全国トリシティ乗りの皆様こんにちは。
関東の相模原の青トリさん乗りことプライベーティアフォトワーカーのヤマヒロです。
今回は千葉県在住の若手トリシティ乗り、酉つくねさん(@3tkn_tricity125)に超素敵な撮影ポイントまで案内して頂き、トリシティ撮りまくりな「トリ撮り」走行撮影会をしてきました!
2021/02/07撮影
自分以外のカメラのオペレーターさん撮影分にはそれぞれ透かしを入れています。
シンさん:@Traveler_Rabit
酉つくねさん:@3tkn_tricity125
千葉房総ツーリング
もともと#飲食店応援ツーリングとしてPENTAX K-70でイチデジデビューした酉つくねさんと2人でフォトツー予定だったこの日。
お互いにSNSで呼びかけてみたところ6台ものトリシティとお見送りにT-MAXが駆けつけてくださりました!
合流〜撮影ポイントまで
海ほたる、木更津で合流後は6台のトリシティで下道を走りビータスカフェのチャーシュー丼でお昼ご飯。
その後は道の駅で休憩を挟みながら撮影ポイントへと南下。
駐車場から走り出し、Uターンポイントで折り返し行きと帰りの撮影ポイントをセット。
先発で自分が撮影位置へ向けて出走しました。
(左から右へ、お二方による4コマです)
トリシティの走行写真
当日みんなで撮影した超カッコいいトリシティの走行写真!
酉つくねさん案内のもと、高スポットで撮る側としても満足度が高く、SNSアイコンに設定して下さった方も居ました…!
今回全員の承諾は取れてないのと使用に当たってみんな顔はキチッと隠してたから、本記事の中ではカメラのオペレーターさんにフォーカスして紹介するっすよ!
ヤマヒロ撮影
自分はフルサイズのPENTAX K-1MarkIIとDFA☆70-200mm F2.8を使用
ちょっと重たい重量級機材だけど、上手にピントが合えばフルサイズの画質と現行スターレンズの圧倒的解像度よ…!
激しい前後の移動はなかったのでAFがそこまで早くないペンタックス機でも十分に追えてました。
おかげでうまく合わせれば大当たりを撮りまくり!
今回は流してしまうのがもったいないような道も夕刻の日差しも素敵な景色。
なので流し撮りよりもイージーに道の”うねり感”を見せつつ“道とバイク”をきちっと切り取る方向でシャッタースピードは高めに設定で瞬間を切り出す方向でトリ撮り!!
それにしても、なんか、、もう。。。
道を見た瞬間脳内に撮影位置と構図が浮かぶほどぶっ飛んでましたぜ。ここは…!
酉つくねさん撮影
1月に自分と同じPENTAX(ペンタックス) K-70でイチデジデビューを飾った空色トリシティ125の酉つくねさん
出番が減り自分から送りつけた譲り渡したDA☆60-250mmF4を携え撮影して下さりました!
本人いわく「考えるより感覚で撮る癖がでちゃいました」とのことで房総の荒波が打ちつける“海を上手に取り入れていたので夕光の雰囲気相まってシーンが伝わる写真がいっぱいでした!
酉つくねさんは度々千葉でツーリングを企画して下さっている方で年も近く2人だけでのツーリングも何度か。
自分がどハマりしたビータスカフェでのお茶会や今回のフォトツーリングなど精力的に活動されているので去年から延期となった千葉トリシティオフ会が楽しみです!
シンさん撮影
1週間前の奥多摩でも一緒だった青トリシティ155のシンさんはNikon(ニコン)機のD5300に望遠レンズを付けて参戦!
自分と同じく先週のフィードバックを設定に反映したようでさらに良い感じに撮って頂きました!
この日の流し撮りは自分よりもずっと上手で綺麗に背景が流した躍動感溢れる写真を撮って頂きました!
また、シンさんはみんなの自然体を激写するのが大得意でトリシティマスツーメンバーのムードメーカー的存在。
ツーリングに参加してくれると雰囲気はガラリといい方向を向くので、ゆくゆく自分もそうでありたいと思う今日この頃。
だって、景色が綺麗だったんだもん。
この写真は素敵な風景が主題、青トリさんが副題だね〜!
PENTAX K-MarkIIの設定
ここからは一眼レフカメラの醍醐味であり分かると楽しいし、表現の幅がグッと広がる”設定”のお話。
自分のスタイルに合わせたカメラオペレーションの一掴みであるけど、ペンタックス以外でも使えるので動体撮影やバイクの走行写真に挑む方は参考にしてみてね。
液晶が変な方向を向いてるって?K-1IIの液晶は変態液晶です(褒め言葉)
モードダイヤル:P
設定の優先順位を決めるモードダイヤルはSS(シャッタースピード)も絞りも自動で決めてくれるP(プログラムオート)
SSに関してはISOの設定上限まで焦点距離x2あたりで最適に合わせてくれるので夕刻など光量が十分なら間違いなし。
またペンタックス機固有のハイパープログラムでダイヤル/グリーンボタンで即時、絞り優先/SS優先にシフトできるのでとりあえずこれで覚えちゃいましょう。
逆に各種パラメータを知らないままM(マニュアル)モードで使うのはナンセンス。
白飛びや黒つぶれ、低SSで手ブレを量産するなど「一眼レフってこんなもん?」と気持ち折れたり、ブン投げかねないので。。
割と走行写真と割り切って、背景を流さないのなら細かいことはカメラにお任せでOK!現行のカメラは賢いので。
ちなみにカメラを振って背景を流す”流し撮り”の場合、意図的に背景の横ぶれを作るためSSは1/60-125くらいがオススメです。
SS1/60でちょっと思い切った流し撮り
※手ブレの起きやすい望遠レンズ使用時は躍動感というよりは縦ブレで違和感も出やすいのでカメラの振り方は一定方向に!
AFモード:AF.C
AF.C(コンティニュアンスAF)はファインダー用のAFモードの一つでいわゆる追尾モード。
光学ファインダーを備えた一眼レフならAFモジュールを用いた位相差方式で高速、高精度に追うことが出来るので動体撮影するときは基本的にファインダー推奨です。
なお、ライブビューモードでミラーアップするとAFモジュールが使用できません。
速度よりも精度重視のコントラスト方式しか使えなくなるけど、撮りたい構図からライブビューで頑張るという方は追尾(モードで名称が違う)にセットしてね。
測点位置:セレクト9点
AFをどこに合わせるのかを決める測点位置
1点だと合わせる際ピンポイントで行けるので狙ったところに捉えやすいけど、外した瞬間AFのリカバリーに時間がかかり、全滅…
ということがペンタの場合は普通にあるので構図を意識しつつ、動きのある被写体を撮るシーンではバランスの良い9点を好んで使っています。
ドライブモード:連続撮影(H)
ドライブモードは連写。そう、連写です…!
動きものには連写あるのみです!
特別こだわりがなければ、一番枚数を稼げるH(ハイ)にしておきましょう!
最高にハイってヤツです。はい。
焦点距離:200mm
今回使用したレンズDFA☆70-200mmの焦点距離は200mm(APS-C換算135mm)で終始一貫して撮影しました。
広角側だとフレームに捉えやすいけど迫力不足。
望遠側だと迫力を出しやすいけどフレームから外しやすいので一長一短。
そんなこんなで今回は200mmで自分的には大正解!
撮影時はいたずらにズームしたりせず、決めた焦点距離に集中した方が手元も気持ちもブレないっすよ。(重たいレンズだとなおさら!)
撮り方
上の設定を入れることができれば準備はOK
一番良い感じのポイントに差し掛かる手前からシャッターを切り始め、決めた測点位置から被写体を離さないようにファインダーで追いかけよう。
今回はただでさえブレが発生しやすい望遠レンズなので手ブレを防ぐために脇(わき)をしっかり絞めるのはもちろん、しゃがんだり、立膝で姿勢を安定させるとマル。
自分はこの時は縁石に座って、トリシティのフロントフェイスを追うイメージで撮りました。
ちなみにアイレベル(目線の高さ)よりも姿勢を低くしたローアングルは迫力や躍動感を出しやすいのでチャンスがあるなら是非お試しあれ!
ーー参考:55mph – モーターサイクルをカッコよく撮りたい! #2よりーー
まとめ
当日撮影後の撮って出しの時点で「そこらのWebマガジンよりも良い感じ!」という有難いお言葉を頂きました!
みんなと同じトリシティ乗りであり、一人のカメラのオペレーターとして誇らしく思います!
何名も撮影する中でもクオリティがかなり安定していたのはロケーションのおかげ。
先の経験からカメラの設定もかなり追い込めていたので明らかに大ハズレというのがこの日に限っていえばほとんど無し。
どちらかというと、自身の手ブレやミラーショックといった要因の方が多かったかも。
またこの日は時間帯も大当たりでもしも30分ずれ込んでいたら自動車CMの撮影隊とかぶるところでした。
構図や設定も終始一貫して終えることができたので、ご縁があれば同じシチュエーションでいろんなオートバイを撮ってみたいと思っています!
って思ってたけど、人によって切り取り方が全然違うから面白いんだ。本気で撮る写真は…!
以上、カメラバック背負って、バイクに乗って、写真を撮る。
プライベーティアフォトワーカーのヤマヒロ(@yamahirok3)でしたー!
おまけ:
2023車種混成でもやりました!
![](https://i0.wp.com/privateer-photowoker.com/wp-content/uploads/2023/03/IMGP2646.jpg?resize=135%2C90&ssl=1)
使用機材のこと
D FA☆70-200mm
正式名称HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW
俗に言う”ニーニッパ”のペンタックスフルサイズ対応DFAスターレンズ
大きく、太く、重たいけど、それでも繊細でありながら“凄み”のようなものさえ感じる圧倒的な表現力は最新のスターレンズならでは。
価格も20万+少々(時価)かなり高額なレンズだったけど、みんなに良い写真(ヤマヒロ比)で還元することができたので、
「去年K-1IIと合わせて本当に買って良かった!」と思える一本になりました!
美味しい所だけ使えるAPS-Cでは1.5倍の焦点距離となり超望遠としての使い勝手も良好。
ペンタックスでハイグレードな超望遠ズームを求めるならDA★60-250mmF4やDFA70-210mmF4などと合わせて一度は手に撮って欲しいレンズです。(ステマ)
ブログ用に大幅縮小リサイズしちゃってるけどトリシティに関していえば、フロントフェイスの光の反射と透明感すごくないっすか?
重量級装備なので流し撮りみたいに思い切って振るには要・筋トレ。
SDカード:Extreme Pro
以前書き込みで待たされ、連写が遅れたり、最悪止まってしまったり…
そんな失敗が自分にはありました。
それ以降、SDカードは安価なものからカメラの限界性能近くまで出せるハイエンドなものに換装しています。
連写に当たってチェックしたいのがSDカードの書き込み速度( Write Speed)
SanDiskのExtreme Proは90MB/sは一つ下のExtreme(40MB/s)の倍以上。(現行のはもっと早いかも)
スタンダードなUltra(記載無)とはさらに開きがあるのでJPEG+RAWの同時書き込みでも余裕があり、カメラのカタログスペックのバッファー次第という感じ。
※数値が高いに越したことはないけど、SDカードに書いてあるのは転送速度(読み込み)なので注意
容量がいっぱいになったらPCや外付けHDDに移せば何度でも使えるので動きものを撮るならハイグレードSDカードは絶対にオススメ!