1月中頃。
ネットオークションで見つけてしまった。
それは、今では珍しい初期型MT-09のストリートラリー仕様!
ところがそれは車検切れ、ナンバー無し!
しかも、ヤフオクで個人売買という安心安全の親切 心折設計2段構え!!
その上で買っちゃったらまさかの4番機。
おまけに「大型MT3台なんて馬鹿なの?」
ということもあり、買ったらヒトとしてダメになりそう。
そんな、果てしないシュールさがさらに引力を増す。
だけど、無茶振りなシチュエーションが自由落下を誘う。
そう。そいつは驚くほどに惹かれるようなバイクだったんだ…
本物を前にした今は思う。
初売りとか言うパワーワードに釣られて正解だったかもしれない。
スマホひとつで”カッケー”バイクが買える。
僕らはそんな時代に生きている。
素晴らしきこの世界に目いっぱいの感謝を。
—「スマホひとつで何してんだよ」という方へ–
今回はあろうことか、スマホひとつで買ってしまったMT-09ストリートラリーが届いたので車両の状態やカスタムしたいことについて綴る記事です。
冒頭を見て「ヤマヒロさんもう末期だな。」と思ってしまった方は大変お手数ですが戻るボタン、あるいは閉じるボタンをよりブラウザーバックをお願い致します。
ご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありませんでした。きっといろいろ無理しないと無理なので近々車両の整理はやります。
ドアを開けると庭に無理やり押し込んだ自分のバイクが4台もある。
そんこんなではありますが、今回は届いたMT-09ストリートラリーのこと、それから最初のうちにやりたいカスタムについてです!
前回のお話

車両の状態 (初期型MT-09A ストリートラリー仕様)
とりあえず、発作的に保護する感じで車両だけ抑えてしまった中古の初期型MT-09のストリートラリー仕様
当時は大型バイクも有り無し選択式だったABSは搭載してあったので正式にはMT-09Aが正しいっぽい。
年式は最初期の2014年モデルで黒っぽくも見えるバイオレットカラー(紺色)の車両がベース。
そこへ追加の外装として全てのストリートラリーカウルを装備する10990kmほど走った車両でした。
現状車検切れ、ナンバー無し、保険も無しで公道を走るには各種手続きを通してからになるけれど、
ジェット戦闘機のようなフロントのシルエットと白に赤のラインマーキングがロボットアニメから出てきたようなスタイルでカッケーです!
マジ“カッケー”ですね!
よくもまあ、2023年にストリートラリー出てきましたね!
バイク王の倉庫で眠っていた車両だとよ。
車体外観・ストリートラリー外装
MT-09の車体自体は傷や汚れは散見する並かそれ以下の中古品といった感じ。
前オーナーが中々アグレッシブな人だったんだろうなと思いつつ、製造から9年が経つ車両とはいえ洗車はともかくあまり磨きはされていない感じ。
大事に乗ろうとすると普通は傷が付かなそうなところにも、気になる傷がいくつか。っていうかいくつも。。
前の持ち主さんはどんな人だったのかな?
傷は乗ってるうちにって感じでもないから、気になる部分は交換するかな。
その割にはエキゾーストパイプが特別綺麗だったり。(換装してたの戻した?)
立ちごけ傷等は無いけど、写真撮る上で気になる部分は交換しちゃうかも。
逆に状態が良かったのが追加装甲ながらむしろこっちが本体と言わんがばかりの”カッケー!”存在感を放つストリートラリーの外装
ありがたいことに多少の汚れくらいで綺麗な艶あり白のカウルの状態はマル。
届いた当時は結構なホコリを被っていたけど、がっつり洗車したら綺麗に落ちました!
エンジン・バッテリー
一番気にかけてたCP3エンジン。
もうちょいで製造から10年目の車両ではあったけど、弱々しいクランキングもなく普通に火が入ったのでここは一安心。
ただし、買う前聞いた限りバッテリーは相当弱ってるようなので要交換みたい。
あいにくガソリンを入れないことにはアイドリングで充電も出来ないし、放っておいたら冬の寒さでそのうち逝く。
もっぱら住宅地で延々回しとくのもただの近所迷惑だし、せっかくなのでさらに軽量化してMT-09の軽さを尖らせるため、リチウムイオン入れちゃっても良いかも?
普通にエンジンに火入るじゃねーっすか! pic.twitter.com/QMGiq29aN2
— ヤマヒロ (@yamahirok3) February 3, 2023
タイヤ・チェーン
溝はまだあるけど、前後共にそこそこ年期入ってるタイヤ
MT-09は初期装備がダンロップらしく、ミシュアンに履き替えてありました。
前後の年式コードみた感じ前後とも3年以内に一度は交換してるぽいのでストラリ車検クリアなると良いなと。
チェーンも受領してすぐはあまり綺麗ではなかったけど、ひどくサビがあるわけでもなかったのでひとまずは大丈夫そう。
事前に写真の解像度的に気づけなかったのが残念だけど、頻繁にダートでも走ったのかと思う程度にホイールはエッジ周りを中心にキズが多かったのでタッチアップしておきました。
電装系とか
最初から着いていたら嬉しいETCとグリップヒーター、さらにUSB充電ポートが初期装備!
高額な部品代や取付費が掛からないのは初期装備されてる中古車ゆえ嬉しい部分でした!
ETCは使用者を自分として再セットアップが必要なのでここは納車点検と併せてお店に依頼するっすよ。
最初に交換・カスタムしたいとこ
中古ゆえの初期装備でツーリングマシンとしては完成し切っていたMT-09Aストリートラリー
スタイリングと自分好みにカスタムするとして考えているのはこんな感じ。
- オリジナルのストリートラリーにカラーやスタイルを寄せる。
- 操作性向上やツーリングユースとしてのカスタムはやる。
- その上で自分の好みを取り入れる。
- 余計なものはなるべく付けない。(付けても脱着可能なやつ)
- 初期のMT-09なので内部的な部分は余裕ができたらやる。
- 同パーツを使うMT-09TRACERと差別化できるとこはする。
ブレーキ・クラッチレバー
手始めに基本となる操作系。
人によっては定番カスタムかもだけど、自分は手が小さい方なのでブレーキ、クラッチレバーは調整できるものに最初のうちに要交換。
先のMT2機は買ってすぐにボルトオンで交換しており、物が手に入れば自力で行けるので良い感じのやつも物色中。。
値段も手頃でMT-09TRACERで買ってすぐから交換してずっと使用している信頼の実績からライドイット(Ride It)のやつ(黒・赤)が有力候補。
LEDヘッドライト・ポジションライト
次にこれも最初のうちに変えちゃいたい灯火類。
1つが購入前の動画を見たところてっきりLEDかなって思ってたけど、ヘッドライトは白色ハロゲンでした。
またポジションライトもオレンジ色で、トリシティから始まったバイクライフでヤマヒロ初めてのハロゲンライト。
あいにく弱ったバッテリーゆえか、そもそもなのか。
明るさがちょっと心許ないのでLEDヘッドライトに交換して省電力、光量確保と利便性大幅アップしたいというのがひとつ。
それから合わせてポジションライト共々換装してアニメ版みたいに青白く光らせたい!というのが2つめの理由。
デザインは今風オートバイこうでなくっては…!
ぱっと調べた感じありがたいことにHow toブログや動画もいくつかあり意外と交換自体は簡単っぽい。
またLEDの他にも大光量なHIDというタイプもあるそうなので色々リサーチして、自分でやってみたいカスタムネタのひとつです。
そのまま交換できるというこれが有力候補。
LEDウインカー(ヤマハ)
灯火類その2はウインカー
ノーマルでも全然問題ないのだけど、ここはトレーサーとの差別化やシャープなストリートラリーカウルに合わせてウインカーのLED化もしていきたいなと!
せっかくやるならシルエットにノーマルの面影を残しつつ、前後共に小ぶりでスマート&スタイリッシュなヤマハLEDウインカーを入れちゃいます…!
タンクのカラー
実際に車両が来てから数日後に気になったタンクのカラー
というのも、納車日は曇ってたからあまり気にならなかったけど、晴れの日だとヌルッとしたバイオレット(紺色)の色が強く出てしまう印象でした。
(左:曇りの日 右:晴天の日)
紫系の色が特別嫌いってわけでは無いのだけど、、
友達関係、働いた会社、恋愛とこの色がイメージカラーだった対象だったとき、あまりに良い思い出が無さすぎるので早速塗り替えしようと検討中。
オリジナルのカラーは?
モーターサイクルショー2013に初期のMT-09と一緒に展示されていたオリジナルのストリートラリー
この時のタンクの色は市販車にはない、落ち着いたトーンの艶ありグレー単色塗装のものでした。
勝手にオレンジに塗っちゃおうなんて思ってないからー!!
後ろのキツネ「ヤマヒロさ・・」
ヤマヒロ「やめろぉ!」 pic.twitter.com/z9q6ZuIiah— ヤマヒロ (@yamahirok3) February 24, 2023
取り急ぎ、MT-09用のバイクカバー買いました。。
と思ったら、トリシティを降りて初の大型バイクSV650に乗り換えるタイカブさんからお古のものをお譲り頂いてしまいました…!
フル装備のトリシティで使えていたのでボックスを外したMT-09は余裕でスッポリ。圧倒的感謝!!
トリシティを卒業したタイカブさん(@ThaiCubWave125)から譲り受けたバイクカバーがヤマヒロ機でも良い感じにフィット!
ストリートラリーでも余裕のサイズ感なのでホントにありがとう!! pic.twitter.com/ATMdfzgZ7q
— ヤマヒロ (@yamahirok3) February 21, 2023
こだわると一番デカいのがここでオートバイの印象をガラッと変えるタンク塗装。
個人的には好きな色だし今までからイメージをがらっと変えられる初期の鮮やかなオレンジもありかなと思いつつ、オリジナル機のダークグレーもかなり好み。
バイクいじりとしては自分史上前例がないのだけど、これはどこかでお願いできるかな?
楽天にストリートラリーオリジナル機のタンク売ってた。なお値段。。
リムラインステッカー
ヤマヒロのよう無愛想な人が言うと説得力のカケラもないけどおしゃれは足元からとはよく言ったもので。
カッケーマシン初期型MT-09の黒い前後ホイールに最初から付いてたシルバーのリムラインステッカーでした。
これもオリジナルのストリートラリーに寄せるため、赤系のリムラインステッカーに貼り変えしちゃいます。
ネットだと単色はもちろん、いろんな柄入りがあって絶賛目移り中。
またMT-10SPのkurokiさんが黒のカーボンホイールにシルバーのものを付けていたシンプル&ワンポイントロゴなYSP杉並南のRRD仕様もチェックしたいところ。
フェンダーレス エッジ
自分の好みを反映させていくカスタムとしてはもともとスリムなMT-09のリア周りをスマートにまとめようと考えているのがフェンダーレス化。
とは言え、ナンバーを折り曲げたり、隠したりといったカスタムをするつもりは全くないけど、取って付けたみたいな感じも個人的にナンセンス。
そこでMT-10のエアロサイドケース装備に伴いノーマルウインカーが干渉するため装備しまいまま放置されていたデイトナのフェンダーレスエッジ(MT-10用)を転用したいなと。
リアボックス・リアキャリア
最初から付いてたGIVI BLADE B37Nのリアボックスとそれを乗せるためのMT-09専用リアキャリア
装備していれば便利なのは間違い無いのだけど、ストリートラリーのスタイリングを前面に押し出したかったので早々に引っ剥がしました。
こだわりを捨ててしまえば何のそのだけど、そのおかげでリュックとヘルメットロック以外の積載は皆無。
なので、最低ラインとして日帰りツーリングのお土産を詰めるようにデイトナヘンリービギンズやタナックスのシートバックを使おうかなと…!
グラブバー
あったら便利そうなリアシート横に取り付ける汎用多目的なグラブバー
トップケースを外したことから搭載予定のシートバック積載用。
価格もピンキリなのでそこまで上等なモノは求めないけど、悪目立ちしないやつならリアシート周りにぱっと見純正なワンポイント部品にできるかも。
フルエキゾーストマフラー
ラスボス。
今までマフラー交換は考えたこともなかったけど、MT-10仲間さんに触発されつつこれも同エンジンのMT-09TRACERと差別化で入れ替えたいと思った部分。
好みのスタイリングから候補としては3本出しのガトリングガンポッドみたいなアクラポビッチかヤマハ純正のプラナス
ただ、ノーマルの三角ショートマフラーのスタイルも一体感があって好みなのが悩みどころ。
またMT-09系CP3エンジンがノーマルマフラーで6速3500回転を超えたあたりから”クォオオン”と低く唸り始めるのが地味に好きだったり。
その上でかなりいいお値段もするのでやるかどうかは要検討。
まとまんないまとめ!
今回は届いたMT-09ストリートラリーの状態と最初のうちにやりたいカスタムについてのお話でした!
全部が全部をオリジナル機に寄せるわけじゃないけど、ダークグレーへのタンク塗装や赤いリムラインなんかは納車点検と合わせてやってくるれるお店をリサーチ中。。
またオリジナルは赤ステッチのフラットシートらしいけど、入手困難な上にツーリングユースだと合わないかもだからMT-10で大当たりだったコンフォートシートに入れ替えるかも。
まだまだいろいろ走るための手続きを終えてないのに、正直走り出す前からMT-09ストリートラリーでもやりたいこといっぱいで楽しみです!
カスタムの中には劇的ビフォーアフターって部分もあるけど、改修完了したらこの記事に追記します!