日本の高級ヘルメットメーカーショウエイ(SHOEI)のGT-Air2と専用インインカムで約9万円
まるで神様でも拝むかのように“高い”と思っている時期が自分にもありました。
だから、決断には少し時間が必要だったけど、バイクデビューから約2年半にして装備面もひとつの到達点としてショウエイのGT-Air2を購入しました!!
納ヘルおめでとうございますー!
それっ!!
リオン
ヒロ兄ー!!!
ーー「元気100倍?」という方へーー
今回はソロツーリングの時は愛と勇気だけが友達な自分がショウエイのGT-Air2 (ジーティーエアーツー)購入の決断と初めて利用したフィッティングサービスについて綴る記事です。
冒頭を見て「ヤマヒロさんが・・そんな…」と哀悼の意を示してしまった方は大変お手数ですが戻るボタン、あるいは閉じるボタンをよりブラウザーバックをお願い致します。
ご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありませんでした。
なおヘルメット被ってバイクで楽しく走ってる時の前向く気持ちは加速度的に元気100倍。つまりは超元気です!
今回紹介するアイテム
購入のトリガー
購入に至るトリガーは全部で3つ。
いずれも前回のエントリーでMT-09TRACER(トレーサー)と全工程1000キロほどの琵琶湖ツーリング時のこと。
風がぁぁ・・・
1つ目が大型のMT-09TRACERで長距離走るようになって顕著になった風。
のんびり走行車線を60-90km/hくらいで走るする青トリさん(トリシティ155)と比較して、09TRACERでは燃費とペースのバランスが良い80-110km/h(瞬間燃費換算25~28km/L前後)の高速巡航が多め。
ゆえに同じ装備でも先の健康診断でいよいよもって体重50kgを切った軟弱者な自分がその身一つに受け続ける風圧の負荷は相当なもので、後日全身バキバキだなんて良くある話。
結局のところいくらパワーに余裕がある大型バイクでハーフカウルやウィンドスクリーンのような快適装備を備えたスポーツツアラータイプでも「結局は乗り手次第なんだな。。」と。
走行距離の大部分を締め、行きも帰りも黙々と走り続ける高速道路ではいわゆる“コスパ最強系”装備で固めた自分の装備不足を感じざるを得ませんでした…
目がぁぁ・・・
2つ目が琵琶湖を目指す際に気になった逆光耐性の必要性とサンバイザーの有用性
当時ロングツーリングで愛用していたのが軽量小型かつ、いろんな要素で疲れにくいOGKのエアロブレード5
何だかんだと言われたらトリシティでバイクデビューした2年前から、逆光に向かって走るというシーンには度々遭遇。
前回の琵琶湖を目指す際も山沿いの高速道路でカーブ前後で急減速する自動車に追いつきそうになるというケースがしばしば。
また冬場の帰りに夕陽に同化した赤信号を見落とし、停止線超えのフルブレーキしてしまったヒヤリ経験も。。
いずれもサンバイザーを備えていないとか、強烈な逆光だったとか。悪条件が重なったとか。
装備や季節・環境が要因にせよ、万が一でも後ろから突っ込んだら完全にこちらの過失。
つまり「目がぁぁぁぁ…目がぁぁぁぁ…!!」とかバイク乗りが先に叫んだら負け。
耳がぁぁ・・・
もう一つがトリシティ155の速度域だとそこまで気にならなかった風切音
行きも帰りも暴風を受けながら延々と高速で走っていると、寝ても覚めても残響みたいに頭と耳に風の音が残るような。そんなレベルでした。。
フルフェイスでも100km/h超で前に進むヘルメットの中は『あっ…』という間もなくノイズストーム状態。
ヘルメットやインカムの性能に依存するところもあるけど、暴風の中時速110km/hに到達する頃にはナビ音声や音楽もすべて耳鳴りに変わるほど。
さらに外付けインカムの装着によってエアロブレード5を始め、せっかくのフルフェイス特有の静音性や空力性が損なわれてしまう感じがなきにしもあらず。。
ゆえにショウエイのプレミアムツーリングヘルメットの「GT-Air2+SENAのビルドインインカムは死ぬまでに一度は試してみたいな」と。
優等生マシンMT-09TRACERと軟弱者ボディのシナジーブレイク効果で高速ツーリングを重ねるほどに強く思うようになりました。
うわぁぁ・・・
トリシティ/トレーサーに今風バイクにマッチしたデザインも気に入りGT-Air2を買おう。
と思いつつ、最大のネックはバイク初心者はみんなビックリのお圧倒的値段。
さらに納得の購入するにあたって専用インカムSRL2を合わせると今までのヘルメットの3、4倍という価格が弾き出され軽〜くカルチャーショックを受けておりました(汗)
↑ショウエイヘルメット+専用インカムでこの4つ全部買えるっす。
そんなこんなで購入への踏み切りがつかない自分に悶々としていたとある17時間拘束の夜勤明け。
白線超えて横断歩道スレスレまで一気にすり抜けてきたPCXに惹かれそうになりました。。
すり抜けしたって到着は大差ないだろうし、実技受けてルール守れないならそのカッコいいバイクから降りてくれ。。
— ヤマヒロ (@yamahirok3) September 29, 2020
シグナルグリーンと同時に横断歩道へ歩き出した大通りの片隅にてあわやの事故です。
整備不良のような甲高いブレーキ音から逃れるような条件反射。
予備動作なしで瞬間的に爆発的な推力を発揮したサイドステップを決めてしまい、周りからは「うわぁぁ…」という目で見られたのは穴があったら入りたい話。
事故にこそならなかったけど、同時に“衣食足りて礼節を知る”と信じてやまない自分としては相手が”ショウエイの立派なレプリカヘルメットの被っている”という事実にあんぐり。
そして、なんか、、自分もプレミアムなツーリングヘルメットを買っちゃっても良い気がしてきてしまったのです…!(大馬鹿野郎)
「愛も超越すれば憎しみになる」って誰かが言っておりましたが、割とどこにでも居そうな反面教師に惹かれ轢かれそうになったことをトリガーに自分の気持ちに火がついた。
最強のツーリングヘルメット購入へ
色々遠回りしつつ、結局用途としては高速・ロングツーリングに特化させたもので求めるは最強のツーリングヘルメット
09TRACERでのツーリングも増え必要性と同時に頭のネジが緩く、自分の好きには妥協しない性分なので「買う!」と決めればもう予算そっちのけ。
一方でGT-Air2の豊富なカラーやカッコいいグラフィックも多く普段以上に頭を悩ませ、ツイッターで自分のイメージカラーについてアンケートでみんなとトークしてみたりと気持ちブレまくりでした。(結果はシルバーだったのは意外でした〜)
とはいえ、毎週末走りに出れるほど御大層な訳でもなく。
高速・ロングツーリングに特化とはいえ、09TRACERはもちろん青トリさんでも使うことは普通に想定。
そんなこんなでいつも通り、お店で現物を見てネットで買う。
という邪智暴虐なことはせず、自身の好みと安定の白に青のラインマーキングを施す前提でソリッドカラーのルミナスホワイトをセレクト!
ナップスでフィッティング!
初ショウエイヘルメットでヤマヒロ初めてのフィッティング体験。
頭のサイズを計測してしてもらうため、購入はショウエイテクニカルショップ中でも今では最寄りのナップス座間店へ。
待ちに待ったセール期間でGT-Air2は4000円ほど安く、自分の目の前でアンスラサイトは売り切れ。
さらにポイント5倍デーも重なり大盛況なこの日のフィッティングサービスは夢の国の人気アトラクションの如く約1〜2時間待ちでした(苦笑)
測ってもらうと自分にジャストなのがMサイズというのはショウエイも一緒。
ただ、自分はいわゆるタマゴ型というよりは、米粒のような縦に長い輪郭なので今までのはだいぶ深く被っていたそうな。。
※目安は「眉毛の上に指一本、約2cmくらい」とのこと。
店頭展示の同サイズ(M)で計測したり、用途や好みもヒアリングしていただき、高速ツーリング特化型としてちょっと固めに調整してもらいました!
この時、測定で使用したダークグレーとホワイトのツートーングラフィックモデル”インシグニア”も「いいな」とかひっそり思ってしまったのでござる。(+7000円くらい)
わたしに買ってくれるのかと思っちゃった。
測定を終えてから購入したヘルメットのインナーライナーやチークパッドにスポンジを切り貼りして内装は完成です!
※フィッティングの待ち時間や他のお客のクレーム対応で担当者さんがバトンタッチしたり。。お店はだいぶバタバタしていたのでセール+他のキャンペーンの重複時は時間に注意した方が良さそうです。
★ナップスではフィッティングサービスが有料サービスになりました。
当たり前と言えば当たり前だけど、おかげで待ち時間がなくなったかも?
専用インカムSRL2を組み込んで完成!
追加料金にはなるけど、せっかくなので専用インカムのSRL2も合わせて組み込んでもらいました!
SENAのSRL2は専用設計のビルドインインカムなので組み込みも特殊
チークパッドやシェルの隙間を縫うように束ね、這わし、埋め込み配線している様子はまるで職人技!
さらにショウエイの上級モデルには標準装備されているピンロックシートも取り付けていただき、はなっからフル装備のGT-Air2の完成です!
初ショウエイということもあり、せっかくなので箱ごと頂くことにしました。
が、トリシティ155のフットボードには置けなかったのでタナックスのツーリングネットを買って括り付けてどうにかこうにかお持ち帰りできました(苦笑)
サイズは60Lで割とギリギリ。。安心を買うなら80L(60cm x60cm)が良かったかも?
初回での使用感
初使用は購入した次の日。
間に合わせのストロボのラインマーキングを施し、最初のテストライドはぶっつけ本番で長野県のビーナスラインへ泊りのツーリングに行ってきました!
フィッティングの効果はバッチリで展示試着用とはフィット感がまるで別物!!
左右の首振りはもちろん、高速合流の急加速や巡航時の後方確認でも頭が持って行かれるようなこともなし!
箱出し新品を調整してもらったことで今は多少の圧迫感があるけど、苦しいというほどではなく、頭を”支えている”とか”包まれてる”ような感じ。
道も天気も山あり谷ありで“真昼の太陽を視界に捉えながらワインディングを走る”というシーンも非常に多く、サイドレバーを軽い力で操作できる大型サンバイザーがやっぱり頼もしい限り。
シールドはクローズ→微開がちょっと固めだけど適度なクリック感ある段階式で”カチッ”と決まります。
初期装備に含まれるピンロックのおかげで、気温差の大きい高原や里山、指先がかじかむような場面でも終日曇り知らず。
後から買い増す3600円分が含まれていると思えばハイグレードヘルメットの価格としても納得できるんじゃないかな。
ビルドインされたインカムのSRL2も期待値以上で空力性能に悪影響を及ぼすこともなく、高音から低音まで優れた音質や動作安定性も1万円を切るインカムとは別次元!
静音性の高いヘルメットと高音質なインカムとのシナジー(相乗)効果で高速走行していても耳を通り抜け、脳幹揺さぶるクリアな音質…!
極端な話ヘルメットを丸ごとヘッドフォンにしちゃったようなイメージ。
また、ご一緒した方もGT-Air2装備で町も、峠も、高速道路も。
フリー走行しててもバッチリ繋がるインターコムで終日話しっぱなしだったものだから、口が達者ではない上、普段喋らない分、喋りすぎて疲れちゃうほど。
それくらい走行中の通話が捗ったのはGT-Air2+SRL2のおかげだと言うのは言わずものがな…!
ボタンが非常にコンパクトにまとめられているため、厚手の冬用グローブだとちょっと操作がしづらいのと、充電はヘルメットごと部屋に持ち込むことくらい。
不便らしい不便はそのくらいで、あとは慣れでカバーできそうなのとコンパクトにまとめたことへのトレードオフなので自分的には全然許容範囲なレベル。
そして、随所エッジの利いたシャープなデザインも高級感があって、すごく素敵です!カッコいい!
同じくシャープなMT-09TRACERや今風のスタイリッシュなトリシティ155どちらもにマッチしているように思います…!
ちなみに、GT-Air2でB+COM(ビーコム)を使いたいという場合は専用アタッチメントを使うとSRL2取り付け部を有効活用して取り付けできるよ。
フォトギャラリー
まとめ
GT-Air2とSRL2で約90000円(9万円)
まるで神様でも拝むかのようにフツーに高いと思っている時期が自分にもありました。
でも、ちょっと待って欲しい。
手にしたあなたが見いだすものだから!
価格に負けない快適性、安全性、機能性に身に纏い、お金には変えがたい体験を愉(楽)しんで、作っていただいた最強のヘルメット購入を「良かった!」していければそれ以上のことはないと思う…!
以上、GT-AIR2 + SRL2で自分もツーリング最強装備になったヤマヒロ(@yamahirok3)でしたー!
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