後世の歴史家はこの暗い御時世を
“コロナ・ショック”と名付けるであろう今日この頃。
日に日に悪くなる世間の状況で3月のお楽しみが丸つぶれだったヤマヒロです。。
親しい研修同期とのツーリングとか、自分の青トリさんがの写真が飾られるはずだった
モーターサイクルショー2020とか。。。
そんなこんなではありますが、唯一の楽しいイベントになったツイッターで仲の良い、
Kazzさん(@fairlytail)主催の
「春の伊豆・箱根ツーリング」にMT-09TRACERで参加してきました!

今回はキャラは少なめに、
Kazzさん主催の伊豆箱根ツーリングの記録を自分目線でまとめました!
撮影日 2020/03/20
Kazzさんってどんな人?
初めてお会いしたのは2019LMWビワイチで自分と同じブルーのトリシティ155で参加。

自称
ザルみたいな性格だけど、実際には
良い意味での楽観主義。
ジーンズやワークマンなど着こなし上手で大人のお洒落(ヤマヒロ的に)にヘルメットやシューズなどワンポイントだった
カモ(迷彩)柄がお好きとのこと。
↑シューズがお揃い!↑
ご家族や奥さんもバイク乗ることへの理解もあるようで2020年の3月1日には自分と同じ
MT-09 TRACER(ブルー2017式)を増車。
納車日には早速お一人で400km走ったとのことで、その一週間後にはフェリーに積んで仲間と乗り回している
元気と行動力の塊のよう。
トレーサーという
“行きたいを叶える力”を手にしてしまったKazzさんはまさに鬼に金棒で、間違いなく走り出したら止まらないタイプ。
今回で三度お会いした自分的には旅とオートバイに造詣が深くおおらかで、楽しい方です!
同じバイクだとカスタムの話や情報交換もしやすくて良いですね!
納車に合わせてヒロ兄は装備できなくなったサイドスライダーを引き継いでもらったんだよな。
そのお礼にと〜っても美味しい“ばーうむくーへん”を頂いたんだよー!
春の箱根ツーリング!
お互いの中間地点となる箱根バイカーズパラダイスへ10時に集合!
そんな自分は前日が時間軸のとち狂った夜勤からの明け休み。
で、夜勤明けのヒロ兄は前日の22時に目を覚ましたんだと。
これはもう頑張るか、超頑張るかの二択しかないですね…!
ベッドで30分毎くらいに時間を確認していよいよ5時頃には
「お空が明るくなってきちゃった…」と抜かした挙句、カバーを剥いだりETC差し替えたり、理由もなくトレーサーに跨がっておりました。
薄紫の空に顔を出した燃えるような朝日を少しだけ眺めベッドで横になった後、8時前ヘルメットを被れば気持ちはすっかり集中モード。

珍しく父さんが駐車場の車をどけてくれて、
「気をつけて、いってらっしゃい!」に
「行ってくる!」の二つ返事で答え、回転数は控えめにゆるりと出発。
まだまだがらんとした下道を抜け、春一番吹き荒れる高速道路をトレーサーにしがみ付きながら、相模原から箱根の入り口まで1時間足らずの高速巡航で駆け抜けました。
スライドショーには JavaScript が必要です。
箱根バイカーズパラダイスに集合!
箱根湯本周辺からは前の車にペースを合わせつつ、箱根の山道をドライブモードSTDのまま駆け上がる。
雲ひとつないダークブルーの空がよく見える山の峰を走り、その先に見えたのが集合地点の箱根バイカーズパラダイスでした。

始めて訪れたバイカーズパラダイスは大きなアメリカンカフェのような施設。
カメラを出す度胸はなかったけど、お手洗い(トイレ)が、、凄かったです。。

先に到着していた主催で
青のトレーサー乗りのKazzさん(
@fairlytail)や初対面となるラインマーキングがオシャレな
空色トリシティのてらっちょさん(@teranos_k)と出発時間までバイクトークを楽しみながら過ごしました!
全員集合と定刻を持ってそれぞれのバイクに乗車。
Kazzさんのブルーのトレーサーを先頭に、自分のマットシルバーのトレーサーが最後尾というフォーメーションで出発!

出発して右折早々先頭側は
“歩く鳥”(多分キジ。自分が通過する時には反対車線)に出くわすというハプニングこそあれど、
トレーサーでトリシティをサンドイッチするというユニークな編成でバイカーズパラダイスを後にしました。
伊東マリンタウンでお昼ご飯
気配り上手な程よいペースで山あり谷ありの海沿いありのワインディングを堪能しながら、走ること1時間弱。

最初の目的地である海沿いの
道の駅、伊東マリンタウンへ入場!

ツーリングチームで車両を一列に並べて駐車後はいったん自由行動でマリンタウンの施設内へ。

地元の海鮮系食堂が軒を連ねる2階へ上がってご飯屋さんを選ぶ頃にはみんな各々お店に入っており完全に迷子。
下界は初夏の陽気だったのでお昼は
SSKさん(@ssk7521_ty14)と一緒に冷たい海老のかき揚げそばを頂きました!

お手洗いを済ませバイクに戻り、潮風を受けながらお話ししていると以前自分が主催をさせて頂いた
相模原トリシティミーティングにも参加してくださった
須藤超元気さん(@_sudochogenki_)が白のトリシティで合流!
2020年1月開催 相模原トリシティミーティングより
トリシティをさらに一台サンドイッチし、色とりどりな一行は内陸を目指して走り出しました。
道の駅 伊豆のへそでNIKENが合流!
伊豆スカイラインにも通じる上りワインディングを最初よりちょっとだけハイペースで走行。
高台から見下ろす景色を横目に楽しみながら、後ろから見ていても皆さん思い思いの
“走り”を堪能しているようでした…!

その先で訪れた
道の駅伊豆へそでは岡山県から遠路遥々、LMWビワイチ以来となる
みなみさんご夫婦(@nKETPdbZ10ojcu0)の
NIKENが合流!
2019年10月開催 LMWビワイチより
ご夫婦ゆかりの地とことでこちらでの用事もあったことから、弾丸ツーリングを決行することにしたとか。
ビワイチ参加メンバーの中でもKazzさんと自分がMT-09TRACERに乗っているくらいの変化で、お互い最近も会ったような感じがするのはツイッターで日々交流しているからかな?
道の駅伊豆へそでは
イチゴが丸ごと乗ったボンボンベリーソフトをすでに頂いたはずのサイドスライダーのお礼ということで奢ってもらってしまいました…!
こいつは間違いなく、
自分史上最高に美味しいイチゴのソフトクリームでした!!

大満足の小休憩を終えて出発準備。
のはずが、自分だけアクシデント発生。。
ポケットに入れてた
メインキーが、、曲がったのです(汗)
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おかげさまでヘルメットロックの解除に遅れ、エンジンスタートにも手間取りやっとの思いでエンジンに火を入れ出走。
どうにかこうにか走り出せたと思いきや、Kazzさんチームとは別の出口から出てしまったらしく、土地勘のあるみなみさんご夫婦に先行してもらうことに。

同じエンジン、それでいて09TRACERよりも重たいフルパニアのNIKENに二人乗りしているにも関わらず、軽やかな身のこなし。
信号からのゼロスタートなんか、そう回していないはずなので遅れをとってしまうような悠々とした走りに内心惚れ惚れしながらハイパワーレスポンスな、ドライブモードAで後ろをくっついていきました。
道の駅 道の駅伊豆ゲートウェイ函南(かんなみ)
はたからみれば親と子にも見えたかもしれないみなみさんご夫婦と一緒に入場した
道の駅伊豆ゲートウェイ函南。
Kazzさんチームは見当たらず、ひとまずメッセージを飛ばして待機。

口下手な自分が話題の切り出しに困っている時、みなみさんの旦那様が
「姿は見えないけど、きっとユリちゃんも一緒に居るよ。」と。
大人のバイク乗りの方から
“うちの子”を名前で呼んでもらえたことは初めてだったもので、ひっそり(?)創作もやってる身としてはすごく嬉しかったのです…!
「でもわたしはフウカちゃんは派かな。後ろ乗せても軽そうだし〜」というような調子で奥様いじり始めた頃、別の駐車スペースにいたと言うKazzさんたちも無事合流。
ここでもお手洗いの小休憩だけ済ませ再び走り出しました。
オラッチェ牧場
のどかな田舎道を駆け抜け、牧草の香りを鼻で感じ始めた頃にはオラッチェ牧場に到着。

ここでは
とにかく濃い牛乳の味がする超濃厚なミルクソフトクリームを頂きました!

よもや人生初、1日に2回もソフトクリームを食べると言う贅沢な体験は
「バイクに乗らなきゃ経験することなかったのでは?」と少食な自分は思うでふ。
バイカーズパラダイスで解散!
初心者マーク付き自動車を先頭に最高の景色を眺めながら、
原付並みの速度でバイカーズパラダイスへの帰り道をゆく。

距離感は上手にキープしていたのであおるも何もないけど、15-40km/hを維持するのはMTバイクにはちょっとシビアでした(汗)

到着後はご好意で流し撮りをさせて頂く時間を作って頂き、この日ご一緒した皆様を撮らせてもらいました!
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レンズが流し撮りに適したものでなかったり、現地で撮影位置決め、焦点距離の感覚や曲がってくるバンク角のイメージなど、間に合わせとなる部分が多々あったので今後の課題になりそうです。
全員を撮り終え車両に乗り込む時、不意にサイドスタンドが”ぴょこん”と戻った拍子に一人静かに立ちゴケしかけたトレーサーを腕力で押し戻し、事なきを得る。
何事もなかったかのように、それでいて内心ビビりながらUターン後はみんなで車両を並べて記念撮影!

あいにく、
セルフタイマー12秒のつもりが2秒でシャッターダウンする設定になっており一番奥に無人のトレーサーがいるのはそういうことです。(苦笑)
Kazzさん撮影の全員写ってる写真お借りできたのでこんな感じでした!
Photo by Kazzさん
最後にKazzさんからのご挨拶を持ってツーリングは無事終了!
日が傾き出した箱根の山から一台、また一台とそれぞれの帰路につくのでした。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
KazzさんとMT-09 TRACER
解散後は残ったKazzさんとしばし談笑。
自分のTRACERのカスタムのことや、Kazzさんが今まで乗ってきたバイクのこと、旅のこと、写真のこと。

ツーリングの終着地で和らな光に照らされ、どことなく嬉しそうな各々の愛車を眺めながら、広がる共通の話題は日が落ちるまで尽きませんでした…!

日が暮れるまで話し込んだ後、3度目のお別れと4度目の再開の約束を交わして帰路につく笑顔が素敵なKazzさんと「にーっ」というやんちゃな笑みを浮かべたようにも見えたトレーサーをファインダー越しにお見送りさせて頂きました!

親と子ぐらい差があるけど、
トリシティ155やMT-09トレーサーという“同じヤマハのバイク”というご縁で出会えたこの世の奇跡に感謝を!
そしてKazzさんの
“大人な走り”に触れて、自分もオートバイと一緒に
「何事も楽しみながら生きていく大人になりたい!」と強く強く思うのでした…!
まとめ
トリシティとトレーサーの排気量の差は小さくはないはず。
にも関わらず先行するKazzさんが気を使ってくれたおかげで、山あり谷あり谷あり海ありなコースを終始安心して追順者(トレーサー)として務めさせて頂くことが出来ました!(なお最初の
“歩く鳥”は例外)
スライドショーには JavaScript が必要です。
最後にKazzさんへ、みんなが
”走ること“を楽しめる素敵なコース設定ありがとうございました!
そしてご一緒した皆様へ、割とすぐな気もしますが、別れ際にお約束したように
”また“お会いできることを楽しみにしております!
以上、
少しずつ本物の”大人”へと進みながら今年の目標にも掲げた
“会うための旅”を重ねていきたい09トレーサー乗りの
ヤマヒロ(@yamahirok3)でしたー!