フルフェイスはデカくて重い。
そんな風に思っている時期が自分にもありました。
だけど、ツーリングは走り出したらあとはとにかく走りたい!
だから、小さくて軽くて、疲れにくいやつがいい!
特に長距離・高速ツーリング用に全力でオススメしたいのがOGKカブトの軽量フルフェイスヘルメット!
その名も、
エアロブレードファーイブ(5)
ですっ!!!
「必殺技みてぇな名前だな」という方へ
今回はOGKカブトの軽量フルフェイスヘルメット、エアロブレード5(AEROBLADE V)について紹介する記事です。
お求めのアイテムが“防具じゃない”という方は大変お手数ですが戻るボタン、あるいは閉じるボタンをよりブラウザーバックをお願い致します。
ご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありませんでした。m(__)m
今後はこのようなことがないよう、防具として伝わりやすいよう勤めて参ります。
今回は“高速ツーリング用途にフルフェイスを検討している方”やとにかく“疲れにくいツーリングヘルメットとしてエアロブレード5を検討している方”の参考になれれば幸いです!
エアロブレード5(AEROBLADE V)
初めてのオートバイとしてトリシティ155を購入した2018年の秋ごろ
スポーツジェットのヤマハYJ-17から買い増しした、初めてのフルフェイスヘルメットがOGKカブトのエアロブレード5でした。
購入当初はジェット好きだったということもあり、とりあえず“国産メーカーのフルフェイスを”くらいの認識。
そんな感じで偶然ピッタリのサイズをアマゾンアウトレットで見かけた開封済み、試着のみのAEROBLADE(エアロブレード)5をポチりました。
ヘルメットは現物をバイク用品店でモノを見たり実際に試着してみて値段的にネットで買うとかいう今時の若いモンあるある(殴
カラーチェックや試着させて頂いたナップスさんマジごめんなさい。。
3000円(税抜)のピンロックシート買ったので許してくださいm(_ _)m
そんなこんなで、2019年に大型バイクMT-09 TRACERを増車してからも高速走行時やロングツーリングにピッタリなヘルメットとして引き続き季節を選ばず愛用しています。
最高のヘルメットだとは思わんかね!?
フルフェイスは閉塞感があまり好きじゃないです。。。
お気に入りポイント
帽体がすごく軽い!
エアロブレード5はインナーバイザー内蔵の全部乗せスポーツジェットのYJ-17(アマゾン発送重量1.49 kg)とほぼ同程度。
実測していたWebikeの記事にはLが1.45kg(1450g)とあったのでMサイズはもうちょい軽めになるはず。
分かりやすい数字からも首への負担が少なめ。
おかげで休憩控えめに高速を長時間走り続けたり、丸一日走ったときの疲労感は利便性にフォーカスしたシステムタイプのYJ-19(約2.5kg)と段違い! 軽いは正義だよ、兄貴!
フルフェイスながらコンパクト!
エアロブレード5はフルフェイスタイプながら帽体がコンパクト
インカムを付けたままトリシティ155のメットイン(23.5L)にETC車載器やグローブ(夏・冬)、レッドバロンの書類と一緒に楽々収まってます。
さらにMT-09TRACERに付けているサイドケース(GIVI V37)にも外付けインカムをつけたまま収納OK!
サイドケースは形状的にフルフェイスは難しいケースが多いけど、雨具やスペアシールドなども余裕で収まります!
ちなみに自分のものはMサイズ。
エアロブレード5はXS〜XXLの6サイズ、シェルも4サイズで展開されているので収納に関してはSは入ったけどXLはダメだったとかあるかもなので注意してね。
センターロックが便利!
エアロブレード5はフルフェイスタイプでは珍しいセンターロック式
個人差あるかもだけど操作性と利便性に貢献していて、設計面でも静音性を確保しやすいという自分のお気に入りポイントです!
イメージしてみてください。
左側にシールドのピンが多い中、クラッチ(左手)を離したら即エンストする信号待ちでも右手だけでシールドを開閉できる。
例えば、信号待ちで目にかかってしまった前髪を払ったり、曇ってしまったシールドを片手で跳ね上げられる。
つまり、『目がぁぁぁぁ…目がぁぁぁぁ…!うわっ!』ってならずに済むのです…!
ゆえにスクーターはもちろん、一般道では頻繁なクラッチ操作を行うMTバイクに乗る人は恩恵を受けやすいっすよ。
エアロブレード5のセンターロックは最初の押し込みこそちょっと力が要るけど、頻繁な開閉や冬場の曇り止めに便利な微開ポジションもOK!
合わせてシールドは”ガチガチッ”とやや固めな段階式なので不意に下がったりすることはなし。
加えてシールド交換やメンテナンスも簡単で撥水・曇り止めなどシールドケミカルを愛用している人には嬉しいポイントじゃないかな。
慣れこそ要るけど慣れればすっごく便利。
流行りませんかねセンターロック?(切実)
風切音がかなり静か!
数ある手持ちのヘルメットの中ではピカイチな静音性を誇り、ベンチレーションを閉じればかなり静かに走れます!
もちろん風の状況や個人差はあるかもだけど、高速を普通に走る60-80km/hは個人的にストレスフリー!
ベイブリッジやアクアラインの海上など暴風吹き荒れるなかでも80-100km/hくらいまでは外付けインカムの音を拾える感じでした…!
もちろん風切音ゼロかって言うとそうでもなく、50-60km/hあたりから低く”ゴー”と聞こえ始め、90km/hからは加速度的に耳障りになるレベルなのでここは及第点。
また耳元で不快な”ピュー”いう風切音はエアロブレード5だと聞いた試しがないというのも合わせて書き記しておきます。
↑YX-6で使用している3000円くらいのソロインカム
高速走行時での空力性能
自分の所有するヘルメットの中でも頭ひとつふたつ抜きん出ている空力性能もお気に入りポイント。
エアロブレード5はエアロダイナミクスも配慮されたヘルメットでOGK特有の“ウェイクスタビライザー”という後頭部側の一段落ちした部分が気流をコントロールするとのことでその効果は覿面(てきめん)!
高速でも前からの風圧で頭が振られず、左右はもちろん、常識的な法定速度内なら”真後ろを向いても首ごと持っていかれるようなことが全くありませぬ!
乱流が少ないため頭を振っても疲れづらくハイペースなツーリングや高速道路でこそ活きる高い空力性能はまさしくエアロブレード
逆に今思えば町乗り向けスポーツジェットYJ-17からの買い増しだったため「よくもまぁ、あんな風圧に耐えていたんだなぁ。。」としみじみ。
「風圧に耐えるのは嫌いですか?」と言われれば寝起きじゃなくても間違いなくYES。一度知ってしまうと戻れない人間贅沢なものですな!
軽さや静音性、空力性能などなど、現時点で所有する中でもエアロブレード5は“疲れにくさ”がピカイチで長距離・高速・ツーリングシーンには最も適したヘルメットです!(断言)
その最たるがトリシティ155で時間に追われ走りっぱなしだった片道400km、累計1000km超という自分史上最大のツーリングとなったLMWビワイチの時にエアロブレード5の“疲れにくさ”を最大限感じることができました…!
正直、3万前後で買えるエアロブレード5がここまでハイレベルだと他社も含めてさらに高級ツーリングヘルメットはどうなんだろうか?
2年使って気になるところ
さすがに使用2年目となると気になるところもハッキリしてくるもので自分的には気になるのはこの3箇所。
良いトコ並べた後に「あゝ無情」だけど、あくまでの自分の主観でシーンや個人差もあるのでご安心を。つまりユーザーが先に叫んだら負け。
バックルの金具が痛い
1つめが割りかしネットでもよく見かけるあご紐やバックルでエアロブレード5は横に長いダブルアクションラチェット式。
これが襟(えり)が高く、生地が固めのウェアだと走行中にノーガードの金具部分が喉仏に当たり、セルフ首絞め状態になっちゃいます。。
新しいウェアを買った時や慣れないうちは”痛い”になってしまうこともありましたが、あご紐を長めとったりロックを気持ち緩めにすることでだいぶ改善。
おまけに、ウェアによっては大丈夫だったり、楽しく走ってるうちにどうでもよくなってくることすらあるので人によっては些細な問題かも。
チークパッドがズレやすい?
外付けインカムを組み込んだ影響か、洗濯を重ねて歪んだか、そもそもの個体差か?
使用1年目くらいからヘルメットを脱ぐと左後頭部側がよくこんな感じになってます。。
実際問題、走りに影響があるわけでもなく、毎度“戻すのがちょい面倒”ってくらいだけど、気になり始めると気になってしまうもので。。
逆光はちょっと大変
このヘルメットに限った話じゃないけど、エアロブレード5はオフロードバイザーやインナーサンバイザーを備えていないため逆光は苦手。
初めてバイクで行った都心からの帰り道「あ〜あ〜目がぁぁぁぁ…目がぁぁぁぁ…!」とか言ってたら強烈な夕日と重なった赤信号に突入しかけたことがありました。。
時間帯が重なる通勤通学はともかく、そういったシーンはツーリングでもなきにしもあらず。
自分はバイク通勤してないけれど、一緒に走った方にはKAMUIやGT-AIRなどハイグレードなフルフェイスを通勤に使っているという方も少なくないので普段使いにはサンバイザー付きが良いのかなと。
もし通勤用ヘルメットとしても使うならミディアムスモークあたりの交換シールドを用意できると良さそう。
プチギャラリー
こんな人にオススメ
- 手頃でしっかりしたフルフェイスが欲しい方
- 軽量コンパクトなフルフェイスが欲しい方
- 今風デザインのヘルメットが好みな方
- センターロック・ラブな方
- 気持ち小顔なフルフェイスが欲しい方
- 高速や長距離でも走り出したら止まらない方
- 「アイム、距離ガバ」という方
- いっぱい走っても疲れにくいフルフェイスが欲しい方
- ある程度静かなヘルメットが欲しい方
- 空力性能が高いヘルメットを探している方
- とりあえず、コスパが良いヘルメットが欲しい方
- 過去に安物を買ってしまい、
「まるでゴミのようだ!」と思ってしまった方 - インナーサンバイザーは不要な方
- 逆光で「目がぁぁぁぁ…目がぁぁぁぁ…!」って言いたい方
- 必殺技みたいなヘルメットで大気を切り裂きたい方
- OGKカブトブランドが好きな方
- 軽い、小型、割と安い!
素晴らしい!!最高のヘルメットだと思わんかね!?という方
まとめ:疲れにくいフルフェイス!
フルフェイスはデカくて重い。そんな風に思っている時期が自分にもありました。
そんな先入観に快適性をプラスして見事に打ち砕いてくれた軽量・小型のエアロブレード5はいろんな要素で“疲れにくい”フルフェイスヘルメットでした!
ショウエイ、アライ製のフルフェイスだと4~50000円は下らない中、3万円ちょいで手が出せる価格帯もOGKさながらで初めてフルフェイスを選ぶ人にもマル。
特にインナーバイザー不要で小型・軽量、かつ静かな今風オートバイにピッタリなフルフェイスを探している方に強く、強くオススメしたいヘルメットです!
以上、2年が経った今でも初フルフェイスとして「大当たり!」だった、OGKカブトのフルフェイスヘルメットエアロブレード5の紹介でしたー!
エアロブレード5はソリッドカラー、グラフィック共にラインナップが豊富なので自分にピッタリのモデルを探してみよう!
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