最強の3番機のMT-10に乗り始めてはや2年。
合わせるのはあたかもナイトキャップのようになっていたヤマハのバイクカバー。
初夏の雨風を凌いだ2年とちょっとでシワや退色が目立ちはじめ、いよいよもって破れてしまいました。
一度裂け始めるとスーッと音もなく広がっていくその凄惨な有り様にヤマヒロの愛車MT-10SPはこんな顔をしていたと思う。
ーーー「そんな顔すんな。」という方へーーー
今回はMT-10SPで使っていたヤマハのバイクカバーが破れてしまったので、買い替えで購入した裏起毛のバリチェロバイクカバーHGについて綴る記事です。
冒頭を見て「おもしれーツラしやがって。」と思ってしまったを示してしまった方は大変お手数ですが戻るボタン、あるいは閉じるボタンをよりブラウザーバックをお願い致します。
ご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありませんでした。
今後はこのようなことがないよう、カッコいいMT-10の撮り方に努めて参ります。
この際、MT-10SPに一番いいやつ買っちゃえば良いと思います!
そんなこんな今回はMT-10SP用として新調した”一番いいやつ”こと、裏起毛のバリチェロバイクカバーHGがすごくいい感じだったので紹介するっすよ。
今回紹介するアイテム
MT-10用のヤマハバイクカバーが破れた!
2021年7月のMT-10SP納車のちょっと前に購入したヤマハのバイクカバー(Fタイプ)
緑のマーキングが特徴的なFタイプは防炎・防水素材、通気口、バタつき防止のアジャストコードとバイクカバーとしては至れり尽くせり。
そんな抜群の機能性もあって大型としては比較的小柄なMT-10SPにぴったりな2Lサイズでも1万円をゆうに越えるという数あるバイクカバーの中で値段もかなりハイエンド仕様。
うちに来た時点でフルノーマルだったMT-10SPはもちろんOK。
そこから、純正ミドルスクリーンやハンドガードでスポーツツアラースタイルにフロント周りをサイズアップしても申し分なしのサイズ感でした。
ところが車検を前にしたちょうど2年ほど経った2023年の7月。
なんの前触れもなくアジャストコードで常々”ギュッ”っと縛ってしたタンク周りが裂け始めてしまいました。
ヒステリックデスネェ。。
管理者権限でこいつら縛ってやろうかと思いましたが、要年齢制限付きのブログがになってしまうので閑話休題。
多分、他のバイクカバーでも同じだと思うけど、裂け始めるとそこから広がるのはあっと言う間。
今回だといくつかのスジ状に広がり始め、ものの数日でそこからスーっと裂けてしまいガムテープによる補修も間に合わなくなりアウトー!!
ヤマハのバイクカバーMT-10購入と合わせてだから2年で裂け始めちゃった。。
10SPタンク周りお気に入りだから今月中に買い換えかな。 pic.twitter.com/xEt4UGI9ds— ヤマヒロ (@yamahirok3) July 1, 2023
今風オートバイとしてのカッコ良さや自分の好きが詰まったMT-10SPはゴールドのフロントフォークやヤマハブルーのホイール、シルバーにバフ仕上げのスイングアームetc…
そんなSP仕様の中でも個人的に大事に磨き込んだ空を写す鏡面のようなタンクは一位二位を争うお気に入りポイント。
しかしながら2023年の初夏の空はなかなかの荒れ模様で遠方の台風の影響もあってか、横殴りで突然のゲリラ豪雨も多め。
繋ぎの数日間は布の服状態で防御力皆無なバイクカバーでは雨風を思うように防げず、透き通るようなSP仕様のタンクへの小傷が心配でなりませんでした。。
つまり、
バイクカバー大事。
(真顔)
5年使えた評判なバリチェロのバイクカバー
実はMT-10SP用のバイクカバーが破れる一月ほど前。
MT-09 TRACER(トレーサー)で使っていた5年目のバリチェロバイクカバーも寿命が来てしまい買い替えました。
買い替えに選んだのは最初のトリシティ155や今回のトレーサーの頃から評判に違わぬ絶大な信頼を寄せている国産のバリチェロ製で日差しのダメージに強いと言うシルバーのものをセレクト。
↑バリチェロバイクカバー7L in MT-09TRACER(フルパニア)
その際のバリチェロバイクカバーに裏起毛を備えたHG(ハイグレード)タイプが出ているのを発見。
HG版は機能も価格も評判なノーマルのバイクカバーとの価格差こそあったけど、人生ねじ曲げたMT-10SPなのだからもっとずっと大切に乗りたい。
自分にとって人生レベルで大事な1台でもある、MT-10SP用にバリチェロバイクカバーHG仕様を購入するにはあまり時間はかかりませんでした。
ちなみに、ほぼふた月連続でバイクカバー買い替えとなったのはここだけの話。
経年劣化でトレーサーのカバーがバリッと逝ってもうた。
なにあれ、バリチェロのバイクカバー5年間守ってくれてありがとう…!とりあえず空いてるトリシティので繋いで新しいHGグレードのやつ買うっすよ! pic.twitter.com/a6X0qpvl1x
— ヤマヒロ (@yamahirok3) May 24, 2023
バリチェロ バイクカバー HG
買い替えのため、MT-10SPに用意したバリチェロのバイクカバーHG(ハイグレード)
裏起毛を備えたバイクカバーとしては一枚多役と高評判なもので、基本的な部分はノーマル版のブラックを踏襲。
特に、擦れダメージに対するバイクの保護性能に関しては完全上位互換のバイクカバーになっていました!
基本性能はそのまんま
基本的な部分は必要以上にしっかり抑えた上でコスパ高めなバリチェロのバイクカバーがベース。
表面はというキャンプ用テントなどにも使われる撥水・防水性の高い生地(オックス300D)をはじめ、
風飛び防止ベルト&バックルやベンチレーションダクト、前後判別用のフロントロックホール(黄色)といった基本的な部分はそのまま踏襲しています。
もともと裏面にあったミシン目の防水シームテープはHG版では裏起毛となったため表面へ。
これが剥がれやすいのか、人によってはマイナスポイントかもだけど、もともとノーマルだと裏側に備えていたので形を変えて継承してるみたい。
基本的な部分の詳細はトリシティ、トレーサーに使っているノーマルのバリチェロバイクカバーについてまとめたこっちもチェックしてみてね。
HG版の良いとこ悪いとこ
バリチェロバイクカバーの基本は踏襲している反面、HG版としての良いとこもあれば気になるところも。
購入からまだまだ半年未満なので新品状態目線で使用感をちょっとだけ紹介するっすよ。
裏起毛で擦れない!
バリチェロバイクカバーHGで一番のポイントであるカバー裏面の裏起毛。
フワサラな毛が裏面全体を覆っており、空を写す鏡のような美しいタンクはもちろんフロントフォークやホイールまで全体を優しくカバー!
裏起毛でもインナータイプや室内(屋内)専用のものとは違い、外でも使える一枚多役な裏起毛のバイクカバーはなかなか貴重なんじゃないかな?
バイクカバーとしてかなり重い
表面はキャンプ用テントと同様なオックス300Dの生地、裏側は全面裏起毛という徹底ぶりでバイクカバーとしてはかなり重め。
バイク用パジャマどころか、例えるなら布団。バイクお布団です。
大きなサイズともなれば脱着がちょっと大変かもだけど、カバー自体に重さがあって抜け道としてのベンチレーションも備えることから風にも強い感じ。
実際、他のバイクカバーと比べて多少の強風ではびくともしなかったのは高ポイント!
新しいバイクカバーが裏起毛で重い分、風にぶっちぎりで強い!
これは車体への擦れダメージ軽減に期待大…!https://t.co/2X8pQi6M88 pic.twitter.com/hq0CflmJwb— ヤマヒロ (@yamahirok3) August 16, 2023
↑左:バリチェロ / 中:バリチェロHG / 左:デイトナ
生地がしっかりしてる分、伸びない
テントと同等レベルで生地が非常に丈夫な上、裏起毛であることも相まってHG版はバイクカバーとしてはあまり伸びない感じ。
サイズがピッタリ過ぎると生地がしっかりしている分、伸縮性はイマイチで思いのほか伸びず。。
ジャストフィット狙いで3Lにしたけど、他のバイクカバー以上に掛けたり外したりが大変なので一回り大きいやつでも良かったかも?
ちなみにヤマハ車ならサイズのバリエーションが豊富なヤマハバイクカバーとは別でバリチェロは汎用品。
その中でもMT-10のサイズ感的には、ミドルスクリーン装備なら3L(1400mmx2400mmx1050mm)がジャストでした。
大を小を兼ねるとも言うけど、HGタイプは3Lひとつ上が4Lを飛ばして、5Lだったので一部サイズがラインナップされてないみたい。
そんなこんなで、生地が丈夫な反面、伸びないのでピッタリすぎるのも困りものなのでサイズを選ぶ時は注意しよう。
大きいサイズは価格も高め
バリチェロバイクカバーのノーマル版は最大の7Lサイズでも8000円未満。
手の込んだバイクカバーとしては比較的リーズナブルだったので手頃さを売りにしていたノーマル版と比べるとHGタイプはかなり強気な価格設定。
2Lの8500円から始まり特に大きいサイズになるほど、ノーマルとの価格差は顕著になるので一層割高に感じちゃうかも。
とは言え、他ブランドの裏起毛を備えたものや、ハイエンドなバイクカバーと比較すると同程度かむしろ安いくらい。
裏起毛を備え屋外を1枚で済ませられるバイクカバーとしてはよくよく見てみると賢い選択肢なのかも。
長く使うと汚れが気になる?
裏起毛になっていることからゆくゆく気になるかもしれない汚れのこと。
梅雨~夏のゲリラ豪雨シーズンを2か月ほど使った感じ、裏側へのタイヤやホイールなど足周りの汚れ移りがちょっと気になった部分。
逆に乗ったら磨くをマイルールにしてることもあってか、タンク周りや上面は特に酷い汚れ移りらしいことは無し。
他のバイクカバーのときはあまり考えてなかったけど、裏起毛部分の汚れが気になるならたまには洗濯するのはありかも?
シームテープがすぐ剥がれる(?)
レビューなどでマイナスポイントに多く上がっていたミシン目の防水処理であるシームテープ。
裏起毛なので表面にステッチ部分を覆う防水シームテープ別売もされてるので補修もOKなのだけど、、
7月の購入からふた月の間にもで早速自己ベストを更新してくる真夏の気温や度々のゲリラ豪雨を凌いだりと散々で、撮影時点ですでに一部剥がれちゃってました。
MT-10SP用のバリチェロバイクカバーHGで気になったのは表面に来たシームテープの耐久性くらいかな?
ふた月経ってないけど部分的にもう剥げてるのはさすがに不安。。とは言え、撥水性が凄いから水が溜まるような掛け方しなければ大丈夫そう。 pic.twitter.com/MeIQMduV7v
— ヤマヒロ (@yamahirok3) August 24, 2023
もともとノーマル版だと裏面に備えていたので、時期や剥いだ後庭に放り投げる扱い方や環境起因かもだけど人によってはかなり気になりそう。
もっぱら雨上がりカバー剥いだらこんな状態になってたら大問題なのだけど。
↑洗車中
そもそもまだ新しく、生地にかなり水を弾く撥水性があるのでゲリラ豪雨後に洗車が必要なほどグショグショに濡れたとかは無し。(水滴はあったけど)
外に置いている時点で完全に防ぐことはできないだろうし、変に水が溜まらないようなカバーの掛け方をしなければ全然大丈夫な気がする。
まとめ
今回はMT-10SPのタンク保護第一に買い替えた裏起毛で評判なバリチェロバイクカバーHGの紹介でした!
さすがに屋根付き格納庫の代わりにはならないけど、大事な一台を無理のない範囲でキッチリ保護するものとしては最高に良い買い物でした!
どんな製品も一長一短で気になる部分もあったけど、鏡面のタンクやホイール周りなど擦れによるダメージから車体を保護するなら効果は抜群!
優しい質感が好印象な初の裏起毛カバーにご満悦なヤマヒロの愛車MT-10SPはかなり良い顔をしていたと思う。
下手な安物はもちろん、極端なハイエンドバイクカバーよりよりもおすすめできる部分さえある素敵無敵仕様。
大事な一台を守る一枚多役な裏起毛バイクカバーとして、バリチェロバイクカバーHGあなたもいかが?
今回紹介したアイテム
今回紹介したバリチェロのHGタイプ。
裏起毛で擦れダメージを大幅軽減できるのでマットカラーやできるだけ小傷もつけたくないお気に入りのマシンに是非!
トリシティ、トレーサーで5年近く持った高評判なバリチェロのバイクカバー
裏起毛が無いだけで、価格もだいぶ落ち着くので消耗品としてみてもバリチェロバイクカバーは優秀っす!一生ついていくっす!!