皆さんはフルフェイスヘルメットを使っていますか?
あまり良い顔をしてない自分はいつの間にかツーリングも街乗りも全部載せ系フルフェイスがメイン化しつつあったヤマヒロです。
全部載せフルフェイスはデカくて重くて高い。
そんな風に思っている時期が自分にもありました。
だけど、気兼ねなく使えるフルフェイスヘルメットが欲しい!
できれば、手頃でも全部の機能が使えるものがいい!
特に街乗り・下道日帰りツーリング用にオススメしたいのがヤマハの全部載せ系フルフェイスヘルメット!
その名も、YF-9 Zenithです!
ーー「可変戦闘機みたいな名前だな」という方へーー
今回は割と真面目に出番こそ多くは無かったけど、ほど1年使った普段使い用フルフェイスヘルメットのひとつであるヤマハYF-9 Zenithを紹介するレビュー記事です。
お探しのアイテムが“ヘルメットじゃない“という方は大変お手数ですが戻るボタン、あるいは閉じるボタンをよりブラウザーバックをお願い致します。
ご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありませんでした。m(__)m
実はYF-9メタルブラック初のツヤありブラックが空の青に溶けてしまいそうでめっちゃカッコよくってお気に入りです…!
ともかく、バイクで”サヨナラノツバサ”しないよう気をつけてくださいね!
そんなこんなで今回は街乗りや軽めな日帰りツーリングで絶賛愛用中なお手頃フル装備なフルフェイスヘルメット、ヤマハYF-9を紹介するっすよ!
“ツーリングから普段使いまで気兼ねなく使えるフルフェイスを検討している方”や“手頃な全部載せヘルメットとしてYF-9を検討している方”の参考になれれば幸いです!
今回紹介するアイテム
お手頃な全載せなフルフェイス?
3年ほど前、大型MTに乗るようになってから購入し、ずっとメインで使っているのは最高クラスのツーリングヘルメットと名高いショウエイのGT-Air2
5万円強の帽体に専用インカムを組み込むと10万に迫った自分のバイク用品史上最も価格が非常に高かったというだけあって一度買ってしまえばヘルメットとしては文句なし。
しかしながら、いくら大事に使っていても落としたりぶつけたはしてしまうもので、5月のメイストームな時期にバイクに乗ったとある日のこと。
両手の荷物をしまおうとバイクのシートに置いたGT-Air2が強風に煽られ落下。回転。スゥクリュゥー↓ドゥラィヴァ-↑(ヤマヒロは発狂)
購入から3年めにして結構な高さから落ちたヘルメットはコンクリートの上で転がり、あちこちキズになった挙げ句の果て塗装の下地面までえぐれてしまい頑張って買って大事に使っていたことからメンタルにも大ダメージ。
おまけにタッチアップも虚しく残念な感じに。。
またトリシティ155とMT-09TRACERに乗っていた購入当時はGT-Air2はホワイトかツヤありブラックと悩んだものの、
いざ購入したMT-10SPとのリレーションを考えたとき5万を超える値段からそこまで稼ぎが良くない自分には“色違いで同じものを”とは行けずにいました。。
あいにくのまだまだ色々試してみたかったということで。
お手頃な全部載せ系フルフェイスを購入をする際、いろんなヘルメットを試す傍らでこの時の自分が求めたのはこんな感じ。
- 2020年代で現行ラインナップされてるフルフェイスであること
>安心して買える防御力と快適性!
- シンプルなデザインであること
>いろんなバイクでいろんなシーンをこなせるヤーツ。それからグラフィックモデルをキズにするのは泣ける。
- デザインが好みなこと
>お気に入りなら末長く使えるよね。
- サイズ感がピッタリであること
>お店で試着し、ネットで買おう。(オイ)
- 価格帯が高すぎないこと
>強烈な春風に煽られ、5万強のヘルメット落とした何気ないのツーリングでのトラウマ。バイクを愛した自分に春はこない。
- 内装を外して洗えること
>夏場のフルフェイスはヤバい&ハゲるらしい。
- 艶ありブラック系のカラー
>白青からイメージチェンジしたいなど。MT-10SPとリレーションできればグゥレイトォ!
- 信頼できるメーカーであること
>安物は安全的にダメ。ゼッタイ。
- ちゃんと風を感じられること
>フルフェイスは蒸れるので「考えるな、感じろ!」
- インナーサンバイザーがついてること
>「目が、目があぁぁぁ!!」ry…
- メットインに入ること/ヘルメットロックが使えること
>持ってかれたら死んじゃう。
- システムみたいに重すぎず首に低負荷
>”疲れにくい”も安全性です!
- お手頃価格で全部載せフル装備!
>もはや何を言ってるのかわからねーと思うが。
- そろそろネタ切れ
>モウヤメルンダ!
とフルフェイスどころかヘルメットは数あれど、安心できるメーカーという部分から結局チェックしていたのは3万円未満の国内ブランドのものばかり。
おまけに眺めるだけならともかく、仕事のソウルフルボッコで気でも狂っていたのか新古品を見かけようものなら発作的に保護購入に走ったりしてたのが2021年12月〜年明けのお話。

ヤマハ YF-9 Zenith
そうしてセレクトしたのがヤマハ(ワイズギア)のフルフェイスヘルメットであるYF-9 Zenith
YF-9 Zenithはヤマハから現代のスタンダードを極めたモデルとしてラインナップされているフルフェイスタイプのヘルメット。
数あるフルフェイスヘルメットの中でもサンバイザーなどを備えない軽量タイプとの草分け的存在である便利機能満載ないわゆる全部載せタイプ。
全部載せもすっかり一般化してきた印象ではあるけど、Zenithブランドらしく2万円あれば結構なお釣りが来る装備に対して比較的お手頃な価格帯。(2023年10月現在)
そんな現行のヘルメットとしてはお手頃価格に反してインナーサンバイザー、ベンチレーション、脱着可能な内装、インカム取り付け(一応可)といった機能面も抑えるところをしっかり抑えたモデルです!
他のヘルメットとの差別化として最強の3番機、MT-10SPに合わせてカラーはツヤあり黒にあたるメタルブラックをセレクト!
YF-9 レビュー!
使ってて感じた良いとこ悪いとこあれこれ。
あると便利なインナーサンバイザー
ツーリングユースでも街乗りでも必須装備なインナーサンバイザーはあると無いとじゃ大違いでめっちゃ便利!
目を閉じたくなるような眩しい日差しを上手にカットしたり、目の前が真っ白になりそうな逆光下でも信号が見えるブルー系スモークで快適&安心です!
YF-9もヤマハのスポーツジェットYJ-17や旧システムヘルメットYJ-19のように上部のレバーでサンバイザーを上げ下げするタイプ。
なのだけど、スプリングで”カシャッ”と戻る開閉機構ではなく、上げ下げどっちもレバーに連動している仕様でした。
1年使った感じ、夏場はメッシュグローブでは気にならなかったけど、サンバイザーのレバー自体が小さめなので厚手な冬用グローブだと操作性にちょっと難がある印象。
またトップベンチレーションも近いので慣れるまでは停まってる時でも頭の上でレバーを探すかも。
それから左サイドレバー慣れてしているということもあってか、60km/hを超えるような高速走行中は頭上まで腕を上げると風圧で普通に持っていかれるので操作はなかなか大変。。
逆に捉えれば左右どちらの手でもサンバイザーを操作できるのは現行全部乗せヘルメットとしては珍しく、人や用途によっては大きな利点。
使用するスピードレンジ的にも街乗りや下道ツーリングとは普通に相性がいい気がするので一長一短かな。
地味に嬉しいセンターロックシールド!
YF-9はフルフェイスタイプでは珍しいセンターロック式。
OGKのエアロブレード5など似たような機構でロックボタンがちょっと浅めなのは気になったけど、MTバイクをメインを乗っている個人的に好み部分です!
多くのヘルメットで左側にシールドロックが多いけど、左手離せば即エンストしてしまうようなシーンでもYF-9なら右手が使えればシールドを開閉OK。
たとえば、クラッチ握りっぱなしの信号待ちで目にかかってしまった前髪を払ったり、曇ってしまったシールドを片手で跳ね上げられる。
だから、『目がぁぁぁぁ…目がぁぁぁぁ…!』ってならずに済むのです…!
ゆえにスクーターはもちろん、一般道では頻繁なクラッチ操作を行うMTバイクに乗る人は特にセンターロックの恩恵を受けやすいっすよ。
サイズ感はワンサイズ上がいいかも?
個人的に一番ビックリだった独自すぎるサイズ感。
ヤマハ(YJ-17、19、21、YX-6)もショウエイ(GT-Air2)もOGKカブト(エアロブレード5、KAMUI3)も全部Mサイズを使っていました。
が、YF-9だけはLサイズでないとアイポートが低くチンカーテンと干渉、さらにあご紐も短くどうも帽体の高さが足りない感じ。。
YF-9黒(Lサイズ)、GT-Air2白(Mサイズ)
YF-9の帽体は前後に広く、横幅は抑えた正面から見るとスリムな印象でメットインやトップケースへの収納は問題無し。
ヤマハの商品ページを見ると“長くお使いいただくことを顧慮したこだわりの内装”とあったものの、1年使い込んでもヘタらずまだまだハードな質感。
また“日本人向けなインナー”とのことだけど、そもそも自分ヤマヒロがやや縦に長い米粒型の輪郭なのが個人的に合わなかった部分かも…?
それでも大き過ぎると事故ったときに危ないし、小さすぎると頭を締め付ける拷問器具になっちゃうからできれば試着の上で。
YF-9のサイズ選びに関しては気持ち普段のヘルメットのワンサイズ、ツーサイズ上でも良さそうでした。
別売の20mmチークパッドを活用してゆるくすることもできるので街乗りかスポーツツーリング、どっちに寄せるか個人の好みに応じてちょうど良いフィッティングのサイズを選べるとベスト!
YF-9は要試着!!
とか言うのは自分が盛大にやらかしたから。
ヘルメットは現物をバイク用品店でモノを見たり実際に試着してみて値段的にネットで買うとかいう今時の若いモンあるある(殴
カラーチェックや試着させて頂いたナップスさんマジごめんなさい。。(試着用は内装がへたってたっぽい?)
で。アマゾンアウトレットで買って事故(事件?)も起きました。
不幸中の幸い返品が利いたのでサイズアップして買い戻すことができたのだけど、、
各販売ページのレビューを見るに試着もせず買ってのサイズミスした旨をYF-9は特段多く見かけるのでお店で買うか必ず試着してから買ってね!

それともLですか?
Mですかぁ…
あと、“なんかいいこと聞いた”みたいな言い方するんじゃねぇ。
ワンサイズ上のLでもインナーはまだ固め。センターライナーが特に。
ピンストライプのグラフィック
YF-9は単色版にあしらわれたピンストライプのグラフィック!
好き嫌い分かれるかもだけど、あるだけで質感が高まる印象で30代のスタートを切った自分にはこの位がお気に入り。
選んだメタルブラックは両サイドにシルバーのピンストライプでスポーティかつ品よく纏まってます…!(ホワイト、マットブラックなどはゴールド)
バイクもヘルメットもステッカーでベッタベタにするのは好みではないけど、
特別主張が激しすぎるわけでもない良い塩梅なのでロゴステッカーやラインマーキングを足してあげるのもGood!
プチギャラリー
インカム取り付けはいけるけど…
スマホナビの音声を聞いたり、黙々走る高速走行で好きな音楽を流したり。
ソロはもちろん、マスツーリングでも大活躍なヘルメットインカム。
インカム本体の取り付けはクリップや両面テープ貼り付けはなんとか行けるけど、
YF-9は現行のツーリングヘルメットには標準装備されてるインカムのスピーカーホールが残念ながら無し。
と言っても付けれない訳ではなく取り付けや最初の配置には気をつかうけど、薄型スピーカーのものなら配置は可。
耳元にあたるチークパッド裏に合わせるイメージでインカムの付属品を上手に使ってセットしよう。
両サイドのチークパッドも隙間が無いので配線は後側のセンターライナーの隙間から。
★ソロのナイトツーリングとか黙々高速走る時フルフェイス被ってる時、好きな曲を熱唱しちゃうの自分だけじゃないって信じてる。
まとめ フルフェイスお試しに!
今回はお手頃な全部載せフルフェイスヘルメットであるヤマハYF-9の紹介でした!
ヘルメットに限ったことじゃ無いけど自分の使う道具は自分に一番合うものを選べれば大正解。
値段が何倍も違うメインのハイエンドなフルフェイスに比べてしまうと、どうしても物足りなく感じたところあるけれど。
2万円ちょいという手頃さで便利機能は全部備わっているので初めてのフルフェイスにはもちろん、サブとして普段使いや日帰りツーリングなら必要十分使っていけるものでした…!
個人的に初めてで唯一のツヤあり黒系なメタルブラックのYF-9の質感も見慣慣れたホワイト系と全然違った雰囲気でいい感じです!
特に最近はMT-10SPのタンク共々ツヤありピッカピカーなヤマハブラックがお気に入りなヤマヒロでした!
今回紹介したアイテム
定番のカラーに加えトレンドのツヤありレッドやマットグレーなど珍しいカラーリングもラインナップしているよ。
アマゾンだとよくタイムセールの対象になってる気がする。
レッド、ブルー、グレー他何パターンか用意されているYF-9のグラフィックモデルのスポーツストライプ
マシンは選ぶかもだけど、ヤマハに合わせたデザインで乗っているバイク合うものがあればトータルコーデが決まりそう。
ちょっと値段は上がるけど、全体的に上を行くOGKカブトのKAMUI3
UVカットシールドやサイドにあるサインバイザーの開閉レバー、インカム配線のしやすさや完備されたスピーカースペースとウェイクスタビライザーによる高い高速適正などなど。
増車したMT-09ストリートラリー用に購入後しばらく寝かせていたNACKを使い始めたばかりだけど、トータルで見るとYF-9の上位互換なイメージで欲張りすぎなければメインとしても普通におすすめ!