追記:文末の注文再開を追記しました
2018年7月下旬。
トリシティ155の納期未だに見えないことに違和感を感じ始めながらも「そろそろ乗れるよね」と淡い期待を寄せていた頃。
自分がトリシティ155をバックオーダーで車両注文をしたYSP町田から初めての電話が鳴った。
「トリシティ155の納車予定日が決まったのかな…!」そんな“良い知らせ”への期待に胸を膨らませ仕事を終えた自分はすぐに電話をかけ直す。
いよいよトリシティ155に乗って数多の地へ走り出す希望の始まり。
ーーそんなことを勝手に期待していた。
このときYSP町田から伝えられた内容は真逆を行くもので、これからの自分のデビューバイクを占う“通達”でした。
通達:先の見えない納期
引き続き先の見えない納期。
その詳細は販売店には先んじてメーカーのヤマハ発動機から通達が行っていたようでした。
自分を含めたお客さんへ説明できる内容には制限があるようだったけど、電話での内容自体はお店へ遊びに行ったときとほとんど同じでした。
- 納期はまだ見えない
- ひと月ふた月の問題じゃないみたい
- さらに後へ伸びる見込み
- 8月~9月の間にお渡しは厳しい
そして最後に「お手紙とお渡ししないといけないものがあるので、都合のつく際に一度お店に足を運んでください」とのことでした。
この電話を終えたこのとき、自分の中の違和感は確信に変わった。
「自分のトリシティ155はまだ来ない」「トリシティでのバイクデビューはもうできない」と。
8月は目一杯トリシティ155で数多の地を駆け回るつもりでいた。
「あの時、黒のトリシティを選んでいれば…!もっと早くその決断が出来ていれば…!」
しかし、決断した時には手遅れ。
自分のバイクデビューを遅れさせたのは結局自分の所為であることに変わりはない。
複雑で後悔にも似た感情がこみ上げてさえいました。
電話のあと自分の中でトリシティ155の状況について吐露したツイートには珍しくリプライで多くの現トリシティ155/新型125オーナーの皆様からお言葉や貴重な体験談をお寄せ頂きました。
トリシティ155と125(2018型)は品質不良?のため出荷保留?らしい。
つまり当面ダメですって。— ヤマヒロ (@yamahirok3) 2018年7月24日
手紙:トリシティをお待ちの御客様へ
直近の休みの日に訪れたYSP町田で受け取った一通の”手紙”
それはヤマハ発動機からトリシティをオーダーした全員へ宛てたものようでした。
トリシティ125ABS/155は、生産および出荷に大幅な遅れが発生したため、予定しておりました納期が大幅に遅れる見通しとなりました。
現在、早期回復へ向け全力を尽くしておりますので、納期につきましては、目処がつき次第改めて販売店よりご案内させていただきます。
手紙より抜粋 原文そのまま
内容を確認しながらスタッフさんから口頭で伝えられたのが
- タイの工場から出荷が停止していること
- 品質欠点によるロット全車再検査していること
- 不良発覚のため完成車両も出荷できないこと
- 上記状況から注文に生産が追いついていないこと
- バックオーダーだった注文も現在は停止していること
- 不具合は155と125ABS(2018)のみということ
つまり、そのまま出しても動作不備による事故や納車されてもリコールのような大きな問題になってしまうリスクのある状態でした。
どんな製品不良が出たのか何を再検査しているのか。
詳細はYSP側でも不明ながら155と125の2018年型で共用のフレームや出力違いのブルーコアエンジン、あるいは125(2018)ABS無しモデルは出せていることからABS機構が絡んでいるように思う。
そしてお詫びの粗品としてタンブラーを受け取り、オートバイの世界へ踏み込むきっかけをくれたトリシティ155への”想い”と乗りたいけどデビューできない自分のバイクの”これから”をお話させて頂きました。
自分とバイクとこれから
トリシティ155の納車予定日はまだ見えない。
でも、見えもしない“不確定な納期を伝えるのは筋ではない”と自分は思う。
最高の状態の商品を提供するのがメーカーの義務ならば、
僕らお客にはそれを待つ義務がある。自分にはその意志がある。
それは確かに一つの“目標”あるいは“夢”として自分が「トリシティに乗りたい!」と望んだ強い強い想いの証。
だからきっと、これは自分にとって必要な時間だと信じていたい。
一方で待ち時間が長くなってきた分「早くバイクに乗りたい!」という想いが強くなってきた自分もいる。
その場合デビューのバイクは次点繰り上げになるけれど、候補はデザインと用途からみんな大型バイク。
そのまま大型でバイクデビューという流れになるとしたら順番は前後してしまうけど、トリシティ155は絶対に乗りたいオートバイだということは変わらない。
モーターサイクルの世界へ踏み込むきっかけをくれたトリシティへの想いだけは本物だから。
どんなことがあっても、誰がなんて言おうと、
「自分が気に入ったオートバイに乗るのが一番幸せです!」
このまま青のトリシティ155を待ち続けるか、大型に乗ってバイクデビューになるか。
自分の想いに素直になって、今強い方の気持ちに従ってトリシティ155か大型バイクいずれかでバイクデビューを飾りたいと思います。
以上、これより大型二輪合宿中に臨むヤマヒロ(@yamahirok3)でした。
手紙をもらった第一声:「えひ〜」
The end of シリアスクラッシャー。
えひ~ pic.twitter.com/txuNkga4Np
— ヤマヒロ大型二輪の教習中 (@yamahirok3) 2018年7月30日
追記:YSPで注文再開!
9月上旬頃、注文が再開しました!
YSP町田さんのブログでは9月8日のエントリーでYSPでトリシティ125ABS/155受注や引き渡しが取り上げられていました。
お店に足を運んだ際、屋根付きの白や黒が並んでいました。
(お客様の車両で引き渡し準備完了済みだったので写真はごめんなさい…)
また、自分も別のお店ではありますが大型免許取得後に現在このブログでも取り上げている青のトリシティ155と出会いがありました!
飛ばすバイクではないので初めてのツーリングで“怖い”というシーンが一度もなかった安定性と安心感はもちろん、峠道を右へ左へと走り抜けるスポーティーな走行も十分楽しめました!
今では日常的になった“バイクに乗る”ってそれだけで価値のある”凄いコト”なので三輪のスクーター、初めての一台にトリシティが気になっている方は注文再開した今がチャンスですよ!
これからの自分も乗って分かったトリシティ155の魅力をこのブログで発信していくっすよ!
ヤマヒロさん、
相当に参りましたね!!??
新製品のにそんなトラブルがドドんと出た!
そんな事、言われても〜〜どうするんだ状態
納期が納期を超えてしまうと、
バイカーの人達からは笑いの的にされそうで
あ〜恐しやですよ…。
三菱が作ってるとか言うリージョナル機の
MRJも未だに納得の行くのが出来てないし
ウキウキ気分な半面、ショボーン気分には
しばらくの間ですが立ち直れないと思います
先程、
シータの事を言っていたメールをですね、
そちらに送っておきました…。
気持ちを切り替えて読んでくれれば幸いです
一日も早く、
バイカー ヤマヒロ兄貴のデビュー待ってます
あんまりにも事態が想定外過ぎてかなり落ち込みましたけど正直、お店も自分もびっくりな状態でした。。。
ずっと先も見えないので今は大型二輪免許に挑んでますけど、
トリシティも納車可能時期を見てシフトチェンジという方向で行こうと思っています。
こんなしょうもないブログにわざわざコメント頂いてほんと励みになります。
次点候補で乗りたい大型バイクもエントリーとして取り上げたいと思っているので楽しみにしててくださいな。
はじめまして。
私も粗品と手紙貰いました。
ここまで来たら違うバイクも選べないので気長に待ちます。
同じ悩みというか気持ちを持ってる方がいてとっさにコメントしました。
自分もバイクへの興味のきっかけとなった青いトリシティ155でデビューを飾るつもりでしたが
どこも先行きの見えない状況みたいですね。。。
自分が待ち時間が長かった分続報が無いことには大型でバイクデビューを先行しちゃいそうですが
サスケさんのトリシティデビューの良い知らせに期待してますっ!