【感動の実話】ピックアップリペアはペンタックス・リコーの神サービス！派遣先で落下故障したDA☆レンズを出張修理したよ！

焦りと不注意で大事なレンズを宙に放り出した不届き者のヤマヒロです。

大きな落下音が響いたあの時、まるで時間が止まってしまったように記憶の色が滲み始め、空っぽな心のせいで世界がモノクロに見えた。

 

あの出来事がトラウマすぎてレンズ格納のためだけにカメラバックが欲しくなりました・・・

半分泣きながら

今回は派遣先の山の上でレンズを落下故障させた自分にリコーイメージングが差し伸べた手、出張引き取り修理サービスのピックアップリペアを紹介します！

 

ピックアップリペアって？

このサービスは日本全国どこからでも電話一本で弊社指定の宅配業者（ヤマト運輸）が梱包資材を持ってお伺いし、故障した製品を梱包してお預かりします。弊社の専門スタッフが修理を行ない、完成品をお客様ご指定の場所までお届けするサービスです。

ーリコーイメージング 修理に関するご相談よりー

 

簡単にまとめると電話やWebからの申し込みすればヤマト運輸さんが壊れた機材を引き取って修理後お届けしてくれるという神サービス。

サービスセンターに持って行けない場合や派遣先だった山の上でもOK！

おまけに梱包などの準備も不要で送料等を含めたサービス料は1000円(税別・645系統は3000円+税)と控えめ。

 

※2017年2月に価格改定がありました。

それでもいついかなる時でも大事な機材の修理対応してくれるトレードオフだよね。

むしろ1000円は感謝の気持ちとしては安すぎた。

 

 

「旅行直前だけど、修理に持って行けない・・・」そんな緊急を要するあなたと大事な機材を救ってくれるサービスなのです！

 

 

レンズ落下からピックアップリペアへ

コトの発端からリコーのサービス“ピックアップリペア”を利用してレンズ修理完了までの記録。

 

 

レンズもバックから落ちた

猿じゃない。。

そんなレンズと言う精密機器をあってはならない勢いで溶けてベチャベチャになったの氷の地面へ落下させた自分。

落下の衝撃でレンズフードは砕け、フロントキャップは破片を散らし、マウントキャップが大きくえぐれていた。

大きな音が里山の静かな河川敷きに響き渡たり、近くの木の小鳥たちが一斉に飛び立った。

泥と氷にまみれピクリとも動かなくなったズームリング。

冷たくなったDA☆60-250を拾い上げた時、僕の頭の中が真っ白になった・・・

スノーモンキーパーク 帰り道で衝撃の事件より

 

自分の不注意のせいでズームリング内部機構がクラッシュしレンズ昇天。

この件で時は金なり、タイムイズマネーという言葉の意味を思い知ったTHE トラウマなのです。

 

これを機にカメラホルスターバック、レンズエクスチェンジケースが欲しいものリストに入れてカメラバック沼にオーバーヘッドダイビング。

そうでもしないと戻ってくるDA☆60-250を安心して持ち出せないッ！

 

 

サービスセンターに電話

派遣先の従業員寮に帰ってことの重大さを痛感した悩める子羊のヤマヒロはひとまずリコーイメージングのサービスセンターに電話した。

 

電話が苦手&分かりやすくテンパってた自分はこんな感じだったと思う。

 

それでもリコー・ペンタックスはユーザーを大切にしていると聞いていたとおり、テンパってた自分を相手にもなだめるような話し方、穏やかな声のトーンが凄く聞いてて安心感があった。

 

半ば精神に病みつつ、どうにかこうにか落ち着いて電話で伝えたのが

• レンズを落下させてしまったこと。
• 不具合のでている部分のこと。
• 山奥で寮生活してること。
• お誘い受けた旅行があること。

 

そこで提案して頂いたのがピックアップリペアで事細かにサービス内容を説明してもらいました。

そそくさと「詳しくはWebへ」ってあしらわないニンゲンの暖かさよ。

直接お話したから分かるけど、リコペンのアフターサービスの満足度高いっていうのはこういう当事者しか見えない部分のことなんだろうな。

 

 

引き渡し準備

ピックアップリペアの申し込みをしたら送り出す自分がするべき準備へ。

ピックアップリペアではありがたいことにケースや箱に入れるなどの事前の梱包や箱詰めなどのご用意は不要なのでレンズをヤマト運輸さんにそのまま渡せばOK。

Webで申し込み後に用意するのは必要事項を記入した紙一枚のみ。

Webから申し込んだ場合は修理依頼をした申し込みフォームの内容をプリントして修理品に添付すればOKなのだけど・・・

「不具合内容、もしくは点検、カスタマイズサービス希望内容」「お客様のご氏名、ご住所、平日の日中にご連絡の取れる電話番号、(あれば)ＦＡＸ番号」を明記したメモ（修理依頼票やインターネットお申し込み時の確認画面をプリントした用紙をご利用いただくと便利です。）

リコー サポート ピックアップリペアFAQより

 

住み込みでお仕事していた奥志賀高原にはコンビニはおろか、自由に使えるプリンターなんてなかったので手書きのメモを添付した。

 

書いた内容は

• 故障箇所
• 氏名
• 電話番号
• 住所

手書きメモを使う場合でもこれだけ書いてあればOK！

 

ヤマト運輸へ引き渡し

電話やメールで引き渡し日時を週一回の希少なお休みの日に指定していよいよ当日。

一応午前中指定して、引き取りにやってくるクロネコヤマトを待っていたのですが雪道で遅れるとのお電話。

「さすが奥志賀。雪深けー」と思った。

 

しかし電話で聞いた予定時間になっても到着していなかったので寮の外に出てみると、雪にはまったトラックがスキー場のブルドーザーに引っぱられていました・・・

 

改めて「さすが奥志賀！雪深けー！(笑)」って思った。

とりあえず脱出した時点で自分がレンズとメモを直接お渡しに行った。

 

お預け控えを受け取りレンズはサービスセンターへ。

3日後無事にサービスセンターへ届いたようでメールで修理開始の連絡がありました。

 

 

期間と修理見積り

Kマウントレンズ修理の目安は7-10日ほど。

預けたレンズの修理見積り金額が申し込み時の了解金額以内なら即刻修理をスタートしてくれるので急ぎなら費用見積もりを高めにしておこう。

 

一応公式サポートでインターネット簡易見積もりで大まかな金額の確認ができるし、必要なら見積書をもらってから修理依頼も可能なので必要に応じて使い分けることもできます。

 

 

身勝手なお願い

修理に出して5日ほど、修理完成品の発送が23日ごろという連絡メールが届いた。

到着自体は24日以降ということで、あいにく旅行に出発の当日でした。

 

そこで23日の17時以降から24日午前中に到着を希望して、修理・発送が間に合うようなら完成品発送の前倒しを無茶を承知でお願いした。

あんなお願い自体が無茶を承知でしたつもりだったけど、発送を前倒ししてくださり無事キツネ旅行前に受け取り完了！

そんな自分の都合の身勝手なお願いにも関わらず対応してくださったリコーイメージングサービスチームに感謝！

 

 

引き取りとお支払い

修理が終わった完成品を直接お届けにきてくださります。

ピックアップリペアの支払いは修理完成品お届けのヤマトさんに現金orクレジットカードの着払いのみなので注意！

(時間を指定していたはずなのですが、なぜか仕事中にクロネコヤマトさんが到着してしまいヤマヒロはめっちゃ怒られました。)

 

中身が動かないアマゾン式の梱包なのでゴミも少なめ。

レンズは大粒のエアクッションと保護用ビニールの2重で厳重に包まれていました。

 

 

修理費と料金

修理料金18900円とピックアップ利用料金の1080円、一件の修理にかかった合計は19980円ほどで済みました。

落下は待ったなしのフリーフォール状態だったのでオーバーホールを覚悟してましたが2万円以内に収まってよかった！

 

 

工賃が高いのは専門技術を要する部分なので当たり前。

あとは内部パーツのカムリングや固定筒などの部品代が4000円と数万円が吹っ飛ぶ覚悟していたので思ったより安めでした。

 

点検修理内容

点検結果 / 修理内容
・ズーム作動しないため部品交換
・距離環作動ガタのため部品交換
・レンズ内ゴミのため清掃

入手が並み品中古だったこともあり、心なしかAFがスムースになった感じがしたり、光学系も本来の力を取り戻したかのように以前より良くなった気がする。

十中八九気のせいだと思うけどプラシーボ効果アクティブ中。

 

 

まとめ：DA☆60-250の再起！

大好きなレンズが復活！こんなに嬉しいことはない！わかってくれるよね？

間に合わせの新しいレンズもお迎えして無事戻ってきたDA☆60-250の再起戦はキツネ旅行でした！

 

緊急だけど修理に持って行けない方や自分みたいにリゾートバイト中に機材壊した・・・

という修理難民のあなたは是非ともピックアップリペアで大事な撮影機材を救ってあげてくださいな！

 

 

編集後記

レンズ壊したから用意したいもの

レンズと一緒に壊した備品はもちろん、

OOがあればレンズを壊さずに済んだのではないか？

OOを使っていればこんなことにならなかったのではないだろうか？

そんなわけで今回のレンズ落下修理を機に買い足したいものや買い戻しておきたいものまとめ。

欲しいものリストがまたいろいろ増えました。

 

レンズフード

落として真っ二つにクラッシュした上、そのまま川に落ちてロストした純正レンズフード。

レンズ前玉(一番前のレンズ)を守るためフードは犠牲になったのだ。

 

もちろんDA☆60-250を完璧な状態で運用するためにも必要な存在。

買い戻したけど思ったよりいいお値段・・・

 

 

レンズプロテクター

普段付けていなかったレンズプロテクターでしたが「こんなことは誰にでも起こりえるんだな」と護る必要性を再認識。

今回はキャップとフード大破で済んだけど前玉が損傷したら修理費はもっと大変なことになっていた模様。

最低でも高価なスターレンズや使用頻度の高いレンズの分は用意してあげようと思う。

ネットでよくある安物だと画質やフレアなど撮影に悪影響の恐れがあるので、作品撮るソウルアートレンズならフィルターも見合ったものを合わせて行きたいね。

 

 

インナーカメラバック

安物バックにレンズを入れていてこうなったワケなのでどんなバックにもマルチロールに扱え、ソフトクッションでレンズを保護できるインナーバックがあると便利。

アルミ削り出しのFAリミテッドレンズFA31をカバンに付属ケースで入れていた所、キャップもろと大きく変形・損傷させてしまったこともあるので・・・

 

収納も些細な気遣いすればこういったリスクは抑えられるし、作品撮影の愛筆になる大事なレンズやカメラを今まで以上に大事にしてあげたいと思った。

 

レンズバック

DA☆60-250のヤマヒロによるDA☆60-250のための超望遠レンズ携行新政策として、超望遠専用レンズバックの購入を検討。

第一候補はロープロ(Lowepro)のレンズエクスチェンジシリーズ。

レンズエクスチェンジシリーズは収納部が2つあり外したレンズを一時的に入れることができるタイプ。

出し入れしやすく野外でもレンズ換装が楽々行えるし、バックに望遠レンズだけ入らない！という事態も回避できるすぐれもの！

 

大好きなレンズだから

正直60mmからズームができないなら、明るくコンパクトでキレッキレなペンタックス DA★55mmF1.4 SDMで十分。

自分と同じ所有レンズならあの損傷度に見限り、さっさと手放すという選択肢をとるかもしれない。

思い入れも強く、自己満足なベストショット連発してくれる大切なレンズ。

想いをカタチにする僕の最強の超望遠スターレンズ。

一緒にステキな世界を探しに行こう。

つまりこれからもどうかよろしくね！