スキー場のリゾートバイトの代名詞がリフト係。
何気なく乗せてもらっているスキー場リフトを安全に運行する人たちなのですが、実際に働いてみるとリフトチームの8割ほどが派遣と地元のアルバイトで運営されていました。
今回はお仕事編として掘り下げてゴンドラリフトの一日の流れを紹介するよ。
リフト・ゴンドラスタッフ
その名の通り営業時間に合わせてリフトやゴンドラを動かしたり、安全な運行、乗り降りの誘導やその補助と雪かきが主な仕事。
気をつけていれば問題ないのだけど、“高速リフト”って言うだけの速度で自動運行しているリフトやゴンドラは危険と隣り合わせ。
つまりなによりも事故を未然に防ぐのが一番大切なポイントなので「危ないかも?」って思ったら止めちゃっていいくらい。
またリフト・ゴンドラだって立派なサービス業。お客様への感じの良い挨拶や接客、そして笑顔を忘れずに!
スキー場リフト・ゴンドラスタッフの1日
6:00 起床
オープンはリフトによってまちまちだけど営業準備のため1時間ほど早く現場入り。
そんなわけで自分は朝の6時起き。でなぜか相部屋の相方を起こすのも自分の日課になっておりました。
寮の食堂で朝食を済ませ、部屋にてリフト係のウェアなど身支度を済ませたら出発。
ゴンドラは寮から徒歩2分(すぐ見えるとこ)だったけど、リフトや配属場所によって8人くらいを1組として送迎車で移動。
ちなみに奥志賀高原ホテル側へ向かう道はアップダウンが激しい坂道で歩くと30分くらいかかったのでござる。
7:00~7:30 営業準備
7時くらいにタイムカードを押して出勤。
営業開始までの1時間でリフトや通り道の除雪をしたり、ポールや柵、マットの準備等リフトやゴンドラ毎の営業準備を行って行きます。
奥志賀は降るとものすごく深くなるので雪が積もった次の日は早めに出てみんなで雪かき。もちろん早出分の報酬上乗せです!
本州の北海道とも言われる奥志賀で降り積もるのは軽めなパウダースノー。
とはシャベルやダンプいっぱいとなればそこそこ重く、積もった後日はひたすらに雪を運ぶ肉体労働なので作業開始前は要ストレッチ。
でないと筋肉痛不可避(ヤマヒロは初日から両手右足が盛大になりました。)
8:30 朝礼・オープン
オープン30分前くらいでいったん朝礼。
リフトやゴンドラの主任や親方が安全を確認した上でいよいよゲレンデオープン。
ここからはそれぞれの持ち場でお仕事開始。
ゴンドラスタッフの役割は主に3役。
1人はゴンドラ乗り場に立ってお客様係こと乗車の補助。
リフトと違って乗り込んでもらうゴンドラではリフトとはちょっと違った誘導補助をするんだけど乗り馴れたお客さんも多く、「こちらへどうぞ!」とばっか言っておりました。
とにかくお客さんがスムーズに乗りこめるよう乗車タイミングを案内したり、進み始めている般機は危険なので乗車しないよう次の般機へ誘導したり。
お子様や初心者のお客様からはスキーを受け取ってゴンドラのラックに差し込んであげたり。
また休日の混み合う日は円滑な運行のため1度で多くのお客さんに乗車して頂くよう声を張ったって誘導することもありました。
「お後3名様ご乗車頂けます!3名様まで前へどうぞー!」
ドア側の座られた場合は
「奥へお詰めになっておかけくださいッ!お後O名様ご乗(ry・・・」
ちなみに立ち仕事は乗り場だけで、2人目は小屋でPC画面見ながらICゲートを監視。
ゲート自体はリフトもゴンドラも同型なので配属移動でも同じお仕事になるっすよっすよ。
お隣のスキー場から降りて来てしまったお客さんの案内やポイント券、はたまた連続使用(不正防止)してしまった場合のゲート開放(手動)を担当。
一応待機の小屋でのチケット販売もできるけど、釣り銭不足で二度手間になることも多かったのでゴンドラ下のチケット売り場に直接行ってもらうのが良かったのかも。
3人目以降は全員小屋で待機。
内線の受け答えや下りのお客さんへの対応で降り場に立ったり、ゴンドラでお弁当を上げたり、降ろしてくる荷物(主にボードカバー)の回収などなど。
配属人数の多い日は降り場にも一人立って般機から雪の掃き出しをしたりもしてました。
これらの作業をその日の人数に応じて20~30分でローテーションして行きます。
11:00~13:00 休憩&スキータイム
リフトやゴンドラでは決まった休憩時間がなく、空き始めのタイミングで1人ずつ1時間の休憩兼スキータイムへ。
昼食は食堂やレストランではなく、支給されてくるお弁当を小屋で頂きます。
休憩はスキータイムも兼ねているので上だけ着替えて自前やレンタルのボードで滑るもよし、小屋でゆっくり休むもよし。
奥志賀高原スキー場では休憩中でも持参のスキーウェアに着替えれば滑るのもOK。
小屋のローテーションではPCのモニターを眺めているだけで実際のところ作業らしい作業もほとんどなし。
言ってしまえば常時休憩時間みたいなものなので自分は待機>監視の間にお昼をとっておりました。
一方で意外とお客さんからよく見える場所でもあるのでスマホゲームとかはナンセンス。(最悪クレームに)
逆にスマホいじるなら志賀高原では周辺のリフト運行状況をリアルタイムに見れるリフト運行状況マップやスキーシャトルバスの時間(写真とか)スマホを使ってお客さんに即答できるくらいだとスマートっすよ!
16:30 営業終了 片付け
パトロールの人がコースにお客さんが残っていないことを確認次第各リフト順次クローズ。
ゴンドラの場合は終了30分前くらいからポールや柵を片付け。ゲートは時間になったら閉じて、最後のお客さんが乗ったゴンドラのナンバーをコールして順次般機の格納作業へ。
全ての般機の格納を終えたら終礼をしてお疲れ様でした!
ゴンドラスタッフの一日の流れはだいたいこんな感じ。
日によって配属先が変わったりもしてたので場所によってはタイムカードを持ち帰り。
また日が長くなってくると16:45、17:00と営業時間が延びて行くよ。
通勤と言うほどの距離もなく従業員寮まではあっという間なので、この後は18:00くらいに寮で夕飯を食べる以外は自由時間。
仕事のあとは部屋でゆっくり休んだり、みんなで遊んだりできるのもリゾートバイトのお楽しみです!
まとめ
今回は実際に体験してきたスキー場リフト・ゴンドラのお仕事の流れの紹介でした。
仕事自体は小難しいことはなく、スキー場は初のリゾートバイトにもピッタリです!
もしもこれからスキー場のリゾートバイトに挑戦してみたい!という方の参考になれば幸いです。
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コメント
ヤマヒロさん、
筋肉痛にやられていた時があったそうですが
夜中とか明け方に“こむら返り”って
なりませんでしたか????
もし、やられてしまっているのならばですが
細粒タイプの葛根湯(かっこんとう)を
仕事の始まる前と眠る前に飲むとですね、
面白いように、
痛さがスッと引いていくので是非、おススメ
何せ、僕の左足にはほんらいですが
入ってはならない人工骨やプレートやら
ボルトが入ってる為か足の冷え方がですね
この時期は容赦なく降りかかってくるんでふ
自分でも気をつけなきゃ!!
と、分かっていてもいきなりこむら返りは
やってくるものなのでコレばかりはですけど
常にピヨピヨ状態なのでござるよ…。
スキー場のお仕事とか二輪教習とか急になれないことを始める時は事前のストレッチ必須ですね。
でないと筋肉痛不可避です(汗)
休日一日中滑って筋肉痛と言って大浴場で伸びてる人もいらっしゃるような環境でした(笑)