メカっぽい機能美溢れるLEDヘッドライト好きなヤマヒロです!
正式納車からいじってばかりのMT-09ストリートラリーのヘッドライトとポジションランプをLEDに換装してひと月ほど。
春先の気温が心地よい夜の街へ軽く走りに行こうとMT-09を引っ張り出すと、遅番上がりに原付スクーターのJOGで帰ってきた母親とばったり。
「どこへ行こうというのかね」ではなく。
パートでありながら社員と同等の仕事を回し「最近遅番も増えてるんだよね〜」
と言いつつ、好きな服関係の仕事ゆえに満更でもなさそうだったのは帰ってから聞くとして夜の街へ出発。
日を跨ぐ前の夜の町をのんびり流す傍ら、無灯火自転車や飛び出す人間にはいつも通り何度か遭遇。
そこで初期型MT-09で味を占めたヤマヒロは「意外と簡単だったし、やってみっか〜」と母親の原付スクーターをLEDヘッドライトに換装してやろうと企み始めたのがこのとき。
ということでさっそく、ネットで”それっぽい”LEDヘッドライトバルブを注文。
バイクいじりという趣味の一環として、
ヤマハジョグのヘッドライト高光量化&省電力化のため、直流とか交流とか、W(ワット)とかlm(ルーメン)の違いとか。
そもそも、原付バイクの”ヘッドライト”についてよくわからないまま、LEDバルブに交換をすることにしましたー!!
ぶすうっ。
その時である!!
※なりません。画像はイメージです。
そんなこんなで今回は原付スクータージョグにポン付けできたLEDヘッドライトバルブポンレットの紹介と取り付け方について紹介します!
とっても簡単なので日常的に乗っている原付スクーターを少しでも快適にするために、LED化検討中なあなたの背中を押すエントリーになれれば嬉しいですっ!
今回紹介するアイテム
原付スクータージョグのライトはハロゲン電球
まずは数ある50cc原付スクーターの中でもヤマハジョグ(JOG)のヘッドライトについて。
比較的リーズナブルな50ccスクーターはコストを抑えるため、ヘッドライトはまだまだオレンジのハロゲン電球が主流みたい。
とりわけ電球がキレたとかでライトは急ぎで交換するような状況でも無かったのだけど、5年モノの弱ったバッテリーゆえか、ハロゲンライトの光量がそもそも控えめなのか。
明るさがちょっと心許なかったのでLEDヘッドライトに交換して省電力、光量確保と利便性大幅アップしたいというのが一番の目的。
今風オートバイこうでなくっては!
2018年モデル(2BH-AY01)のヘッドライトバルブはPH11型
母親のジョグはボルドーカラーがおシャンティな型番2BH-AY01、モデル名称CEH50 JOGにあたる2018年モデル。(DXじゃない方)
先の原付スクーター(Let4)のエンジンがダメになり、MT-10SP(ヤマヒロ機)を購入する1年前にYSP町田にて買い替えという形で新車購入した一台。
現状フルノーマルで主に母親がパートで隣町への通勤や最寄駅までの移動だったりと日常の足として活躍中。
洗車や磨きに加え、オイル交換程度の簡単なメンテが出来るようになってから自分のバイクと一緒に面倒を見ているので不具合もなく乗れているみたい。
LEDヘッドライトバルブへの交換にあたってヤマハジョグはロングセラーのスクーターゆえモデルチェンジを重ねており、バリエーションモデルも多数あるので車体の型番もいろいろ。
ヘッドライトバルブの型(口金?)も車体の型番によって違ってくるので車両のヘッドライトバルブを実際に確認するのはもちろん、適合車種を製品ページやパッケージでしっかりチェックしよう。
今回LEDに交換する母親のジョグ(2018年モデル)は型番2BH-AY01に適合するヘッドライトバルブであるPH11型を使うっすよ!
ジョグ自体めちゃくちゃ型番の種類あるから対応するヘッドライトバルブの種類は必ずチェックしてね。
↑間違えて買ったPH12型
原付バイクは交流電源が多め
原付バイクのLEDヘッドライトの交換にあたって気をつけたいのが電源の仕様の兼ね合いで使える種類がかなり限られていること。
というのもヘッドライトバルブの型や端子の種類だけならともかく、
小排気量の50ccクラスの原付バイクはエンジンが回っている間の発電量も中型スクーターやMTバイクよりも少なめ。
またバッテリー自体もバイク用の最小のものを用いていることから、電源からの電流(直流)を使えずキーオンのみではヘッドライトを光らせることできません。
なので基本的にエンジンが掛かっていないとライトが発光しない、交流タイプのバイク用ヘッドライトバルブを選ぶ必要があるそうな。
原付バイクのジョグは
50ccと小排気量なので
発電量も大きく無いから、
バッテリーからの
電流(直流)を使えず、
エンジンを回してるときだけ、
発電機で発電した、
電気(交流)を使って
ライトを発光させてるんですよっ!
何言ってるかわかんない!
原付のジョグはエンジンが掛かってる状態じゃないとヘッドライトが光らない交流電源ってことですよぅ!!
↑大型バイクMT-09に使った国産LEDヘッドライトバルブは直流用だったので同タイプは使用不可。
交流電流を直流に変換したり、バッ直(バッテリー直付け)に加工する上級カスタマイザー固有の荒技もあるそうだけど…
市販品を取って付けるだけの自分としては変換して使用するにも加工難易度は高め。
バッ直もそもそも原付用は容量が小さいのですぐにバッテリーが上がちゃったり、最悪発電が追いつかず走行中にエンジンが止まっちゃう事もあるとのこと。
また中華系の極端に安いLEDヘッドライトバルブでは前置きなしの突然死だったり、ヒドい話だと爆発したり。
どういう乗り手か想像に難しくないけど、ハズレを引いたらであろう人の口の悪い”ゴミ扱い”もちらほら見かけたあたりネットのレビューは散々。
見ろ!まるでゴミのようだ!
ファインダー越しの撮影事故。もはやバルス。
M&Hマツシマポンレッド(PonLED)
そんなこんなで用意したのがPonLED(ポンレッド)という原付用LEDバルブ
製造元のM&Hマツシマは横浜にあるという長年バイク用ヘッドライトバルブを作っているという国産メーカーでした。
直流/交流がよく分からないカスタム初心者の自分でもそのまま交換すればOKな安心安全の直流/交流両対応タイプ
明るさはLEDヘッドライトはlm(ルーメン)で示されることが多い中、ハロゲン電球の消費電力と一緒のW(ワット)表記。
体感だとロービームでも純正ハロゲンと同等かそれ以上の明るさはしっかり確保してる感じ。(ハイビームはハイ/ロー両点灯タイプ!)
その上で、消費電力は省電力なLEDらしく控えめな5W相当とバッテリーに低負荷なほぼ上位互換仕様。
お手軽LEDのポンレッドは決して爆光ではないけど、純白に近い色温度6000K(ケルビン)なので夜でも輪郭がハッキリと見える印象。
M&Hマツシマはバイク用ヘッドライトメーカーとして数あるラインナップの中でジョグ(2BH-AY01)で使用できるPH11型はもちろん、原付バイク固有の型番もよりどりみどり。(間違えないよう注意!)
そしてなによりその名の通り純正品と交換するだけのポン付けLEDヘッドライトバルブということもあって、国内メーカーの信頼性と合わせてセレクト!
LEDヘッドライトバルブにポン付け交換!
ここからはジョグへの原付バイク用のLEDヘッドライトバルブであるM&Hマツシマのポンレッドの取り付け方について。
ポン付けできるポンレッドLEDなのでライトボックスにアクセスさえできれば交換はとっても簡単。
おそらく一番のハードルはスクーターのライトボックスがあるフロントカバーを開けるとこじゃないかな?
ぱっと見中がごちゃついていたり、中身は配線伸びてたりで難易度は高そうだけど他の原付もやること自体は
- ミラーの取り外し
- カウルの取り外し
- 純正バルブの取り外し
- コネクタの付け替え
- 交換後のチェック
という感じでひとつひとつの作業は意外と簡単。
今回は特別な工具も必要なく、プラスドライバーとレンチがあれば大丈夫っすよ!
もしも、電動ドライバー持ってるなら「3分間待ってやる」で換装できるかも。
ミラー/ミラーマウントの取り外し
手始めにミラー周りをレンチを使って外します。
純正ならナットを緩めてあとは手回しでクルクルと。
またミラーマウントも外さないとギリギリアウトでカバーを浮かすことができませんでした。
ここで下手するとプラ製のカバーを割ってしまうリスクポイント。
壊したらボルドーカラーが決め手の母親に何されるか分からないので、先に取り外しました。
フロントカバーの取り外し
ミラーを取り外せたら今度はカバーの取り外し。
左右それぞれ2箇所ずつ、4つある黒いプラパーツ側のスクリュー(ネジ)をプラスドライバーで外します。(真ん中のは外さなくて大丈夫)
スクリューを外したら、いくつかあるツメに気を付けながら、持ち上げるようにしてライトボックスを引き出します。
中々に大きなプラパーツなので外す際に“パカァン!”と閑静な住宅街に鳴り響き、そこら辺の人の目線が一斉にこちらそそがれそうな心臓に悪い音がしたのはここだけのお話。
慎重に上下を開いて行き、完全に取り外さなくてもヘッドライトバルブにアクセスできる状態になればOK!
純正ヘッドライトバルブの取り外し
ようやく本丸。
ライトボックスからヘッドライトバルブを取り外します。
多分開けるのは初めましてで赤い防水ゴムで密閉されていることもあり最初は固め。
右にひねりながらヘッドライトバルブをぶつけないように気をつけて引き抜こう。
引き出せたら純正バルブからコネクタの取り外し。
あいにく手の触れるところではなくすっかり固着してしまっていたので、あんまりよろしくないのだろうけどマイナスドライバーで緩めてから外することができました。(コネクタのツメを壊さないように!)
ポンレッドLEDバルブへコネクタの付け替え
ここで交換先のポンレッドLEDヘッドライトバルブを開封して、純正バルブから取り外したコネクタを付け替えます。
コネクタの付け替えの際にサビ防止で端子の部分に接点復活剤をちょんと塗っておくとマル。
取り付けにあたっては3本あるバルブ側の端子のコネクタ側で挟み込む感じで押し込みます。
最後まで押し込んで中央部が落ちてロックされればコネクタの付け替え完了です!
点灯チェック
コネクタの付け替えが完了したら逆の手順で車体のライトボックスへ取り付け。
ポンレッドLEDがきちんと光るかはエンジンをかけてみないと分からないので必ず点灯チェックをしてから元に戻そう。
それでは、行きます…!
エンジンスタ…
あ
|
あ
|
目がぁ!
目がぁぁぁぁあっ!!
純正比較とポンレッドLED化のメリット
はい。
視力が戻ってきたところで最後に実際に取り付けてみたポンレッドLEDと純正ハロゲンの比較やLED化のメリットのこと。
まずは、純正ハロゲンライトと比較してみるとこんな感じ。
色温度が6000KのポンレッドLEDは純白に近い白色で影がパキッと出るような光を放ちます。
厳密に同じ状況で撮れてないけど、LED化して光量が大きく白い光になったことでハロゲン電球よりも照射先の色や輪郭がハッキリ見えると思うんだ。
LED化のメリットとして大きいのが上下切り替えしか出来なかった純正ハロゲンと違い、LEDはハイビーム時にロービーム側も同時点灯になったこと!
大型バイク用LEDヘッドライトバルブでもエントリー仕様では備えられていないことも多いのでこいつはグレートです!!
ここも消費電力に余裕があるLEDヘッドライトならでは。
手前側もしっかり照らせるようになり、暗い夜道でも照射範囲が広くとても見やすくなりました!
またJOG(BH-AY01型)の純正バルブの消費電力は40Wほど。
一方で5WのポンレッドLEDは消費電力は1/8程度に抑えながら、同等かそれ以上の明るさに仕上がってます!
まとめ:ポン付けOK!
今回は興味本位で母親のジョグ(BH-AY01型)にM&HマツシマのポンレッドLEDを入れてみたお話でした!
原付バイクは小排気量ゆえの発電量から制約が大きく、ヘッドライトバルブ選びもちょっと特殊。
それでもM&HマツシマのポンレッドLEDなら対応するヘッドライトバルブの規格とヘッドライトケース周りのバラし方さえ分かれば交換するのはとっても簡単でした!
母親からもカッコよく仕上がったと思いの外に喜ばれ、仕上がりも上々。
「神社近くの道に猫ちゃんかと思ったら、たぬきが居た!」というのは間違いなくLEDヘッドライト効果の表れだと思うです。
長い長い目で見た時の耐久性はこれからだけど、交換してひと月たった今は問題なく使えています。
バイクはヘッドライトの適切な明るさは自分はもちろん大切な家族の安全運転に直結する部分なので、是非交換してみてね!
今回紹介したアイテム
交換はレンチとプラスドライバーさえあればできちゃうの国産ヘッドライトバルブメーカーM&Hマツシマのポンレッド(PonLED)
ポンレッドLEDへの交換は2018年式のジョグ(BH-AY01型)ならはPH11型を使おう。
ポンレッドLEDシリーズは他の年式でもM&Hマツシマから多数のヘッドライトバルブの型がラインナップされているので対応する物があるかチェックしてみてね。
自分のMT-09に入れたスフィアライト製LEDヘッドライトバルブの原付バイク版
こちらも直流/交流両対応型で放熱フィンなどを備えることからポンレッドよりも大型でカバー内などに付属のコントローラー配置も必要。
価格もかなり高めだけど原付用LEDヘッドライトの到達点としての大光量を確保したいならこれ!
おまけ:初期不良品?
実はきちんとヘッドライトバルブの形状をを見ていなかったがばっかりに”ジョグに使える”というレビューだけ見て間違って非対応のPH12を買ってしまいました。
取り付けの時間を取れないままアマゾンでも返品期限を過ぎており、ヤフオクに流したところまさかの初期不良をお届けしてしまったという個人的に大きな事故。
ゴールデンウィーク明けから数週間に渡る取引メッセージの末、落札者様がバイクに造詣が深く寛大な方で本当に良かったのだけど、、
機械部品モノなので初期不良はゼロではないということで、この手のパーツはもしもの場合に返品がしやすいAmazonで買うのが良さそうです。