ノーマルシートだと長時間ぶっ通しでバイクに乗っているとお尻が痛い。砕ける。裂けちゃう。
でも筋トレは「嫌だ!!」と即答してしまう。。
だから、純正パーツとして用意されている「コンフォートシートってどうだろう?」そんな風に思ったことありませんか?
なんだかんだと言われたら、日々通勤のスポーツ自転車で下半身を酷使しているせいか、スクーターのトリシティ155やスポーツツアラーなMT-09TRACERではあまり気になりませんでした。
なのでネイキッドスポーツタイプで上質なスウェード調のノーマルシートを備えたMT-10SPでも乗るだけならあまり気にならないと思っていたのですが…
スクワットとか。。
ユリ
にゃああぁぁん!!!
—「キツネは『コン♪』と鳴きません。」という方へ–
今回は割と真面目に高いけど買って良かったワイズギア(ヤマハ純正)のMT-10用コンフォートシートに換装したことについて紹介する記事です
名称から愛嬌たっぷりな動物を連想してしまい「にゃああぁぁん!!!」と発狂してしまった方。
はたまた語呂合わせが親の仇のように憎いという方は大変お手数ですが戻るボタン、あるいは閉じるボタンをよりブラウザーバックをお願い致します。
ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。
ちなみにコンフォートシートの原材料とは全く無関係なキツネは「ギャー!!」と鳴いてました。
今回紹介するアイテム
※キツネ製ではありません。
MT-10のコンフォートシートを購入
MT-10SPのツーリングカスタム仕上げとして購入を検討していたヤマハ純正コンフォートシート
MT-10SPに関してはノーマルシートはスポーツライディングに寄せていることもあり、他のマシンと比べて乗り心地はちょっと固め。
またフォトツーでカメラを携行する際、リュックやカメラバックが別体型のシートストッパーに乗っかってしまうのが気になっていました。
合わせてMT-10もいよいよ2022年式へのモデルチェンジを控え、悪くない中古品で出会えたことから思い切ってコンフォートシートに入れ替えちゃいました。
もっぱらCP4エンジン、電子制御前後サス、クルーズコントロールシステムとMT-10SPはハナっからつよつよなフル装備。
もうこれ以上はないと思うし「足るを知り、恥を知れ!」とはよく言ったものだけど。
乗り手が軟弱者だったり、趣味が生き甲斐というか、命かけちゃうと人間どこまでも贅沢になれちゃうものですね!(殴
アップガレージで中古品を入手
MT-10用のコンフォートシートは前後一体型で新品はネットでもおおよそ3.5万円からとなかなかお高め。
決して安くはない買い物だけど、MT-10乗りの先輩方いわく実質ほぼ上位互換として前々から装着を強くオススメしてもらっていたアイテムでもありました。
↑ヤマヒロ機の納車式。皆さんコンフォートシートだったのですっ
そんなこんなで質感はもちろん、形状の良さで選ぶ格好となったことからヤフオクなど中古も視野に入れてリサーチ。
すると、秩父のヤマハライダースカフェで知り合った割と近くだった横浜在住のMT-10仲間であるnoririnさん(@noririn_mt10)の紹介で神奈川県内のアップガレージに比較的安価なMT-10用コンフォートシートがあるとのことで飛んで行ってしまいました…!
ヒモ(シートベルト)がないことを除けば程度も良く、値段も中古として良心的だったため速戦即決!
購入後は車載工具をコンフォートシートに移して現地で入れ替え、ノーマルシートはそのまま引き取ってもらいました。
ヤビツ峠でテストライド!
バイクに乗れる久しぶりの休暇だったということもあり、そのまますぐ近くのヤビツ峠にアタック!
着座位置を一番後ろまで引いた姿勢を作りやすいことから、初心者的スポーツツーリングが捗ります!
気持ち速度を上げていくと手入れが行き届かず荒れ模様な路面からの衝撃がズンズン突き上げてくるのは相変わらずだけど、その衝撃はコンフォートシートだと幾分か穏やか。
その後は通り雨でぐちゃぐちゃになった路面を安全運転で抜け、宮ヶ瀬外周を燃費走行でゆったり流して、国道16号までの混み合う相模原の街をストップアンドゴー。
形状の変化と低反発ウレタンの影響か足つきは多少悪くなった感じだけど、個人的には許容範囲内。
帰り道、幹線道路をガガーっと走って都市部に戻るような普段の道でもコンフォートシート乗り心地は上々ですっかり満足なお買い物になりました…!
良かったと思うとこ
まずは文字通りコンフォート(快適の意)だったシートの座り心地は非常に良く長時間でも快適そのもの!
ふっくらモチモチした質感はライダーシート、パッセンジャーシートともに申し分無く、ノーマルシートとは方向性がガラッと変わり快適性は「グゥレイトォ!!」です!
クッション部がしっかりと厚みのある低反発スポンジに置き換わっていることから、SP仕様の固めなシートと比較するとツーリングユースなら若干の足つき低下を除けいてほぼ上位互換。
特に座面が広くフラットになったことから、目的地に向けて高速道路を淡々と飛んでいくような定位置着座で走る時が良い感じです!
また座面がはっきりとした二段になったことから、シートストッパーまで着座位置を引いた姿勢を作るのがすごくラクでスポーツライディングにもマル!
着座位置は若干、腰が高くなるな印象でフロント側が高くフラットな形状に変わって前下がりが軽減。
そのおかげで一番後ろに座る旋回前の姿勢をスムーズに作りやすくなったことから、技量を装備で補う形でコントロール性にも貢献してくれているのかも。
うまく曲がれるとめっちゃ楽しいんですよ!
ただし峠を攻めたりサーキット走行では路面情報が伝わり辛くなったり、腰高になるので慣れないと難しく感じるなどなど。。
ガチなスポーツ走行などにはちょっと柔らかすぎるというMT-10/バイク上級者の声も多々ネットで見かけたあたり初心者的スポーツライディング目線では「良かった!」ということで…!
大きなカメラバックでもラク!
ハンドルもカメラも振り回すフォトツーユースがメインな自分的に換装して一番嬉しかったのがMT-10で大ぶりなカメラバックを背負う時がすごくラクになったこと!
走るのメインな時はMT-10専用のヤマハエアロサイドケースに収まる小ぶりなバックを使用中。
その一方でペンタのカメラ+交換レンズを複数携行する写真ガチめなフォトツー装備の時はリュックや大型カメラバックは自分的必須装備。
もっぱら写真好きってのもあって、マスツーの時は一眼レフがしっかり収まるジャックウルフスキンのリュックかエンデュランスカメラバックどっちかを使っています。
ちなみにバイクでボディバックやメッセンジャータイプのカメラバックも試したたけど、トップケースに納めるのでもなければリュックタイプが無難な感じ。
個人的に初代をずっと使ってるエンデュランスカメラバックは一眼レフ/ミラーレスに複数のレンズや長物レンズ1本でも携行する写真とバイク好きな人なら本気でオススメ。
開口部が大幅に改善された新型の“HG”が実は欲しいっす。。
そんなこんなで自分のフォトツー装備は基本がカメラバック。
にも関わらず、MT-10のノーマルシートだと通称”おにぎり”と呼ばれる別体型のシートストッパーにバックが乗っかって背負い物を浮かせてしまい地味にストレスでした。
MT-10のシートストッパー
通称”おにぎり”
これがデザイン的に2段になったコンフォートシートに交換したことで劇的に改善…!
しっかり段差が着いたことで一人乗り時には乗り手と荷物それぞれにフラットな座面をしっかり確保!
これの恩恵はフォトライダーな自分的には非常に大きかったメリットで、MT-10でカメラバックやリュックを丸一日背負ったときの負担が大幅に改善されました!
おまけにカメラバックやリュックが背もたれに早変わりするというロングツーリングでの快適性マシマシな副次効果まで…!
↑深夜のホテル前で話し相手として捕まった警備員のおじちゃんに撮ってもらってしまうなど
中古で気になったこと
自分が買ったのは偶然現物確認できた中古品で気になったのは紐(シートベルト)が無かったことと、コンフォートタブが黄色く変色していたことの2つ
シートベルトは今のところ無くて困ることは無く、2人乗りするならお互い死なない程度に羽交い締めなりネルソン・ホールドでもして貰えば問題なし。
なのだけど、これで2人乗り登録なのに二人乗り装備が欠如してるとかで来年の車検に通らないとなったら「大丈夫だ、問題ない。」どころか普通に大問題。
後先考えずノーマルシートはその場で売却してしまったので、もしもの場合はシートベルトの代わりにグラブバーを兼ねるMT-09/10用リアキャリアを追加装備するってことで(汗)
一方で座面やステッチはそれなり綺麗だけど、野ざらしであったことが窺えた表面だけ黄色っぽく変色したコンフォートタブ
こっちに関しては売り場で手に取った時「最初からこの色」と思っていたくらいで黄ばんだとかじゃなくってなんというか、心が目指すその色はそこはかとなくゴールド。
つまり、ゴールデン…!デデン・デン・デデンと滲み出るプレミアム感ッ…!!
とか変なこと考え始めたら何だかすっかりお気に入りポイントになっちゃいました。(大馬鹿野郎)
とりあえず、買った当日と、数日後通り雨に打たれてしまったのでヤマハのシートクリーナーを買いました。マル。
あびゃー!!
あっ、おはようございます(..) pic.twitter.com/VOrogXtsWJ— ヤマヒロ (@yamahirok3) September 5, 2022
まとめ:
今回は中古で買ったMT-10用ヤマハ純正コンフォートシートの紹介でした!
決して安くはないけど、普段使いはもちろん淡々と高速道路を走るロングツーリングでも座面の質感の良さから乗っている間は恩恵を受けられる素敵装備でした!
自分みたいに大きなカメラバック背負うようなフォトライダーには座面が広く段差がしっかりついたコンフォートシートは強くオススメしたい縁の下の超・力持ち的装備です!
マイペースな自分時間のバイクをもっと幸せな時間に出来ちゃうにコンフォートシート
マスターオブトルクでお尻を砕いてしまう前に、あなたもいかが?