夏日気温でタンポポの開花が絶賛進行中な神奈川県民ヤマヒロです!
春の嵐に吹かれ綿毛は次々と飛び立っております。
ちなみにタンポポは英語表記はDandelionって言うみたい。
それにしても綿毛をマクロクローズアップで撮った写真ってだれが撮ってもステキですよね〜!
今回そんな錯覚を覚えさせ、初心者な自分の写真に自身を持たせちゃう特殊効果まで持っている2種類のKマウントで使えるマクロレンズの特性をご紹介!
DA35リミマクロ
正式名称PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
4番目に手に入れたペンタックスKマウントリミテッドレンズシリーズの一つ。
そろそろレンズにも味のようなダメージが付きはじめた。
リミテッドレンズのマクロということからコールサインは「リミマクロ」
焦点域は肉眼でみる画角に近く、最大撮影倍率は1(等倍)とクローズアップ撮影もできる万能。
自分が持っているのはHDコーティングにリニューアルされる前の緑のリングのモデルだけどマクロレンズらしく開放(F2.8)からシャープな描写で頼もしい。
一方遠景がゆるめで風景を撮るのにはイマイチ感があるけどマクロとして前に主題をを持ってきて使う分には全く気にならないしクローズアップ時は前後ボケがステキ。
スナップ写真でも主役を引き立たせるメリットに化けちゃう優れた描写性だと感じてる。
クローズアップ時はギリギリまで被写体に寄る必要があるけど逆にそこから発見を得られたりもするのがリミマクロの醍醐味。
ちなみにラインナップは新型にリニューアルされ赤いリングのHDコーティング版の描写はどのくらい向上したのだろう?と気になるです。
標準マクロ特徴
- ギリギリまで被写体に寄れる
- 手ぶれが望遠マクロより小さい
- 被写界深度が深く背景を活かしやすい
- 被写体から発見を得られることがある
標準マクロの特徴としてはイメージセンサーの位置を示す距離基準マークから被写体までの距離、ピント合わせできる最短撮影距離が非常に短いこと。
レンズの距離目盛もリミマクロの場合、0.139m(0.456ft”フィート”)と一般的なレンズよりに遥かに寄れる。
ちなみにリミマクロの距離目盛表示はこんな感じ
白字:撮影倍率
青字:フィート最短撮影距離
黄色字:メートル最短撮影距離
赤線:距離指標
赤線左右数字:F11・F22時のピント面
接写マクロとしてファインダー越しにギリギリまで被写体に寄れるため、花の中から蜜玉持ったミツバチが出てきてほっこりしたり、コケを写して肉眼では見えない世界観に引き込まれたりとたくさんの発見と出会えた。
焦点距離は標準域の感覚なので望遠マクロほど手ぶれが大きく発生しないおかげで手持ちクローズアップ撮影がしやすかったり、深めな被写界深度を活かして背景のイメージを残しやすいのも標準マクロの特徴。
逆にワーキングディスタンス(被写体までの距離)が短いのが標準マクロの気難しいところ。
自分やカメラの影の映り込みやすかったり映り込み回避不可な場合もあったりするので撮りたいイメージが叶わないなんてこともあるので注意。
しかしながら際限なく寄って行ける標準レンズと思えば気持ち的に使いやすいレンズだと思う。
マクロリミの写真だよ!
タムキュー
正式名称TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 272EP
通称タムキュー(タムロンの90mmから)でカメラ仲間との会話は通るサードパーティ製の銘玉マクロレンズ。
焦点距離はAPS-Cの90mmだけどフルサイズでも使用可能(換算135cmm)な望遠マクロ。
APS-Cマクロレンズとしては最大撮影倍率1(等倍)。
望遠域なので被写体を大きく写すためギリギリまで接近する必要なくマクロレンズとしてとても扱いやすい。
描写も気になるような難クセはなく、優しくもしっかりした描写と柔らかく素直なボケはグゥレイト!の一言。
コレを手ぶれ補正付きで使えるのはボディ手ぶれ補正なペンタックスユーザーの特権ですっ!
3万円を切るで値段で手に入るコストパフォーマンスの高いレンズでもあるので最初に手にする初めてのマクロレンズデビューにも絶対にオススメできる。
望遠マクロの特徴
- ワーキングディスタンスが長い
- 望遠パースペクィブで主役を明確にしやすい
- 被写界深度が浅く背景を簡単に吹っ飛ばせる
- マクロレンズとして扱いやすい
望遠マクロは標準マクロよりワーキングディスタンスが長く被写体までの距離を広くとれるので無理の無い姿勢で撮影できるのが大きなメリット。
被写界深度が標準マクロより浅い分ピント合わせはちょっとシビア。
そのぶん主役を明確化しやすかったり、余計な背景を簡単に吹っ飛ばしやすいので通常の望遠レンズとしてもGood。
始めてのマクロレンズを選ぶなら絵作り、使い勝手面の両方で望遠マクロから選ぶのがオススメっす。
望遠マクロの手持ちクローズアップでは焦点距離が長いことがあり手ぶれの影響が出やすいのであればカメラやレンズの手ぶれ補正を使おう。
無風かつ三脚に乗せて使えれば無敵。
自分はマクロ撮影のスタビライザーにコレを使ってるです。
ペンタのカメラやTHETAと使いたいシルイのマルチファンクション自立一脚 P-324Sレビュー! 手ぶれ防止や動物園で大活躍!
タムキューの写真だよ!
まとめ
今回はクローズアップ撮影に絞った紹介となってしまいましたが正直言ってクローズアップで撮り比べたタンポポ綿毛はどちらも同じように見える(苦笑)
どちらも一長一短な全く正確の違う面白いレンズでスナップや撮影を気軽に楽しむならDA35リミマクロ、マクロ撮影がメインならタムキューという具合に使い分けています。
実は今回タンポポの撮影は庭や近所の公園、道端、空き地など日常で通る場所がロケーションだったりもして遠出しなくても撮影を楽しむことができるのはマクロレンズならでは。
マクロな世界をのぞくと普段素通りしてしまうような日常にクローズアップして肉眼では見えない世界に面白い発見をすることができますよ!
編集後記
どちらのマクロレンズでも共通してファインダーを見ながらピントを追い込んで行くマニュアルフォーカスで使うことが多め。
中でもリミマクロのピントリングの適度に重さのあるトルク感や操作感触。好きです。
なんだか上手く言い表せないけどAFギュィン!みたいな利便性じゃなくってFA31並みに「カメラレンズを駆って撮影する感」がある。
アルミ削り出しのリミテッドレンズ固有のものだろうか?
少なくともズームレンズよりは写真撮ってる感があって好きです。
タムキューもフォーカスリングに適度な粘りがあって操作感がいい感じでマニュアルフォーカシングしやすい。
そんなわけでマニュアルへクイックシフトフォーカシングして捉えることができたメジロ。
被写界深度は浅い分ピント面は狭いけど、とろけるボケの望遠レンズとしても使って行けるです。
やっぱりマクロレンズとしてメーカーもこだわってる部分なんだろうか?
いや〜機材道楽だね〜。
ヤマヒロさん、
タンポポの綿毛撮影お疲れ様です!!
今年は綿毛がやけに早く出現しているかな?
と、思っております…。
クローバーがあるとつい四つ葉がないか、
探してしまったりしちゃいます…。
昨年は2つ見つけて母に渡したら、
押し花にするとか言っていました…。
タンポポもカントウかセイヨウかどちらか
楽しみでつい裏返してしまいます…。
昔、タンポポの茎を笛に出来ると小学校で
習ったのでやるのはイイけど苦くて何度も、
口の中を苦い苦いを何度も体験済みです…。
僕はこの時期はタンポポモドキと言う、
見た目がタンポポにそっくりの花が出るのを
誰よりも待ち望んでいるんです…。
中学時代に好きだった女の子がですね
タンポポモドキをたくさん積んで、
僕に王冠を作ってくれたり、クローバーでも
作ってくれたりしたのを春になると、
一人寂しく思い出してしまうんです…。
その女の子、時々ですが
眠っている時に夢を見ている時によく出ます
スーパーマリオに出てくるピーチ姫にですね
とてもよく似ていた性格がキツ目の
日にちによって性格が変わるというとても
触れ合うのが難しかったんですが、
実は今も好きな子だったりします…。
ちなみに中学時代の僕のあだ名はヨッシー!
リラックマさん>
いつもコメントありがとうございます!
今年の関東圏のタンポポは綿毛になって飛び立つのが早かったですね!
撮りそびれてしまわぬようマクロレンズでクローズアップ撮影に行って来たので撮り比べしてみました。
タンポポ探してるとクローバーはわんさかと見ますけど四つ葉のクローバーはレアですよね。
クローバーの押し花というのも素敵ですね!そのままポストカードとか♪
初めまして
タムキューとDA35の比較がみたいなーとインターネットをさまよっていたら、こちらにたどり着きました、ペンタックス好きとしてとても楽しい内容で凄かったです。
この記事を読んだ後にタムキューをポチってしまいました。
また遊びに来ます!
せいぶつさん
コメントありがとうございます!
ペンタックスは純正こそ数あれどサードだと現行マクロのラインナップが少なくなってしまっている感じですね。
タムキューは同クラスに比べて特徴的で値段も手頃で優しい描写力が好印象なレンズなので
是非とも使い倒してあげてくださいな!