ペンタキシアンのみさなまこんにちは。消滅してませんか。
K-3と3II、Q7、K-S1とリコペン機が多数在住なファミリー会員、プライベーティアフォトワーカーの中の人。ヤマヒロその人です。
リトルKとあちこちでささやかれておりましたペンタックスの新型一眼レフカメラ、PENTAX KPが発表されて今回もいろいろ困惑しておりました。
そんな訳で今回は新たに発表され、時間経過ともに気になってきましたペンタックスの新型APS-Cデジタルカメラ、PENTAX KPを自分の用途と照らし合わせながら紹介します!
ー画像はリコー公式サイトPENTAX KP 製品情報よりー
ここが気になるペンタックス KP!
ツッコミたいところはたくさんあるけど、今回は自分が気になったコンセプト、K1風なデザイン、異様に高いISO、電子シャッターと改良されたっぽいAF、なぜか交換できるグリップと素敵無敵なシルバーカラーについてまとめてみました。
NEWコンセプト!
基本スペックは公式サイトにてどうぞです!
まずKPのスペックを見た感じ大幅な小型化と試験的要素を多数取り入れ、総合力高めたマルチロールAPS-Cカメラというイメージでしょうか。
Kマウントでは最近レアなナンバリングされていないプロダクトネームとなったPENTAX KP。
「K」はご存知の通りキング(King)のK、僕の大好物Kマウントシリーズの意。
一方「P」は、
Premium(プレミアム):高品質・高価・高級の意(形容詞的に)
Pleasure(プレジャー):楽しみ、愉快、喜びの意
Potential(ポテンシャル):可能性、潜在的の意
とりあえずPENTAX K.O!とかにならなくて良かったね。
リトルK-1デザイン
まず目に付いたのがペンタックスが送り出した初代デジタルフルサイズK-1にそっくりなデザイン。
角張ったペンタ部、大きな電子制御ダイヤルとK-S1顔負けに薄いグリップなどなど。
ヒロ兄は好みじゃない感じ?
ミリタリーライクな面構成で堅実デザインが自分好みだったK-3やK-S2、K-70など
今までのペンタックスAPS-Cカメラとは全然違う雰囲気で受け入れることができなかったというか・・・
それでもスリップダメージのごとくKPの好感度がじわじわ上昇してしまい・・・
初見時
寝付けずフトンで
仕事しながら
いよいよネットで
もはやカメラとしての性能云々以上にデザイン的な所有欲が勝ってしまいそうなお財布にとって極めて危険な状態(苦笑)
物欲よ、静まりたまえー沈まりたまえー
ISO 819200
フルサイズK-1に搭載された画像処理エンジンPRIME IVとK-70で初搭載となった追加画像処理、アクセラレーターユニットの恩恵でISO最高感度が81万9200に引き上げられるという突然のハイレートクライム。
戦闘力的にISO8万くらいとケタを読み違えていたらしく「なんでもないやー」って思って2度見したら
KP「私のISO感度は819200です」
ヤマヒロ「ISO 819200?」
みんな「ISO 819200!?」
アイ・エス・オー、ハチジュウイチマンキュウセンニヒャク。
当然のように理解が追いつかないのですが・・・
K−1譲りのフルサイズ向け画像処理エンジンはダテじゃない!ってことだと思うのですが、KPはAPS-C機ながら標準出力ISO感度は819200。
正直24MのAPS-Cセンサーでここまでの戦闘力 超高感度を扱えるのだろうか?
数字的にはK-3/3IIの最高感度ISO51200の16倍。
前置きいっさい無しに「ISO 819200まで使えますよ!」というペンタサプライズの一種と捉える事にしたけど「なにを言っているのかよく分からねーと思うが。」という言葉無き訴えに試行停止しそうになった。
もちろんISO感度を上げるとノイズが出てくるので実用的に使用可能な範囲がどのくらいなのか気になる部分。
リコー公式サイト PENTAX KP 特徴 1ページ目 ISO 12800
K-1と同じ5段5軸の強力な手ぶれ補正だから、手持ちで夜景撮影もいけるかもしれないね。
K-3 with DA☆55mm ISO12800+銀残し
フルサイズからフィードバックもあり、ペンタックスお得意(お特異?)の高感度性能には期待が膨らむっすね!
自分の場合は?
K-3/3IIで自分的許容範囲は暗部のノイズが気にならないなら常用はISO1600前後と言ったところ。
K-3シリーズだと高感度ノイズを残してでもディテール重視なイメージなので、日中の動物撮影では毛並みの質感を十分残せるISOマニュアルだと100-400間が多め。
高感度だと描写が硬めになってしまう印象を受けるのでオート上限も800に引き下げていることが多い。
ここら辺は個人のこだわり次第な設定だけど、KPではISO調整範囲に加え低速シャッター限界も決められるようになったのはすごく気になる。
今後のISO感度の実用的な範囲向上には是非期待したいね。
電子シャッター
続きまして動物など動く被写体を追いかけるという面で少し地味だけど気になるポイントが新搭載の電子シャッター。
設定に[シャッターモード]なるものが追加され、物理的に断光装置(シャッター)を落とす順来のメカシャッターとイメージセンサーのON・OFFを像面シャッターとして機能する電子シャッター選択できるようになったとのこと。
電子的に超高速でシャッターを切れるため最高SSは1/24000秒!
動物や動きもの(飛行機とか)を高速連射で撮るときに役立つし、シャッターの動作音が極消音なので近距離の動物をビックリさせずに済む。
動物園にて別の人のフルサイズカメラが轟かせた<<バコンッ!>>というデカい無骨なシャッター音で寝ていたトラさん(スマトラトラ)が跳ね起きて逃げちゃった。
そんな反面教師がいたのでイチデジの静音性は今の自分が強く求める大きな要素。
さらにライブビュー撮影やミラーアップ撮影時はミラーショックもほぼゼロなのでより低振動で撮影が行えるのは三脚使用の風景写真にもマル。
電子シャッターはKP購入へ一歩踏み出す理由にできる魅力的な新機能なのであります。
AFはK-3と同じ
AF(オートフォーカス)ユニットはK-3/3IIと同じSAFOX 11だけどアルゴリズムはさらに改良が加えられたSAFOX 11改なるものが搭載される模様。
フォーカスポイントも27点(クロス25点)とK-3シリーズと同じものでこちらは順来から変更は無い模様。
もっぱらボディのAF性能が良くともレンズ側が最新のPLMモーター化されないと満足に合焦できないと思うこともある。
そもそものニコキャノにくらべると、どうしてもAFの遅い現行レンズラインナップでは動物など動きものが辛いこと自体が僕らペンタ村の民の悩みのタネなのだとも思う。
だからこれからも気長につき合っていくと思うよ。
自分的にはAFはEOS7Dmark2やD500に追いつき追い越せなコンセプトで動体追順性能を大幅に高めたPENTAX K-3 MK3(マーク・スリー)的な新型にひっそり期待してる。
グリップ交換システム
「KPはグリップ交換できます!」という発表にHK45かよ!?とツッコミを入れてしまったのは自分だけじゃ無いはず。
ある人はPx4。またある人はM&P9。またまたある人はXDM-40を想像したというのは趣味の現れ。
交換方法が六角レンチが必要なネジなので旅先で気軽に脱着できるかという点は微妙。
まぁ鉄のピンを専用具とハンマーでぶち抜いて交換、再度ピンを打ち込みするよりはずっと簡単だと思えばこの方式は楽チン!と前向き思考で。
しかし握りやすいグリップに交換してずっとそのままなのがヤマヒロのサイドアームのHK45の運用状態なのだけど・・・
交換グリップのタイプは初期装備で薄型軽快なSサイズと深く握れるLサイズ、中間にあたるMサイズの計3種。
それに加え普段ペンタのエントリー機では発売しない専用バッテリーグリップの4つラインナップされ、KPもバッテリーグリップ装備だとフラッグシップ級の雰囲気を漂わせている。
それとなぜかこの4つのグリップはアマゾンだと同ページで販売されておりました。
本体とのマッチングのためKP用バッテリーグリップであるD-BG7にはLグリップが付属するのでLグリップを単品購入する時は注意。
余談ながらD-BG7はLグリップ付属のためかK-3のバッテリーグリップを持っている自分的にも結構良いお値段・・・
シルバーカラー
こちらも地味に大きな要素がKPではレギュラーカラーとなっているシルバーのカラーバリアント。
頑丈なマグネシウムフレームに上品な縮緬(ちりめん)仕上げなマット(つや消し)シルバー&ブラックのコントラストが素敵無敵過ぎてヤバい。
K一桁機の限定カラーとしてラインナップされていて、自分的にシルバーカラーを所有することへの憧れがあった。
イラスト的にもK-70以上にワンオフなイメージが強く、他に染まらない個性の出せるKPというハイグレード機のシルバーカラーをキャラ設定的にユリの所有機として使いたいと思ったり・・・
ヤマヒロのK-3シリーズ&ユリのKPとか創作方面でも想像Driveしててこれもヤバい。
この辺は一般写真人から見れば作者は病気。病院が来てくらhai・・・。
シルバーのボディならリミテッドレンズの組み合わせがグッドフィーリングなのは間違いなしなのでオーバードウエポンFA31を付けてみたい。
もっぱらKPとリミテッドシリーズなら黒・銀どちらでも似合いそうなので公式がDA20-40をキットレンズ化しないかな?
と手にしていないのに物欲の理由無き暴走は止まらず、いつも通り良からぬことを考えてしまっている。
そんなワガママなユリも大満足な豪華パッケージをペンタックス激推しの八百富写真機店がKPオリジナルキットとして出してしまった。(褒め言葉)
KPはこんな人にオススメ
KPは万人向けではあるのだけど
- 軽量機で気軽なスナップを楽しみたい方(ユリ)
- 三脚を据えて風景を狙いたい方(ヤマヒロ&ユリ)
- 良いカメラが欲しいけどフルサイズは・・・という方(ヤマヒロ)
- 楽しむ方向で写真を撮ってる方(PPW一同)
- 「ちっちゃくてかわいいー!」なイチデジが欲しい方(ユリ)
- 一眼レフでも動物想いのカメラが欲しい方(ヤマヒロ)
- ペンタの特殊機能を楽しんでみたい方(ヤマヒロ)
- リトルKなデザインに一目惚れしちゃった方(ヤマヒロ&ユリ)
- 素敵無敵なシルバーカラーにズキュウウウンしちゃった方(ヤマヒロ&ユリ)
- ISO引き上げて「私の戦闘力は81万です」
「ですがもちろんフルパワーでありませんからご心配なく」って言いたい方(ヤマヒロ) - 他には染まらない個性を持ちたい方(PPW一同)
- ペンタについて眼を輝かせながら必要以上の解説しちゃう方(ヤマヒロ)
- ペンタックスのカメラが大好きな方(PPW一同)
まとめ
自分のような趣味として撮影を楽しむ人や風景、日常写真にめちゃくちゃ向いている・・・!
初めましての一眼レフにもハイエンド機との併用にも行けそうなスペックをぶっこんできたペンタックスの未来への変化のきざしを感じる可能性のカメラ PENTAX KP。
APS-C機ながら大幅に実用限界突破したISO感度、利便性の増したISOオート上限設定に加え、任意の低速限界シャッター速度が設定可能になったりモーションブランケットが追加されたり・・・
あちこち細かなブラッシュアップされているのがペンタの新型らしい部分なので、公式サイトでチェックすると思わぬ発見があるかもしれないですよ!
頑張ってこの素晴らしいカメラをみんなに広めようねー!
以上みんなで「よし!KPを買うとしたらシルバーだな!」
と意気込んでネットでお値段をみるなり無言で画面上のバツボタンを押したら、買ってもらう気満々だったユリに半泣きで引っ叩かれたヤマヒロ(@yamahirok3)でした〜
そしてペンタックスと前に進むと決めた自分は。
おまけ 公式も病気?
最近公式SNSにKPマンなるキャラクター?が登場したり、いろいろやらかしてくれて面白くなってきた。
1つ目が言わずもがなこんなツイート。
KPのコンパクトさを伝えようとしたものだけど比較対象がオカシイ(笑)。
KPは、小さい。
比較対象?? なんのことでしょう? pic.twitter.com/VAWOU76zAd
— リコーイメージング (@ricohimaging_jp) 2017年2月1日
Facebookの開発エピソードも激アツすぎて・・・
一投稿あたり熱い想いを伝えようとばかりの長文がぎっしり。
コメント
ヤマヒロさん、
気持ちがムズムズしているのが文章を
読んでいるとヒシヒシと伝わってきます!
思いもよらぬニューカマーに参ってますね
僕もそう言うのには何度もやられてますよ
僕のα6000さんはシルバーですが、
最初は黒(第1希望)、白(第2希望)
でしたがシルバーしかなくやむなく決定!!
シルパーの本体と言うとカメラはコレね?
みたいな感じに陥ってしまいました…。
お仕事、頑張ってニューカマーのですね
ペンタさんを手に入れちゃって下さい!!
モヤモヤしちゃうとモヤモヤがなかなか、
抜けきれませんからね!!!!!!!!!
フルサイズのK-1はまだまだ自分には豚に真珠、猫に小判がいいところですからね〜
って思ってたらKPが出てきました(笑)
デザインとシルバーのカラーリングが時間経過ですごく好みになってきて、
ユリ共々テイクマイハンド希望です!