まさかの3番機を迎え、維持保守も楽しくなってきたヤマヒロです。
ところであなたはバイクのメンテナンスは自分でやっていますか?
もしモノさえあれば簡単にできるなら、経費削減と愛情を込めて自分でやってみたいよね。
ヤマヒロさんが軽すぎて軽すぎて…
ーー「太れ」という方へーー
今回は割と真面目に今年購入した初のセンタースタンドが無い最強の3番機、MT-10SPのメンテナンス用に購入したJトリップxナンカイ+はじめてスタンドについて紹介する記事です。
愛車のセンタースタンドすら立てられない哀れな男に「こいつダイエットしたら骨と皮だけになりそうだな…」と
思わずほくそ笑んでしまった方は大変お手数ですが戻るボタン、あるいは閉じるボタンをよりブラウザーバックをお願い致します。
無用なご心配をお掛けして申し訳ありませんでしたm(__)m
ちなみ前回の夜勤従事者の健康診断でいよいよ体重50kgを切りました。
痩せすぎで天に召されそうです。誰か助けて下さい。
そんなこんなではありますが、
今回はセンタースタンドが無いバイクを軽〜く浮かせてメンテナンスできるJトリップのショートスタンド+はじめてスタンドについて紹介します!
バイクの日常点検やメンテナンス
自宅でもできるバイクの日常点検やメンテナンスといえば、洗車を兼ねるバイク磨きやオイル交換、サスなど駆動部への注油やMTバイクならチェーン清掃、etc…
ケミカルや工具、道具があれば自分でできることはいろいろ。
その一環で「道具があれば出来ちまう!」ということで、ふと「バイク整備用のメンテナンススタンドが欲しい…!」と思い始めたが最後。
“大馬鹿野郎”ですゆえ自分の好きには妥協しない性分なので、頑張って買ったお気に入りのマシンにぴったりなメンテナンススタンドを探してみるのでした。
MT-10はセンタースタンドが無い
原付、トリシティ155、MT-09TRACERと家にいるバイクは全てセンタースタンド(メインスタンド)装備でした。
オイル交換やチェーン清掃といったメンテナンスに関しては困ることがなく、いつの間にか“バイクにはセンタースタンドがあって当たり前”となっていた自分が居る。
そこへやってきた走るの最強な3番機のMT-10はセンタースタンドは未搭載、サイドスタンドのみ装備という生粋のスポーツバイクなのでした。
簡易スタンドや安物は不安…
センタースタンドが標準装備されているなら大丈夫だけど、サイドスタンドしか装備していないバイクのメンテで必要となってくるのがメンテナンス用のスタンド
特にチェーン清掃や注油に関してはスタンドなしだとルブ吹いてして、車両を動かして、、またルブ吹いて、、、また動かして…の無限ループ。
普通に考えるだけでも「無理しないと無理!」ってくらいじゃないかな?
ついでにスイングアームが黒なら全然気にならないとは思うのだけど、
片持ち簡易メンテナンススタンドだとSP仕様でお気に入りなシルバーのスイングアームの汚れになったり自重で歪ませてしまううんじゃないかと不安。。
またMT-10に関してはスーパースポーツベースのヤマハストリートフラッグシップモデルというだけあって、倒してしまうとパーツ単位での修理費も高め。
ゆえに大事な車両を”支える”スタンドにいわゆる得体の知れない”安物”も避けておきたいのでござる。
Jトリップ(J-TRIP)のメンテナンススタンド
そこで納車式でもお会いした、MT-10SP乗りの大先輩kurokiさん(@kuroki_mt10sp)におすすめしていただいたのが国産ブランド、Jトリップ(J-TRIP)のメンテナンススタンドでした。
「有名な国産のメーカーの安心感」「剛性の高さ、作りの良さ」「買ってしまえば一生モノ」などなど、
各種レビューでの評価も非常に高く、自分もMT-10SP用にひとつ選んでみることにしました。
タイプはショートスタンド
国産ブランドであるJトリップのメンテナンススタンドはタイプも車種に合わせて選り取り見取り。
今回、MT-10SPのメンテ用ということでリア側の中でもいくつか種類があるうち、大型バイクにも使えて汎用性が高いショートタイプをセレクト。
ガリッガリなオーナーとは真逆で大型ながらぎゅっと詰め込んだ細マッチョタイプなMT-10SP(リアタイヤは190サイズ!!)なのでリーズナブルで比較的コンパクトなナロータイプはサイズ不足でした。
メンテナンススタンドに関しては“大は小を兼ねる”ということで、大きい方が安定するのは間違いないなし。
また、ゆくゆく大きな排気量のバイクへのステップアップを考えているなら、乗り換えてもずっと使えるショートタイプを選んでおくのは賢い選択だと思うんだ。
ナンカイ(NANKAI)のブルーカラー
レッド、ブラック、ホワイト、グリーン、etc…(もっとあるかも)と愛車と合わせて選べるフレームカラーはより取り見取り。
そんな中から自分がセレクトしたのは、南海部品ことナンカイ(NANKAI)コラボカラーのブルー
実物は青をベースに薄く紫かかったカラーリングでヤマハレーシングブルー系のホイールと相性良し!
レーシーって意味では無意識にヤマハのストロボブロックをお手製ラインマーキングと合わせて好んで使っていたりと身近なものでした。
Jトリップ はじめて受けセット
スタンド本体と合わせて使う”受け”部の中でも、自分の用途に照らし合わせて選んだのがはじめて受けセット
はじめて受けはリア側のアスクルシャフトが貫通しているMTバイクなら使用可能なのでほとんどのスポーツバイクはこれでOK!
使い方
はじめてスタンドを使ってリフトアップする手順はこんな感じ。
まずは、サイドスタンドが最後まで出てることを確認します。
次にハンドルを左にフルステア。
付属のゴムバンドや市販のブレーキロックを使ってフロントブレーキをしっかりとロックしよう。
車体の姿勢が整ったらスタンド側の準備して行きます。
ショートスタンドは3段階で受けの高さを調整可能なので、直立させるだけなら1段目、リアタイヤを浮かせるメンテ時は2段目を使っています。
スタンドの準備もできたらいよいよリフトアップ。
はじめて受けの幅を左右それぞれ、指一本分くらいの位置へ調整してスイングアームに横付けしよう。
ロッドを通すためスタンドを少し持ち上げて右から左へ、
リアのアスクルシャフトにはじめて受け付属のロッドを通します。
これでスタンドの片側が浮くのでサイドスタンドは出したまま、あとはセンタースタンドと同じ要領で。
手でも足でも大丈夫なので、スタンドをリアタイヤの下に潜り込ませるようなイメージで押し下げよう!
「うおおおおあああーーーっっっ!!!」
↑大ウソ
スタンドを押し下げると<<カンッ>>っと小さな音を立て下側のフレームが接地。
これが“びっくり”を通り越して、「ええ…」と身構えていた自分が拍子抜けするほど軽め。
リアタイヤが浮く2段目でも両腕の力だけで車重約212kgのMT-10SPをリフトアップできました!(足で踏み込むともっと楽!)
冷や汗を額に浮かべ、ガチガチに緊張したのは最初のだけ。
リフトアップに際してはローラーのおかげで、センタースタンドよりも遥かに軽くリアタイヤを浮かせることができました!
おまけにリフトアップしてしまえばビシッとキマるので安心感もグゥレイト!
ブレーキロックを解いて、ハンドルをまっすぐ向ければメーカー公式風の正面写真も撮れちゃいます…!
下げるときもハンドルは左フルステア、ブレーキロック、サイドスタンドを忘れずに逆の手順でゆっくり行えば問題なし!
上の3点セットで着地姿勢を整えたら、ゆっくり持ち上げるとハンドルを切っている左側へ倒れるはず。
あとは、そっと降ろしてサイドスタンドに支点をバトンタッチしよう!
以上がはじめてスタンドセットの使い方でした!
非力な自分でも安心かつ安全で確実にリフトアップ・ダウンができて、2回目以降はもう失敗する気がしません…!
はじめてスタンドで出来ないこと
ほとんどのスポーツバイクを簡単にリフトアップできるはじめてスタンドの欠点とされているのが“ホイールの脱着ができない”ことくらい。
とは言っても、タイヤ交換はお店にお任せしてるし、それを自宅で行なうことは実際にあるだろうか?
ってちょっと考えてみれば、それが必要となるケースは相当少ないと思うんだ。
↑タイヤ交換のため吊るされる2番機
ちなみにやるならやるで、別売のフックボルトに引っ掛けるV受けや汎用的に使えるL受けなど車種や車体の装備に合わせて換装可能。(MotoGPとかレースで使ってるやつ)
ゆえにJトリップのローラースタンドは拡張性も高いのでスタンド自体もバイクと一緒にステップアップが可能だよ。
なんか、ごめんなさい…
ホントに、、ごめんなさい。。。
メンテナンス
購入に至った本来の用途で1番恩恵を受けたのがリアタイヤを持ち上げて行うメンテナンス
特にリフトアップが簡単になったおかげでチェーン清掃・注油は着手しやすいし、片持ち簡易スタンドと違って車体を水平にできるから作業性もすごくいい感じ!
さらに、車体を安定させてリアタイヤを回転させることができるのでヤマハブルーのホイール磨きも捗ります!
ワックス&バリアスコートも完了っ
3台だと大変だけど、大好きなヤマハのブルーが綺麗になると疲れも吹っ飛ぶね(’-’*)♪ pic.twitter.com/JpGnopB23U— ヤマヒロ (@yamahirok3) October 15, 2021
直立展示
メンテナンスの副産物というか、センタースタンドがない車両を直立させることができるので展示用スタンドとしても一級品
↑スマホでパチッ
スタンバイ時はもちろん、夕刻にスタンドで直立させた姿をAPS-C換算85-135mmの中望遠レンズで切り出すと・・もうね。。
超・カッコいい!
それは、最高の自己満足…!!
他にも公道を走れないサーキット専用車両の移動といった、トランスポーター的な使い方にも対応できるよ。
まとめ:立った、MT-10SPが立った!
今回はMT-10SPのメンテのため購入したブルーカラーのJトリップxナンカイのメンテナンススタンドとはじめてスタンドセットの紹介でした!
みんな揃ってビシッとスタンドアップできるようになったこと。
それだけでも、これは、いい買い物だった(*´-`)
Jトリップのスタンドがあれば、センタースタンドがないMTバイクのメンテナンスがすごく簡単でできるしメンテの幅も広がります。
おまけに、直立させて文字通り愛車を立ててあげることもできるようになるので、スタンドの保管場所に余裕があるMTバイク乗りさんにこの上なくおすすめな国産スタンドです!
自分はナンカイxJトリップのブルーを選んだけど、メンテナンス用品でありながらスタンドのカラーも選り取り見取り。
お気に入りのマシンと合わせて選べる。使って”できる”が増える。Jトリップのメンテナンススタンドあなたもいかが!?
今回購入したショートタイプとはじめて受け
より軽くリフトアップできるロング
前後セットで使うフロント用
おまけ:イージーリフトアップスタンドとどっちがおすすめ?
実はJトリップのスタンドを導入するまでの数ヶ月はデイトナのイージーリフトアップスタンドを使っていました。
こちらはJトリップのスタンドと比較すると圧倒的にコンパクトで、リアタイヤを浮かせる日常点検ユースならこっちでも大丈夫。(直立は不可)
ざっくり書くとリアホイールを浮かせたり、チェーン清掃や注油くらいならイージーリフトアップスタンドでも可能。
そこから軽い力でリフトアップしたり、愛車を気遣ったり、カッコよく立てたり、本格的な整備がしたいのであればJトリップのメンテナンススタンドを導入する感じが良さそう。
まぁ、どちらも一長一短なおすすめのアイテムなので、両方持ってて使い分けると万事オールオッケーなわけです。いいですね?