初めての二輪、MT-09TRACER(トレーサー)で大型バイクデビューしたヤマヒロです!
納車からちょうど1年目にして大型買ったら絶対にやりたかったサイドケースを装備して、フルパニア化してしまいました!
そんなこんなで理由らしい理由もないまま、MT-09TRACERのさらなる積載量アップのためサイドケースも装備しました。
今回は後編としてMT-09TRACER+GIVI V37サイドケースのレビューとフルパニア装備について書いて行くっすよ。
前回のパニアホルダー装備

夢とロマンのフルパニア装備へ!
GIVIのサイドケースを装着してトップケースの50Lと両サイドに37Lという自分の1人の荷物なら間違いなく持て余す大容量になりました!
特にリア側は原型どこ行った状態でシルエットは“スーパー”や”アーマード”装備のよう。
元々はフルパニア化にあたってサイドケースの自分が求めたのはこんな感じ。
- デザインが好みなこと
>気に入ったやつを意地でも組み付けるスタイル。
- 車重が重くなりすぎないこと
>アルミのケースだと押し歩きからヤバそう。
- 多少の傷なら諦めがつくこと
>コケたら泣ける。圧倒的純正価格
- デイバッグが収まるサイズであること
>トップケースじゃ足りなかった泊りのツーリングより
- 2人乗りでも行ける容量であること
>自分のできることで”幸せの運び屋”に私はなりたい
- ハードケースであること
>ソフトタイプはコケたら中身がメメタァ。。
- 信頼できるメーカーであること
>安物買いの銭失いとかダメ。ゼッタイ。
- サイドケースのみでも行けること
>日帰りツーリングはお土産がはいればOK!
- 無駄なデッドウェイト装備にならないこと
>”箱なんて飾り”です。偉い人にはry…
- 装備してカッコよくなること
>無用なフルアーマーだって浪漫(ロマン)装備です。
- できればお手頃価格で…
>そんな都合よく行きません。現実は非情である。
- そろそろネタ切れ
>モウヤメルンダ!
と。なんだかフルパニアに関してはぼんやりと。
それでいて「とりあえず、サイドケースも付けたいな〜」くらいの感じでラインナップを眺めておりました。
ヤマハ純正は高すぎるッ!
手始めにチェックしたのが車体へのマッチングと他のサイドケースを差し置いて圧倒的お値段を誇るヤマハ純正のトレーサー用サイドケース
ーワイズギア公式サイトよりー
そのお値段75900円(片側・定価)
片側です。ウソだと思うなら多少お安いアマゾンでチェックしてみてくらはい。。
さらにタンデムステップに取り付けるサポートステーやキーシリンダー等も別で必要で、割引のかかるフルセットでも15万はゆうに越える金額。。
にしても、ユーロヤマハトップケースが39Lなら2万ちょい、50Lでも3万円と少々で買えるのにどうして…
ちなみに半年近くチェックしていたヤフオクを始め、中古市場でのリセールバリューも高めで多少の立ちゴケ傷くらいなら9〜10万円は下らないような感じでした。
おまけに横暴しているノークレーム・ノーリターンなんで「部品足りない」とか「壊れてた」とか普通にありそうで怖くて買えませぬ。。
ゆえに狙いはサイドケースとパニアホルダーは新品です。(せめて、現物確認可)

社外品は比較的お手頃
ヤマハ純正は諦め、社外品にフォーカスしてみるとデザインもサイズも選り取り見取り。
現行モデルやスポーツツアラータイプなら専用ホルダーと一緒に様々なサイドケースが用意されている印象でもちろんMT-09TRACERも適合あり。
ハードタイプだって左右セットを2、3万円から購入可能だし、多少背伸びしてもサイドケースだけならトータル10万円くらいで行けるっすよ!(安いとは言ってない)
GIVI V37NT
今回自分が09TRACER用に選んだのはイタリアのメーカー“GIVI”より、数あるサイドケースの中でも中型サイズとなるV37シリーズをセレクト!
トリガーはアマゾンで見かけたまるでシルバーのトレーサーのために用意されたんじゃないかと思うようなヨーロピアンデザインに一目惚れ!
車両と合わせてサイドケースはシックにまとめたかったというのもあり、カラーバリエーションの中からマットシルバーのサイドパネルとスモークグレーのリフレクターを備えたNTをチョイス!
正直、届いてから思ったけどサイズは思いのほか大きめで片側37Lほど。
張り出したフタと下側を広く取った独特な形状で中型トップケース並の容量を備えています!
購入は海外サイトなので登録や決済の手間はあったけど、Motostormで個人輸入!
時期的に円高ということもあり、サイドケースホルダー+V37ケース+国際送料で7万円ちょい(日本円換算、時価)
ーMotostormよりー
商品到着後に郵送されてきた関税代(5600円)をお支払いしてもトータルで76496円
つまり純正の約半額となる8万円でお釣りがきました!
今回Motostormで買ったのはこの2つ
イタリアからの直輸入になるので到着まで注文から2週間〜1月前後かかるため、急ぎの場合や「国内にあるやつを確実に買いたい」って方は以下のリンクからチェックしてみてね。
MT-09 TRACERにV37の取り付けよう!
使用サイドケースホルダー:PLXR2122
MT-09TRACERにV37を装備するにあたってPLXR2122という内側にオフセットされたV35/V37シリーズ専用サイドケースホルダーを使います。
同じく09TRACER用にはPLR2122という別型番の直線的な形状のものも用意されていて、こちらは比較的リーズナブルな22LサイドケースなどGIVIのモノキーサイドケース全般用。
またGIVIのアルミ製のサイドケースを09TRACERに装備する場合はPL2122CAMという取り付け部が別規格なパニアホルダーが必要なので注意してね。
パニアホルダー | サイドケース | 備考 |
PLXR2122 | V35シリーズ V37シリーズ | |
PL2122CAM | OBKシリーズ | |
PLX2122 | E22シリーズ TREKKERシリーズ等 | 上記以外のサイドケース全般 |
実はMT-09TRACERの後付け感あるフック付きのサイドケースホルダーひっそりとお気に入りポイント。
だけど、パニアホルダーを付けるなら本体に一体になった新型の方が理にかなってる感じがするね。
本来、パニアホルダーはGIVI製リアキャリアのみ同時装着可能。
だけど、自分は規格外強化の依頼をK26(@ken26_phalanx)ファクトリーへ依頼しごにょごにょ…
規格外にはなるけど、ユーロヤマハリアキャリアとPLXR2122を同時装着する方法はこれを見てね。

ケースの装着
規格外装備だったため、パニアホルダーの取り付けは難儀したもののサイドケース自体はワンタッチ。
キーシリンダーも組み込み済みなのでパニアホルダー下側にある2カ所の穴に合わせて差し込み、そのまま上部をガチッとロックするまで押し込めばOK!
キーやロック周りはおそらくGIVIのモノキータイプと同規格
初めてのモノキーケースで開け方が分からず10分くらい格闘してたけど、GIVIのトップケースユーザーならすんなり扱えるんじゃないかな。
GIVI V37の使用感
片側でも37Lなので中型トップケース並の積載力を確保!
自分みたいにバッグひとつで動くならフルパニア装備だとお土産を買っても余暇スペースが生じるレベル。
V37は物によってはヘルメットだって収納可能。
帽体の大きなシステムやオフロードタイプはさすがに無理だけど、全部載せジェットタイプや軽量小型なフルフェイスヘルメットはそのまま収納OK
個人的にサンバイザーなどを備え、ちょっと大ぶりなフルフェイスのGT-AIR2が(Mサイズ)が収まったのは嬉しい誤算でした…!
お出かけ装備には中型カメラバッグや旅行用ボストンバッグ、普段使いのデイバッグなどを使用中。
それらを無理なく収納できるので走る時は身軽になれるのは高ポイント。
フタがやや張り出した形状のV37を装備時はリアの横幅はノーマルの3倍くらい。

自宅の門を通す時は最低でも片側を外さないと高確率でどっちか擦ります。(初日にやりました…)
収納に関しては一人旅なら余るけど、左右の重量配分はできるだけ均等に。
バランスの悪化は押し歩きだけじゃなく、走行中にも影響がでやすいそうな。

数あるサイドケースの中でもV37はサイドパネルやシャープなデザインも相まってひときわスポーティなシルエット。
用途的にはハードなアドベンチャーや大荷物でのキャンプというよりは旅先でもワインディングを愉しんだりや超高速ロングツーリングに適したイメージです。
街乗りや普段使いでの利便性に関してはトップケースのみ装備したの方が取り回しもいい感じ。
元々ゴテゴテした09TRACERだからホルダー剥き出しでもこれはこれで良いかも。
MT-09 TRACER フルパニア仕様(ヤマヒロ機)
MT-09 TRACER:210kg
ユーロヤマハ50L:4.5kg
リアキャリア:5kg
GIVI V37NT :9kg
GIVI PLXR2122:8kg
他:アスクルスライダー、エンジンガード等装備
愛称を添えるなら頭のネジが緩い大馬鹿野郎の自分が真っ先に思いついたのが“スーパートレーサー”
今のところ分かる範囲で総重量約236.5kg+少々。
50Lトップケースは常に付けていたけど、見た目のボリュームの割にサイドケースも10kgくらいの重量増で済みました…!
まとめ:ひとつの到達点へ
長距離スポーツツアラーを目指したMT-09TRACERにサイドケースGIVI V37を搭載したことで余裕すらある積載力をプラスすることができました!
大型買った後のひとつの憧れであったフルパニア装備ではトップケース装備以上にリア側のボリュームが増え、真正面の重戦闘機のようなシルエットに惚れ惚れしています…!
もしフルパニアでも足りない人はバイクを降りて車に乗った方が幸せになれそうですね!
ちょっと不便でも乗り続けるバイクって“乗り手の好きがカタチになってる”よな。
同じマシンのフルパニア化だってオーナーさんによって完成形は十人十色。
もしも、この記事が「GIVIのV37を付けてみたい」という方の一助になれたなら幸いです…!(‘v’ゞ
自分とてコロナ渦というご時世もあり、長い長い準備期間を通じてトレーサーのカスタムも行きたいところまで行っちゃった感じ。
「そんなに箱つけてどーすんのよ」って言われかねないレベルだけど、すでにタンクバッグやシートバックが欲しい物リストに存在してるのでご安心を。
あとは年内の状況収束を祈り、大手を振って遠くへ動けるようみんなに会うため旅に出られることを切に願います。
以上、トレーサーのカスタムがひとつの到達点へ辿り着いたヤマヒロ(@yamahirok3)でしたー!
GIVIのサイドケース
今回チョイスしたGIVIのV37サイドケース
サイドパネルとリフレクターで4通り組み合わせがあり、シルバーのMT-09TRACERにシンデレラフィットでした!
V37と同じパニアホルダーで搭載できるV35
フルフェイスが収まる容量は確保しながらV37ほど主張が激しくないデザインなので自分の好みで選んでみてね。
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