どうも!動物大好きヤマヒロです。
ちなみに猫科の写真が多いのですが自分は犬派だったりします。
今回は15年以上ぶりに訪れた多摩動物公園でたくさんの動物たちを撮ってきました。
撮影は2/19日で早くも一週間以上が経過。
「さっさと書けや」
ってワライカワセミがすんごい顔でにらんでくるような気がしたのであせって1時間くらいで書きました。はい。
今回は動物園での撮影において自分が意識した3つのことを紹介します。
出撃装備
動物園では超望遠レンズの出番。
昨年の経験からキットレンズでおなじみの50-200~300mmクラスの焦点距離があれば満足に撮れるだろうしそれ以外いらないんじゃないか?とも思った。
そんなわけで広角側や250mm以上はSTYLUS1にお任せしてこの日は超望遠を担うDA☆60-250以外の交換用レンズは持っていきませんでした(笑)。
障害物をぼかす
動物園なので動物は檻(おり)の中、あるいはガラス越し。
焦点距離が標準域ではどうしても檻が写り込んでしまいます。
そこで被写界深度(ピント部分の前後が合っているように見える範囲)の浅い(狭い)超望遠レンズで可能な限り檻との距離をつめて全景を前ボケにしてあげることで主役の動物を強調できます。
可能ならF値は解放で檻に密着できればベスト。
(ただし動物をびっくりさせないように)
こちら跳躍力が高く木登り上手でひときわ大きな耳が可愛らしい猫科のサーバルさん。
スマートな大型犬くらいの体格、なのに鳴き方や仕草がほぼネコでなごむ(笑)
こちらのコアラさんはガラス越し。
フードを外しレンズを最短距離でガラスに密着させることでガラスの反射最小限に抑え前景の違和感をなくすようにした。
ちなみにお昼時だったので他のコアラはみんなは寝てた。
最後に失敗例。
モデルのようなスラッとしたスタイルのチーターさん。
顔も美人さん。可愛い。(共感者モトム)
物理的に接近できない場合やしなかった場合はガラスの傷、反射等が写り込んでしまいます。
こういう状況にはPLフィルターも効果なさそう・・・
舐めまわしたのかな?
ガラスは一部がものすごく湿り、曇った部分があった。
さらにガラスの傷が鮮明なためAF(オートフォーカス)がガラスにピント合わせしまうことも・・・
(ここは諦めてマニュアルでフォーカシングしました)
なのでチーターをバッチリ狙うなら外に出ている時間帯がオススメ。
目を狙う
人間の場合、目が一番表情があらわれやすいと言われる部分。
同時に生命力を感じとれる部分と思い、この日のフォトワークテーマは「目をクローズアップ」
冒頭でも登場したワライカワセミさんですが名前の由来になるくらい甲高い声で面白おかしな鳴き方をするので思わず笑わされてしまう(笑) →手ぶれ
そのくせ人間慣れしているようで檻の手前側でじっとしてくれていました。
ズキューン!
(真正面可愛すぎてアカン!)→手ぶれ
ズームアウト、少し絞って手前の檻を入れて寂しげに。
カメラ目線はバッチリにモデル鳥のごとくポーズを決めてくれました(笑)
お次はアフリカエリアへ大移動。
狙うはライオンさんですので早速ライオンバスへ。
こちら移動するライオンバス、ガラス越しながらオスライオンに最接近したときのワンショット。
エサ場でバスは徐行か停止してくれるけど、移動中は微速度でバスもライオンも動くするのでコツは。
「ISO感度を上げてでもブレを防ぐためシャッタースピードを引き上げよう!」その方が鮮明シャープに撮れるなら!(一週目はドジッたぁ〜)
他のお客さんと乗り合わせだから座る場所やライオンが来てくれる位置といった写真ならではの運の要素が絡むし、接近時のチャンスはわずかだから事前に「目を狙う」くらいにおおざっぱなイメージだけでも組み立てておこう!
ちなみに発着場の耐震工事のため2016年4/1よりライオンバスは運休するそうですのでライオンに大接近できる貴重な体験に足を運んでみてはいかが?
工事やライオンバスの詳細は公式サイトにて。
ちなみにライオンは台の上で寝転んだり、じっとしていることが多い感じでしたが運が悪いと「エサ場にいない」なんてことも・・・
動きを捉える
ライオンバスを降りて高い塀の周りをグルリと一周。
ちびっこライオン(十分大きいが)たちは元気に駆け回っていたのでこれは写真におさめたいと仲よさそうな2匹にフォーカス。
まずはSTYLUS1の追尾AFモードでパチリ。
追尾のレスポンスかなりいい感じで1年以上使ってきたカメラなのに大発見!
いい機能を使わないなんて宝のもちぐされだけどさっ!
あいかわらず一台でなんでも撮れる。
続いてK-3IIに持ち替え。
「動体に弱い」と実際に使ってもいないであろう他者ユーザーから悪いウワサをされるペンタックスなのでここは腕の見せ所。
27点あるポイントをセレクトエリアで9点に絞り込み、フォーカス位置は顔を持ってくるため右寄せへ。
AFモードを被写体に合わせ続けるAF-C(コンティニュアンス)にセットし、ドライブモードは連写H(高速)を使用。
さらに「弾数制限のある特殊兵装」程度に思っていたK-3IIの流し撮り機能が大いにアシストしてくれたのがこの一枚。
無加工、無修正ながら本日のお気に入りに。
フォーカスポイント9点でも精度は上々だけどセレクトスポット(任意の1点)だとさらに良好。
被写体を追いかける腕に自信があればこちらを使っていくのがよさそうですね。
仕草を楽しむ
「動きを捉える」の番外編ってわけでもないけど。
じっくりと動物を見ていると面白い仕草をみせてくれることも。
ファインダーやEVF、ペンタックスの双眼鏡を使って越しに動物とにらめっこ。
じっくりフォーカスしてちょっとした仕草を見せたらすかさずパシャリとワンショット。
あえて連写はしなかったけどこれが本当に面白い♪
撮影後記
本当に何年ぶりかよくわかんないレベルだったけどライオンバス発着場を見たとき無意識的に「懐かしいな」とか独り言をこぼしていた。
おととしにカメラを持って初めて行った横浜ズーラシアのときにくらべ、自分自身の撮影スキルアップ、写真や機材の知識も確実に蓄えたという自己成長の自覚。
撮影装備もK-3と安価な望遠入門のDA55-300から一新、K-3IIにスターレンズ、STYLUS1の2台をひっさげ一人忙しく園内を駆け回ってきました。
アルバイトのない平日の動物園は穏やかで久しぶりに「楽しかった」と思える充実した1日となった。
「毎日こんなだったらいいのに」とか疲れた頭で考えながらも帰った後の疲れは心地よく帰宅後すぐに夢の国へ飛んで行ってしまった。
こいつら見た目に反して軽いんです。
一日中振り回しても全然疲れません。(むしろ園内を走り疲れた)
改めて思った。
「最高の編成だ!」
次回は動物園をもっと楽しむために新年福袋で買ったペンタックスの双眼鏡を持ってこよう!
おまけ
そりゃー新しいバイトにまだ・・・
でも実話ッス(泣)
コメント
動物さんたちもなかなかモデルにですね
なってくれますね!?
ヤマヒロさんが来たのだからイイ事あるよ!
実は多摩動物公園には物凄い小さい頃に、
母の妹の家族と行ったきり行ってないです!
サーバル、実は僕の母がかなりお気に入り!
猫ならば黒猫がイチバンの母ですが、
サーバルもかなり好きらしいんです…。
リオンくんのツッコミに対処をしないと、
いけないけれど頑張ってくださいね〜!!!
リラックマさん
>いつもコメントありがとうございます!
実は自分、動物が大好きなのですけどなかなか動物園には足を運んでいませんでした。
同じくサーバルは初見ながらすごく可愛らしく「この世にはこんな可愛い動物もいるんだ!」と
たくさんの動物を見て改めて自分発見な日になりました。
ワライカワセミとライオンは見ていて楽しく写真も多くなってました(笑)
リオンの言う通りアルバイトや始末書もあります(苦笑)
しかしながら本命はこちらの再編集かな?
http://privateer-photowoker.com/game/aruteimishia-shironeko
多くのコメントやSNSで共感、ご指摘をいただき本当に嬉しかったので気合を入れてこちらの過去記事へ大幅追記と再編集してました。