受領したことについてのお話だよ。
前回のお話
ヤフオク個人売買で買ったバイク輸送
今回運良く購入させて頂いたのはMT-09のストリートラリー仕様
バイク王(関連会社?)から初のヤフオクでの購入で状態としては車検切れ、ナンバー無し、保険も無しの車両。
要はエンジンは掛かるけど、未登録のため公道を走れない車両なので何らかの手段でバイクを輸送してもらう必要がありました。
相手が大手の業者ということもあって、ヤフオクでの手続きはスムーズ。
お見積書通りの車両購入費と別で輸送費も併せてお支払いしてバイク輸送の会社は出品者側で手配してもらうのでした。
バイク輸送のニシリクより車両を受領!
そんなこんなでMT-09を自宅近くまで届けて下さったのがニシリクというバイク輸送の会社。
MT-09が保管されていたというバイク王の倉庫(ニシリクさん倉庫業務もやってるっぽい)がある静岡県の磐田(デポ)から神奈川のヤマヒロ宅(ドア)まで、いわゆるデポ(拠点) to ドア(任意の場所)で約2万円ほど。
割と真面目に大型バイクを西側から自分個人宛てなので5万はゆうに吹き飛ぶのを覚悟してたけど、思ったより安く済みました…!
まさかの路上受領
最初の連絡は1週間前あたり。
ソロツーリングで行った氷漬けの山中湖で不在電話が1件。
それをよそにカメラを振り回し、ガクガクブルブル震えながら帰ってきた道の駅同志でコーヒー休憩していた時のこと。
同志でお手洗い休憩してたら電話が。
弟分の09が金曜日来るぞー!! pic.twitter.com/Tu4xgp7HGn— ヤマヒロ (@yamahirok3) January 30, 2023
いくつかの希望日を伝えた上で何度か連絡を取り合い、いよいよ当日。
朝からスマホ握りしめながら待っていたらお昼過ぎにいよいよ受電!そしてっ…!!
うちの4tトラック住宅地入っていけないので近くの県道に停めてます。
ちかくにドラッグストアがあるとこです。
(・・・路上受領だとぅ。)
・・・ということで、ニシリクの4tトラックがヤマヒロ宅のある住宅地に入ってこれないため、近くの県道で路上受領することになりました。
「徒歩10分ほど」と聞いていたけど沸き立つ気持ちは収まらず、ものの5分足らずで走り込んだところ前の前でMT-09ストリートラリーがトラックからリフトダウン。
気温8度にも満たない冷ややかな風が吹き抜ける冬の曇り空の下、震える手でサインをしたのはきっと寒さのせいだけじゃないはず。
家までは押し歩き
書類へのサインと簡単な車両の状態の説明を受けてMT-09を受領は完了。
バイク輸送してもらっただけあって、購入した車両は車検はとっくに切れ、ナンバー未登録、おまけに保険も未加入で自走できるけど公道走行は不可。
そんなこんなで、家まではエンジンを切ったまま歩行者としてMT-09を押し歩きでお持ち帰りするのでした。
散歩に出ている歩行者に混ざってひとり閑静な住宅街の中、んしょんしょとバイクを押していくその様子は出川さんの”充電させてもらえませんか”よろしく。
それが風を切って飛ぶように走れそうな今風オートバイともなれば果てしなくシュールです。(しかも大型)
ところが緊張の押し初めは拍子抜けするほどで初期型のMT-09は軽く、所有したマシンでも取り回しはたぶん一番ラク。
ガソリンタンクが1メモリの状態のMT-09は「ホントに大型かお前」ってくらいの車重で押して小走りも楽々できるほどだったのが不幸中の幸いでした。
何度かの信号待ちでイカツイ外装を纏ったMT-09をまじまじ見つめる原付のナンシーおじさんに出くわしたり物言わぬワンちゃんのお散歩するマダム、親切な学生さんにマシントラブルや燃料切れを心配されてしまったのはここだけのお話。
これから
まだ公道を走れない車両なので今の所できるのは洗ったり、磨いたり、軽めのカスタムするくらい。
車検、ナンバー、各種保険は未登録なのお金がかかるのも大変なのもきっとこれから。
各種手続きはもちろんだけど、どれぐらい倉庫に放置されてたか分からないし、初期型MT-09はもうちょいで製造から10年目のマシン。
なので走り出す前にできればプロ目線で見てもらう納車点検的なのまでやっておきたいと言うのが正直なところ。
MT-09ストリートラリー公道デビューまでの旅はまだまだ続くっすよ!
バイク輸送のニシリクさん
今回お世話になったニシリクは大阪に本社を構えるバイク運送会社。
バイク専用のトラックでデポ(各拠点) to デポはもちろん。
ちょっと高くつくけどドア(任意の場所) to ドアも対応可能。
気になる価格は距離とデポorドア、それから排気量によって決まるっすよ。
相手(ヤフオクのバイク王)がニシリクさんに引き渡してから受け取りまではシフト勤務が立て込んだ自分の都合で少し伸びて2週間ほど。
引き取り日前にこっちの意図をヒアリングしてくれた上で日程調整の提案、朝方に都合がついた際は向こうから連絡をしてくれたりと好印象。
なので、もし面倒見てくれるバイク屋さんが見つかったらまたお世話になるかも。