ーー「レターってどんな味だろう?」という方へーー
今回は割と真面目に車検が無いトリシティ155の2年目点検について紹介する記事です。
冒頭を見て「ヤマヒロさんが・・そんな…」とドン引きしまった方は大変お手数ですが戻るボタン、あるいは閉じるボタンをよりブラウザーバックをお願い致します。
無用なご心配をお掛けして申し訳ありませんでしたm(__)m
ちなみに童謡(歌)こそあれど、ヤギでもお腹をこわすのでお手紙を食べたりしちゃダメっすよ!絶対の絶対の絶対にダメっすよ!!!
納車2年目のトリシティ155(青トリさん)
手始めに自分の幸せを運ぶ青トリさんことトリシティ155について。
実はYSPにて新車を2018年5月に契約するものの、当時トリシティ155/125(2018年式)は生産が追いつかないバックオーダー状態でした。
おまけに2018年8月には生産工場でトラブルまで発生してお手紙を頂いてしまったりとYSP町田でハンコを押してから4ヶ月ほど。
完全にミスマッチな常駐型派遣元(略称SSE)の邪智暴虐なる待遇の中、待ちに待たされ“バイクに乗りたい!”という強い強い想いがいよいよ我慢の限界にきてしまいました。
「もう待てねぇ!大型二輪教習行ってMT-07(2018)でバイクデビューしてやるぅ!!」と。
↑1週間遅かったら自分が乗ってたかもしれないダークグレーのMT-07
(もともとお店が取り寄せ中だった車両でゲットライセンスプレミアム(5万円引)と支払済のトリシティの頭金を回してもらう直前でした。)
そんなこんなで心のトリガーをガツンと引いてしまえば、行動は早いもので契約満了と同時に退職した次の日には那須高原に居ました。
あいにく夏休みという時期も重なり寮に戻ればヤンチャやってる学生だらけで、8月の二輪合宿はもはや泣く子が叫ぶ動物園状態。
タバコやお酒による退学者も出ており
「ここのルールを守れねぇヤツが公道ルールを守れるわけがねぇ」
by教官
は真面目に言わずものがな。
そんなこんなでなぜか自分一人だけになっていた大型二輪教習は無事修了。
そしてバイク熱が冷めないまま帰宅した日の夕刻。
今でこそなんの気まぐれだったかは定かではないけど、持ち帰った教習場のハガキを出すついでにレッドバロン町田まで足を運んだところ今の愛車である青のトリシティ155に出会うのでした…!
トリシティ155のスタイリッシュなデザインが当時23の自分にぶっ刺さり、免許を取ってでも乗ることを選んだこと。
10年後の自分のモデルになるような超素敵な大人達に恵まれ、憧れの人と一緒に最高すぎるツーリングに参加できたこと。
バイクって人生レベルでは本当は要らないことのはずなのに、この一台が自分の人生変えたこと。
今でも、誇らしく思います。
きっと愛車になったと思うと胸がぽかぽかしてくるね…!
それにしても、初めてのオートバイを買うにだけのはずがこんなに苦労するとは知らず。。
一度は折れた想いから大型MTでスタートするつもりでいたけど、突然音信不通になった彼女に再開するのってこんな気持ちなんじゃないかな?
っていうか別れた彼女に会う時ってどんな顔すればいんだろうね…?
↑笑おうとしたのです。心の中では笑顔です。すごく。
トリシティ155は車検が無い!
本題に戻って青トリさんの点検のお話。
まずトリシティ155はオートバイの中でも250cc以下であるため一定期間毎に必ず受けなくてはいけない定期点検、すなわち車検がありません。
それでも、幸せなバイクライフへのデビューを飾ったトリシティ155は願わくば、一生モノのオートバイにしたいなと。
そんな風に思っていながら、自分にできることとしてはユニコンワックスで磨いたり、オイル交換したり、駆動部にシリコーンスプレーを注油するくらい。
つまり、日常点検以上でも以下でも無く特別なことは何もできていないのです。
さらに去年2番機のMT-09 TRACER(トレーサー)も増えてからは日常点検は2台まとめて行うものの、今まで以上に頻度は減ってしまっていました。
そして、「いつか、やがていつかは…」と。
ズルズルと機会を作れないまま、納車点検から2年間ずっとお店での点検を受けていなかったのです…。
レッドバロンで2年目点検
そんなこんなでお手紙が付いて読まずに食べ…点検を依頼したのは購入店でもあるレッドバロン町田
青トリさんに関しては修理やトラブルは今のところなし。
どっちかというとオイル交換や月イチで空気圧(窒素ガス)チェックしてもらったり、50円自販機や小休憩に訪れたりとトリシティ/トレーサー共々お世話になってるお店。
ネットではネガティブな意見がやたら目に付くレッドバロンだけど、町田店に関しては自分と気の合う人ならこのお店とも相性が良いのは間違いないし、
近場で”バイクに乗りたい友達”ができたら絶対に連れてきたい自分史上最強のバイクショップ
ここ最近だと、日常的な点検はもちろん会員限定のツーリング施設に招待したりと自分はもちろん、仲間にも一緒に楽しめる時間と場所と機会もらってます…!
カイザーベルク城ヶ崎でバーベキュー後
手前から
ヤマヒロ(@yamahirok3)の青トリさん
シンさん(@Traveler_Rabit)の青トリさん
たかすけさん(@FjrGo)の青トリさん
須藤超元気さん(@_sudochogenki)の白トリさん
kazzさん(@fairlytail)の青トリさん
車両の状態
- お店:レッドバロン町田(車両購入店)
- 車両:ヤマハ トリシティ155
- 登録型式:BB83 (2016年モデル)
- 排気量:155cc
- 前回の点検:2018/8/22 (納車点検から2年)
- 納車時:5833km
- 走行距離:9397km
- 点検時オドメーター:15230km
納車点検があった2018年8月以降はお店ではノーメンテナンスだったトリシティ155
車検が無い155ccなのでレッドバロンの法定点検メニューだと6ヶ月、1年、2年から自分で選んで任意で受けに行く必要があるよ。
参考:レッドバロンHP バイク車検・法定点検
消耗品の交換箇所
自分の初めてのオートバイとして
日常に寄り添い、ツーリングの企画・参加や2泊3日で1000kmを超えるビワイチをなどなど、2年間頑張らせすぎた青トリさん
これまでの最高に幸せな2年分の感謝を添えて、予算そっちのけで車検並の大点検と減ったら交換な部品は問答無用で総取っ替えすることにしました。
今回の交換部品リストこんな感じだけど、トリシティ155/2017年以降の125(ブルーコアエンジン搭載)の消耗品交換する方は参考にしてみてね。
- フロントタイヤ(IRC MOBICITY SCT-001 フロント 90/80-14)x2
- リアタイヤ(IRC MOBICITY SCT-001 リア 130/70-13)
- 前ブレーキパッド(SBS E223 フロント右/フロント左)
- 後ブレーキパッド(SBS E227 リア)
- スパークプラグ(NGK CPR8EA-9)
- エンジンオイル(レッドバロン用 ELF製オイル)
- ギアオイル
- ブレーキフルード
- エアクリーナー
- ドライブベルト(KM企画製 強化ベルト)
- プーリー
- ウェイトローラー
- バッテリー(充電のみ)
※赤文字はカタログ記載の純正部品外のもの
聞いた話だとレッドバロンではお店で注文した部品か持ち込み品かで工賃が変化するみたい。
だから、カタログの純正部品をそのまま使うならお店側で発注してもらった方が技術料が下がってトータルで安くなる部分もあるかも。
実際の料金と目安
ここからトリシティ155の2年目点検の料金について。
無事というか何というかだけど、点検前後で要点検箇所は増えなかったので預ける前の見積もりどおりトータルで84930円ほど。
(法定点検と同時のタイヤ交換・アシダム測定は割引あり!)
その中でも多くをカタログの純正部品で揃えた部品代は32580円ほどになりました。(完了後にまとめてお支払い)
納車時新品に交換したバッテリーや乗り方で差が出るというブレーキ周り、ウェイトローラーやドライブベルトなども酷い磨耗もなく“平均寿命的にあと3000~5000kmくらいは使える”とのこと。
なので、2年で1万km弱の目安としては2年目の要交換箇所だけなら3~4万円あれば確実に足りる感じでした。
もちろん、減ってるトコだけ変えればもっとずっと安くなりますよ。
すごくムダ遣いしてる気がする。。
と「走り続けるための必要経費!」と上っ面の言葉飾りつつ10万円握り締めて、内心戦々恐々としながら受付に行ったのはここだけの話。
もっぱら、点検で各部の消耗状態をキチッとみてもらって必要箇所だけ適宜交換するのがマル。
誰だってそーする。
俺だってそーする。(次回から)
2年目点検の内訳
今回の注文部品と交換工賃、消耗度合いのリストアップ。
※部品代は一部注文書より安くなったものがあり。部品に依存しない外装脱着など一部除外してます。
交換箇所 | 部品代 | 技術料 | 状態 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2年点検 | 9700 | |||
フロントタイヤ | 8840 | 4600 | 側面にヒビ割れあり 交換時期適正 | 左右料金 |
リアタイヤ | 6850 | 3900 | 側面にヒビ割れあり 交換時期適正 | |
フロントタイヤチューブレスバルブ | 560 | 500 | ||
リアタイヤチューブレスバルブ | 280 | 250 | ||
N2(窒素ガス)再充填 | 250 | 問題なし月イチで補充 | 前後3本料金 | |
前ブレーキパッド | 5600 | 4500 | まだまだ使用可 | 左右料金 キャリパー清掃含む |
後ブレーキパッド | 2800 | 3600 | まだまだ使用可 | キャリパー清掃含む |
ブレーキフルード | 840 | 交換時期適正 | 前後 | |
スパークプラグ | 630 | 540 | 電極の消耗あり 交換時期適正 | |
エンジンオイル | 1440 | 交換時期適正 | オイルフィラーキャップのOリング破損あり(交換済) | |
クーラント(冷却水) | 230 | 3900 | まだまだ使用可 | |
ミッションオイル(ギアオイル) | 337 | 590 | まだまだ使用可 | 0.15L 80W90 |
ベルトケースフィルター | 550 | 真っ黒でヤバイ | ||
エアクリーナー | 1910 | 汚れあり 交換時期適正 | ||
ドライブベルト | 3000くらい? | 9720 | まだまだ使用可 | 持ち込み部品 |
ウェイトローラー | 1560 | 900 | まだまだ使用可 | |
スライドピース | 780 | まだまだ使用可 | ||
バッテリー | 1100 | 今のところ異常無し | 充電のみ依頼 |
最終的な内訳はこんな感じで交換箇所も多かったため依頼書も4枚になりました〜
※ブレーキパッド交換(+キャリパー清掃)、ウェイトローラー(+スライドピース)など主要箇所に技術料が合算されている部分もあり。
これも“参考”ってレベルでチェックしてくださいね。
点検の期間
点検自体は代車不要なら当日預けも可能だけど、スムーズに進めるためにも予約しておくのがオススメ。
手始めに点検の依頼と同時に消耗品も交換したい旨お伝えしたため、注文した部品が揃うまで約1週間ほど。
連休明けのタイミングで部品が揃い、準備完了の連絡をもらった数日後。
代車の準備も完了した8/12のお昼過ぎにトリシティお店へを持ち込みました。
トリシティを預ける際に伺った点検期間は「明日の夕方までには完了できそう」とのこと。
夕立の予報や自己ベスト更新して色々ヤバい猛暑日もあって引きこもっていたところ、予定通り8/13の16時半ごろ作業完了の電話がなりました。
しょーじき消耗品総取っ替えということもあって、2~3日くらいかかるものかと思っていたけど思いのほか早かったです!
部品待ちの期間も含めて1週間ほどで点検完了したので、思い立ったら吉日。整備の依頼をしにいこう!
代車:カワサキ TR250
帰りの足として今回はカワサキのTR250というギア付きのオートバイをお借りできました!
生粋の平成ライダーの自分的には機能美あふれる空冷式エンジンに単気筒のトコトコ/ポコポコ穏やかな音色を奏でる丸一眼の古き良きアナログマシンという印象。
旧式のオートバイなので現行機のようにギアポジションが表示されず幻の6速へあげようとしてしまったり。。
アナログメーターなので速度計の針を目で追っかけたりと雰囲気が全然違うデジタルマシンなトレーサーとの違いが新鮮でした…!
代車ながら走行距離はゆうに7万を超えていてもうちょいで8万キロに到達。
この様子だとサビや小傷こそあれど、きちんと整備すれば10万キロも狙えるんじゃないかな?
まとまんない、まとめ!
長くなりましたが、今回は予算そっちのけに消耗品総取っ替えしたトリシティ155の2年目点検でした!
思いの外大丈夫だった部分も自分のエゴで交換してもらったので、無駄に値段釣り上げた感はなきにしもあらず。。
だけど、自分じゃ不具合を見つけることしか出来ないし、点検だけなら1万円ちょいで済むこと自体が奇跡と言えるかも。
車検と違って法定点検はあくまでも任意の点検なので安全のためだったり「大切に乗りたい」という人だけが受ける愛車の健康診断的な認識で大丈夫っすよ!
決して安くは済まなかったけど、消耗品を総取っ替えしてフルリフレッシュ!
中でも足回りは新車のような状態なので慣らし運転といわゆるタイヤのヒゲ剃りやブレーキパッドの面出しをしていきたいと思います!
以上、青トリさんを大切に乗りたいヤマヒロ(@yamahirok3)のトリシティ155の法定2年目点検レポートでしたー!
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