全国ヤマハMTシリーズファンの皆様こんにちは。
「幸せなときはその価値が分からない。」とはよく言ったもので。
「ヤマハMTは、買うだけでいい。 頻繁に乗ろうが乗るまいが、お気に入りのヤマハMTが手元にあるだけで、人生が豊かになる。」と信じてやまず。
ヤマハMTシリーズのメカデザイン好きすぎて3台持ちになってしまった自分(ヤマヒロ)です。
今回はMT-10SPで三重のMTミーティングに行ってきましたー!
ーー「おうちでMTミーティングやってんじゃねぇ」という方へーー
今回は冗談半分、真面目半分によういちさん主催の三重MTミーティングのことについて綴った記事です。
乗り手は一人なのにヤマハ大型MTシリーズ3台持ちしている30代になった哀れな男にドン引きしまった方は大変お手数ですが戻るボタン、あるいは閉じるボタンをよりブラウザーバックをお願い致します。
ご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありませんでした。
待ってるうちに得られたはずの楽しい時間はどんどん減っていくんですよっ!!
↑2025年モデルのMT-07。カッコいいです。すごく…!
そんなこんなではありますが、
今回は今年一番の思い出となった関西の三重県に総勢53台集ったヤマハMTミーティングに行って来た時のお話です!
撮影日:2024/11/24
よういちさんの三重MTミーティング
今回のビックイベントの始まりとなったのはよういちさん(@1f1iYmXEzbllBzT)のこのツイートから。
新型も増えてきたので
関西東海合同MTMT開催したいと思います
2024年11月24日(日)10:00〜
伊賀ドライブイン 大型トラック駐車場
※開催許可は頂います✨
名阪国道伊賀IC降りてすぐですよ
雨天中止※順延未定
参加希望の方はリプかDMで😊
MT以外の参加も相談ください#YAMAHA#MTMT pic.twitter.com/n7mnOAndP1— よういち (@1f1iYmXEzbllBzT) October 15, 2024
よういちさんはもともと2型のMT-09SPに乗っていたとという、現在はMT-09SP(2024モデル)乗りとして、対面ではMT-10チームで行った琵琶湖ツーリングの時に初めまして。
途中合流して頂くつもりが、高速の事故渋滞や巻き込まれ激減したMT-10の航続距離の読み違えたりで大遅刻。
普通の生活に戻って最初の3連休を甘く見ていた自分をぶん殴ってやりたいところ、寛大に対応して下さり、土地勘があることから琵琶湖エリアの先導もして頂いたり。
短い時間ながら個人的に「あの人について行けば大丈夫」と強く感じた部分でした。
他方とのやりとりを見ていると「気配りも一流」とのことで、ミーティング企画の真ん中に立ちたがるのとは真逆で、場を作り一緒に楽しむみんなを立てるタイプの方。
非常に顔が広いということもあり新しいMT仲間さんとのご縁を求めて、まだまだ残暑だった琵琶湖ツーリングからひと月後の11月中頃。
絶好のバイクシーズンということで自分も愛車のMT-10SPで参戦することにしました。
Day1:移動日
告知ツイートのリプ欄を見た感じ、知り合いの参加表明は無く関東からの参戦は自分だけ。
もっぱら、伊賀ドライブインまでは神奈川の最寄りのICからざっと400km。
おおよそ琵琶湖に行くのと同程度でいつもの高速道路の渋滞や工事個所と休憩も考慮すると気持ち片道6時間はゆうに超えそうなロングツーリングでした。
今回投入するのは自分の最強の3番機として“King of MT”の名を冠する優等生マシンのMT-10SP
しかしながら乗る自分が男のくせに体重50割りそうな軟弱者ボディのため、日帰りで行くのは無理しないと無理。
ということで、琵琶湖ツーリングの時と同じように愛知県にあるレッドバロンのバイクステーション岡崎に前泊することにしました。
バイクステーション岡崎に前泊
MT-10で訪れるのは初めてのバイクステーション岡崎
バイクステーション岡崎は愛知県岡崎市にあるレッドバロンのツーリング施設で会員なら2200円でバイク共々泊まれる簡易宿泊施設。
今回ようやく訪れたツーリングシーズンということもあってか、2週間前でラスイチ予約。
当日1階は団体さんで賑わっており、自分はバイクと別室な2階部屋になりました~。
ラーメン屋 ばーばら
バイクステーションバイク宿泊時はレッドバロンのタイ料理店ナムチャイにこれでもかと通ってしまったので今回はおすすめのお店をフォローさんに聞いてみました。
すると岡崎周辺に在住というMT-09(3型)のYassan3さん(Yassan3@MT-09SP)に紹介して頂き、地元のラーメン屋ばーばらさんへ。
18時半頃はどうもピークタイムだったらしく、お店の外でも中でもそれなりに待ったけど、せっかくなら現地のものをということで、岡崎まぜそばとダイブ飯を頂きました!
その後はバイクステーションに戻り、軽くシャワーを浴びて翌日の発進準備。
長い高速走行でバキバキになった全身をほぐしながら、「いよいよ明日は初めての大規模MTミーティングと…!」意気揚々に目覚ましを入れて床につく。
しかしながら、乗ってるのはMT-10なのに人見知りの自分は慣れないベッドでMT-03みたいな顔していたのはここだけのお話。
Day2:関西東海合同ヤマハMTミーティング!
朝。
少し痛む体を起こす。
東の空に輝く朝日を撮る。
そして、寝た。
…2時間後。
音のなる方へと、手を伸ばす。
目覚まし時計を黙らせる。
針が差す時間に目がテンになる。
はい。二度寝しました…
1度起きた時に撮った朝日。すごく、すごく綺麗でした。マル。
バイクと同室な1階の人達はニッコニコで自分の愛車を撮っているエントランス。
ヘルメットと手荷物で両手を塞いだままドタバタと2階から降りてくると、
普段は人畜無害な頭悪そうな大型犬のような顔してるMT-10ですら、
『何で二度寝した!言えっ!!』
とでも言いだけで、寒い屋外に放っぽっていたせいでこの形相です。
※画像はイメージです。
荷物をサイドケースに押し込み
「ヒャヒヒヒヒー!バルルルル!!」
とCP4エンジンのセルがクセ強めなけたたましいクランキング音を立てて、エンジンスタート。
バイクステーションから集合場所まで約1時間30分という情報を見ていなかった自分に
「この大馬鹿野郎!!!」
と、心の中で叫びながら走り出すのでした。
伊賀ドライブイン第二駐車場にて
「ウインカーはオプションです」という雰囲気すらある関東圏とは全然違う交通事情な四日市の工業地帯をビビりながら走り抜け、三重県の伊賀へ。
会場である伊賀ドライブインへ到達するとこんな看板がお出迎え!
今回は第二駐車場をお借りしてのイベント。
良いペースで走れたことももあり、少し前倒しで到着できた時点ですでに15台近く集まっていました。
今回の関西東海の集まりということで、ご一緒するMT乗りさんは主に関西圏の人達が中心。
関東圏からの参加は自分だけで、対面は初めましての人達だらけなので恐らく
「アンタはいったい何なんだー!!」
状態。
しかしながら、チェックイン時に受け取った名前シールのおかげで立て続けに声を掛けて頂き、いろいろお話することができました!
なんというか関西兼の人は気さくな方ばかり!
良くも悪くもずっと自分は、関東圏の親しい仲間内のコミュニティから抜け出せずにいたんだなと思わずにいられないのでした。
初めましての人も久しぶりの人も交えてお話しているうちに開場時間も近づき続々とMTが入場。
あっという間に2列だったMTシリーズの車列が3列、4列となってゆくのでした…!
集合写真
おおよそのメンバーが集まった10時半ごろ。
予定されていた開始時間とともに主催よういちさんのご挨拶を済ませて、集合写真タイム。
企画のリプ欄をみた感じ「20台、30台くらいかな?」と思いきや。
まさかの総参加台数は53台という、フタを開けてみるとトンデモ企画で車種別のヤマハバイク非公式イベントとしてはなかなか例を見ないであろうお祭り状態…!
MT-25から10まで排気量別に並べた集合写真はAPS-C換算16mmからの超広角のレンズでも写真に上手く納まりきらないほど。
あたり一面に大好きなヤマハMTシリーズがずらりと並んだ光景はMT圧巻の一言でした!
MARUさん撮影分
今回のMTミーティングのあちこちでNikonのミラーレスカメラで、カメラマンを務めていたMARUさん(@MaruLA400K)
自分がおしゃべりに夢中で集合写真を満足に撮れていなかったことからお声掛けしたところ、快く掲載許可を頂きいくつかお借りしてきました!
素敵な写真ありがとうございます!
よういちさんの空撮撮影
しれっと、よういちさんが操縦するドローンも発進。
空からだとまた新鮮でバイクはビシッとキマってたので、次回は人も整列してMTの文字やロゴとか…!
と思いきや、実は密かに企んでいたんそう。(整列に時間が掛けすぎて忘れていたそうな)
例のアルバムには動画はアップ出来なかったのでここで😁#MTMT#YAMAHA pic.twitter.com/amqIRUWPWt
— よういち (@1f1iYmXEzbllBzT) November 25, 2024
じゃんけん大会
個人的に楽しかったのが参加者の皆さんで思い思いの景品を持ち寄ってのじゃんけん大会
自分からは仲良い面々にだけ渡しているオリジナルMTドックタグのシルバーとブラックを1個ずつ用意。(誰に渡ったのかな?)
集まった景品は選り取り見取りで地元のお菓子やステッカー、ケミカルにバイク用品などなど。
もらって嬉しいのは当たり前で想像以上に本気度の高い景品も紛れ込んでおり、皆さん目を光らせていました。
ーよういちさん撮影ー
人数も凄まじいことからルールはよういちさん対全員の勝ち抜け方式で景品は早い者勝ち。
あいにく運に恵まれない自分は連敗し、よういちさんの「グーを出す」宣言にも反骨精神でことごとく敗北を喫すること6巡目くらいでようやく勝ち抜け、景品にありつくのでした。
頂いたのは琵琶湖ツーリングで一緒に走った年が近いMT-10友達のkazuさん(@Ride_MT10)プレゼンツ。
“残り物には福がある”と言ったもので、自称”オスゴリラ”なkazuさんが用意した可愛い小包に入っていたのは、寒くなるこの時期に大活躍間違いなしなクシタニの防風ネックウォーマーでした!
その後の参会者全員でKing of MTを決める勝ち抜けの100円じゃんけんや自分の描いたラフイラストがあしらわれたTシャツをめぐる勝負に参戦するもどういうわけか、いずれも即死。
「人類には早すぎたんだ、このゲームは…」だったり、「え、何にこの運の無さ。…あれ…帰りに…ボク死ぬ…?」と思ったり。
このあとの運勢を祈るように、手持ちのドックタグを握りしめておりました。
プチツーリング
MTミーティングの最後は針テラスへプチツーリング
一緒に走るのは初めましてな人だらけで周りのマスツー経験や運転練度が分からず、ビビりな自分は最後尾の小隊へ。
人の出入りこそあったものの、計30台近いMTシリーズが列がいくつかの中隊に分かれて駆けていくのは圧巻でした!
針テラスでおしゃべり
伊賀ドライブインから30分ほど走って奈良県の大きな道の駅である針テラスに到着。
関西バイク乗りさんらの中では聖地のような場所らしく、初めましての自分は自由に散策。
ここでは11/07に京都のMTミーティング主催しMTMT企画に火をつけたRinさん(@Rin_11_0929)や今回カメラマンを務めていたMARUさんら、界隈を盛り上げている若手MT乗りの面々と一緒におしゃべり。
始めましてでも同じMTが大好きな仲間との楽しい時間はあっという間。
ふと、左手の腕時計に視線を落とすと、時刻は西の空に日が傾き始めた15時半。
ひやりとした冷たい風が吹き抜け、通り雨がぱらついた夕刻の空は名残惜しい自分の心を示す鏡のような淡い黄昏色に。
ここから自宅の神奈川県の相模原まではざっと400kmの長い長い帰り道。
身なりを整え、皆さんにお別れのご挨拶を済ませてMT-10まで戻ると、向かう東の空に虹がかかっているのでした。
おわりに
「幸せなときはその価値が分からない。」とはよく言ったもので。
よういちさんが掲げた旗。
というか“看板”を中心に“ヤマハMTが好き”という共通点だけで大勢の仲間が集まった。
一緒だったみんなヤマハMTが好きでバイクが好き。
当時27でバイク4年目での自分がただ「デザインが好き」というだけで乗ることを選んだ大好きなMT-10SPと一緒にその仲間の1人になれたことを誇りに思います。
長い長い旅路を経て日付を跨いで帰着したときは全身が震えてたのは夜の底冷えの寒さなのか、2日間刻み続けたCP4エンジンの激しくも心地良い”ビート”なのか。
元気に回ったエンジンと真逆に回らない頭でぼんやりと考えてたら、クソデカくしゃみをひとつした。
あの時はただの寒さだったのだろうけど、今では人生レベルでの感動だったのだと、確信に変わりました。
そして今回の三重MTミーティングを経て、改めて「MT-10に乗って本当に良かった…!」と思える今年一番の思い出になりました!!
ある者は関わる人を破滅に追いやります。
一方、ある者はみんなを導きます。
自ら先頭に立ち、道を照らす。
その背を追う者は思うのです。
「あの人について行けば大丈夫」
楽しみ方の答えがひとつとは限らない時代です。
旗を掲げ、導く者が今、求められています。
共通の趣味のパワーは素敵だねー!
だからこそ“誰と”を大事にしていきたいよな。
そして、ヤマハMTが好きな良識のある人と人を繋いで、大きな輪になって、MT界隈を盛り上げて行けたら良いなということで…!
MT-10SPのヤマヒロと参加したみんなの三重MTミーティング”当日”の記録はここでペンを置かせていただきたいと思います。
自分は面白い人間ではないけど「ついて行けば生き残れるが腹筋が死ぬ。」
そんな大人になりたいと思った、ヤマハMTシリーズ好きのヤマヒロ(@yamahirok3)でした!
To:よういちさん&ご一緒したすべての方へ
大好きなMT-10SP共々、このような素敵な場でご一緒させて頂き、本当にありがとうございましたー!!
おまけ:MT-09(4型)のイラスト描いたよ。
三重のMTミーティングが決まってから勝手に描き始めたMT-09SP(4型)
よういちさん的にイラスト全体のイメージを決めるためガシガシ描くラフ画が気に入って下さったそうな。
デザインにも精通されているらしく、背景抜きデータを引き渡したところ、看板や配布資料、争奪戦待ったなしなTシャツに、まさかのチロルチョコなどなど。
あちこちで使って頂いてしまいました…!
自分的にも良く描けてた方で描き手として嬉しかったということもあり、気持ち程度に非公式のアクリルキーホルダーにして贈らせて頂きました!
おまけのおまけ:よういちさんからの頂き物
で、ミーティング後、よういちさんから“デザイン料の賄賂”という名目で三重のお酒の作”ZAKU”を頂いてしまいました。
日本酒に疎いヤマヒロは恐る恐る封を開けると、なんとも格式高い雰囲気の凄そうなやつでビックリで目がテン。
逆に東北出身のお酒大好きな父親は目を輝かせておりました。
その週末、仕事がひと山超えた夕飯で”作”を開けました。
その味は軽くて、フルーティーで、こんな素晴らしい日本酒を貰える私は、きっと特別な存在なのだと感じました。(違)
今では私が馬鹿息子、父にあげるのはもちろん”作”。
なぜなら、彼もまた特別な存在だから…(違)
※栓の開け方が分からず、父さんに開けてもらうなどした。
気持ち程度に、この記事の投稿日に自分からもお返しにと”写真(物理)”を発射。
贈らせて頂いたモノがよういちさんの手元に届くのはもう少し先のお話。
1日後着! MTミーティング後日談、完ッ!!
仕事から帰宅
最近部品なんて頼んでないのにWeblkeの荷物が🤔
MTMTの写真と信州ウイスキー@yamahirok3 からのお歳暮かな😁
ほんとありがとうございます
開催して良かったと思えます pic.twitter.com/4Q357bRi2G— よういち (@1f1iYmXEzbllBzT) December 9, 2024