この子を僕にください!
絶対に幸せにしてみせます!
というのは恥ずかしくて死にそうなので心の声にとどめ、初めてのMTバイクとなったMT-09TRACERとのバイクライフも今年で3年目
消耗品の一つであり2019年の納車時から付いてきた純正タイヤ(ダンロップ製)は13500km近く履きっぱなしでした。
いよいよもって、6年モノになった前後タイヤの摩耗・劣化が気になってきたので、乗り続ける決意表明も兼ねて前後タイヤ交換することにしました…!
永遠の愛を誓ってタイヤ買うんだってさー!
ダイヤ渡すみたいに言うのやめてくれ。
ーー「ロード・オブ・ザ・リング?」と言う方へーー
今回MT-09TRACERに用意したタイヤはミシュランのROAD(ロード)5GTという前後のタイヤ(ダイヤじゃないよ)
ダイヤでもなければ、使用者を呪いで蝕んだり、世界を滅ぼす魔力を秘めていたりはしないので、廃棄処分するその時までどうか葬り去ったりしないでください。
ちなみにアマゾンで”ダイヤ 指輪“で調べて最初に出てきたのがお値段数万円〜だったこと。
下手したらダイヤより大型バイク用タイヤの方が実は高かったことに驚きを隠せなかったのはここだけのお話。
言えない。。
前後交換したROAD5GTの方がずっと高かったなんて言えない。。。
そんなこんなで今回は納車3年目のMT-09TRACERの前後タイヤをナップスでミシュランROAD5GTに交換したことについて書いていくっすよ!
価格とかは2021年4月現在時点のものになります。
きっかけ
ヤマハレンタルでMT-07に乗ったり、トリシティ乗り同士の交流が多くひと月と少々トレーサーに乗る期間が空いた時のこと。
減速から停車する時にいつも以上に「おっとっと」とフラついたり、
駐車場の低速発進で突如バランスを崩して逝きかけたり。
いつも通りの道なのに「なんか、リーンさせるのは怖いな。」と。
ひと月ほど期間が空いたとはいえ率直にはなんとも言えない、それでいて確かな違和感を感じるようになっていました。
6年モノの初期装備タイヤ
空気圧チェックで訪れたバイク屋さんで言われてハッとしたのだけど、
「消耗品であると同時にタイヤは生物(ナマモノ)」とのこと。
よくよく見てみると前後ともにゴムは白っぽくガチガチに硬化し、各所にヒビもあり。
スリップサインもギリギリセーフ(部分的にアウト?)という具合にとりあえず走れるけど、劣化・摩耗はかなりひどい状態。。
とりわけ弾性に関しては去年新品に交換したトリシティ155のタイヤと見比べてしまうと質感の差は歴然でした。
自分のMT-09TRACERに付いていたのは初期装備のダンロップD222(TRACER専用品)
納車から履きっぱなしでレッドバロン町田で車両購入時にもタイヤは交換歴はないと伺っておりました。
車両自体が2015年モデルということもあり交換直前のODOメーター換算で約13500kmほど使い続けた6年モノのタイヤなのでした。
あまり意識してなかったけど、納車時点でタイヤは4年目だったよ。
メーカーやモノによりますけど、平均寿命は3年くらいなんですよ。
実はだいぶ危ない状態で乗ってたのかもな。
↑危ない状態で乗ってたという事実に「ワーオ。」って顔してるトレーサー
MT-09TRACERのタイヤサイズは?
前後で全然サイズや太さが違うMT-09TRACERのタイヤ
ほとんどのオートバイがアスリートのようなスリムなフロントタイヤと太く頼もしさすらあるマッシブなリアタイヤを装備してるよね。
タイヤの交換にあたっては
- サイズ:タイヤの幅
- 偏屈率:タイヤ幅に対する高さの比率
- リム径:ホイールのリム径(リムステッカーもこのサイズ)
の3つが分かればOK
サイズなどはタイヤの側面の表記やパーツカタログに書いてあるのでここから必要なタイヤのサイズなどを引き当てよう。
タイヤに書いてあるサイズの読み方はWebikeのこの記事がすごくわかりやすいので参考にしてみてね。
フロントタイヤ:120/70 17インチ
リアタイヤ:180/55 17インチ
(ちなみに後継機のTracer900/GTも同じタイヤサイズっすよ)
走り方や好み、用途で選ぼう
MT-09TRACER初期装備のタイヤはツーリングメインにスポーツも行けるダンロップのD222というTRACER専用のスポーツツーリングタイヤ
※市販品から探しても出てこないの注意してね。
中古で車両を購入したから自覚がないけど、タイヤは消耗品ではあるけど交換することで走りのキャラが大きく変わるパーツでもそうなので選ぶ時は走り方や好みが大きな要素とのこと。
今回は軽快感あるスポーツツーリングタイプから交換するわけだけど、大型バイクともなると銘柄もよりどりみどり。
自分とトレーサーの場合だと峠道などでのちょっとしたスポーツライディングは無理のない範疇で楽しむけど、ガッツリサーキットは走る予定は今のところなし。
また割りかし近郊在住で街乗りでは渋滞に巻き込まれることも多く、ツーリングの際も高速道路や観光道路(OOスカイラインとか)のんびり走る傾向。
だから、重視したいのはツーリングへの適性とロングライフ。
それから消耗品ということもあるので欲を言えば値段かな。
ミシュラン ROAD5 GT
バイクや人生の大先輩なTRACER900/GT乗りの方々におすすめしてもらったのがミシュランのROAD5という銘柄
ミシュランのROAD(ロード)シリーズは2021年4月最新のもので現在”5″がラインナップ。
性能面でもスポーツツーリングユースのMT-09TRACER的に車両用途と自分の目的が一番合致しているの銘柄でした…!
雨天などウエット性能に貢献するスポーツライクなフロントと幾何学模様なリアのトレッドパターンもメカ好きな個人的に好み。
↑フロントのトレッドパターンがいい笑顔です。すごく…!(写真反転してます)
求める部分も自分的にベストマッチだったROAD5の中で大型/重量車向けとなるROAD5GTをセレクト!
ちなみにメーカーも推奨していることだけど、前後の相性が安全性に関わることもあるみたいなので前後タイヤは同じ銘柄を選ぼう。
GTグレード
てっきりGround TourerのGTかと思いきや。
タイヤのGTグレードは高重量タイプの意
ミシュランのWebサイトをみる限りだとGTグレードを選ぶ目安は車重が300kgクラスのバイク向け。
ところが今の車両を単純計算してみるとユーロヤマハ50L+GIVI V37のフルパニア仕様にステー、キャリア等やその他パーツを加味しても約235〜250kgほどでした。
そこに体重50kgを割りそうな自分が乗るにあたっては、よほど荷物を載せたとしても間違いなく通常のROAD5でも大丈夫だった。
というのはあえて書いておく。(価格差が結構あるっすよ)
ROAD5に限らず、
二輪のタイヤは、
ある程度潰れないと、
本来の性能を発揮しないので、
軽いバイクに、
高重量タイプのタイヤは、
潰れ方が想定以下になって、
特にワインディングでは、
タイヤの性能を、
フルに引き出せないから、
いくらフルパニア仕様でも、
軽めなトレーサーと、
ガリッガリな、
ヤマヒロさんが、
重装備したところで、
GTグレードが、
おすすめかっていうと・・
そんなこんなだけど、お店の在庫の兼ね合いでROAD5 GTをセレクト。
時と場合にもよるけど、どちらを選んでも間違いないのであれば高いものを長く使う貧乏性なのです。
なんだかんだ言いつつ選んでしまった、GTの名を冠するタイヤはハイグレード感があって、すごく素敵です。
そしてなにより、カッコいい!それは、究極の自己満足…!(うるせいっ。)
いずれにせよ大型バイク用のタイヤはどれもなかなかいいお値段。
なのでOOさんにおすすめしてもらったから〜といって、絶対に後悔しないためにも自分と車両の用途や好みでしっかり候補を選んでおこう。
ひょわー
トレーサーだとタイヤ代だけでコレですか。。凄いなー(棒) pic.twitter.com/54D9cfQa0m— ヤマヒロ (@yamahirok3) March 25, 2021
ナップスでROAD5GTに交換!
比較的小さなスクータータイヤならともかく、大型バイクの大きく重いタイヤを持ち帰るのはバイクじゃ無理。
さらに車両からホイールをひっぺがしたり、新品タイヤに窒素ガス(空気)を充填したりと専用工具もなければ度胸もなく自力でのタイヤ交換は無理しても無理。
もっぱら安く済ませようと高難度な作業を自分でやったら、お気に入りのブルーのホイールを傷だらけにしてしまうかも。。
ということで、買ってすぐ交換できるバイク用品店のナップスさんにてお願いすることにしました。
ネットで安く買って、自分で交換してやるんや!という方はWebikeのこの記事を読んでみてね。
ナップス多摩境でタイヤを購入・交換
今回タイヤ交換を依頼したのは相模原店から移転した町田のナップス多摩境店
この日はセール期間に加えてポイント5倍の日も重なり、フルパニアでは置き場に困る駐車場は午前中から大混雑。
お店が売りたいおすすめの銘柄なのか、型落ちや売り切り価格なのか。
前後セットで出てるものはかなりリーズナブルなので狙い目の銘柄ならチャンスです!
リサーチで訪れた時から決めていた前後のROAD5 GTを担いでレジへGO。
幸運にもレジでタイヤ購入後、すぐにピットへ入れてもらうことができました!
作業風景
お店をぐるっと回ってカフェスペースからピットを覗き込んで見ると…
前後のタイヤが外された状態で吊られるトレーサーに自分と居合わせた少年がキャッキャウフフしておりました。
設備も申し分なく、1人1台を担当するプロの作業環境に気持ちひと安心。
宙ぶらりんになってるトレーサーを横目に併設されているつけ麺屋さんにお昼ご飯食べに行ったり、カフェスペースで待つこと作業開始から1時間ほど。
店内アナウンスで「MT-09TRACER、タイヤ交換作業完了」のお呼びがかかるのでした。
作業工賃・料金の内訳
ナップスでのタイヤ交換費用はトータルで67016円となりました。
↑GT-AIRII+SRL2を買った時のポイントで8000円くらいお値引したよ。
MT-09TRACERの前後タイヤをナップスにてROAD5GTに交換するにあたっての内訳はこんな感じ
- ROAD5GT フロント:25278円→24015円(セール対象で5%OFF)
- ROAD5GT リア:36278円→34465円(セール対象で5%OFF)
- 前後タイヤ交換工賃:6050円(店内購入、通常MTバイク)
- ストレートショートエアバルブ:836円(418円x2)
- 窒素ガス充填:1100円(550円x2)
- タイヤ処分代:550円(275円x2)
合わせて劣化したエアバルブの交換やROAD5GTに合わせてホイールバランスの調整も行っていただきました!
新品タイヤへの窒素ガスの充填やタイヤ処分なども上記内訳の通りだったのでここらは自分じゃ出来ない諸費用ってことで…!
新品タイヤは、、いい…!
「新品タイヤは滑るので気を付けてくださいね。」とのことで、ドライブモードは穏やかなBにセットして慎重に出発。
ところが左折で店を出る瞬間、路面からの情報が今まで以上にはっきりと感じられることにハッとしました。
車線変更でも軽やかにバンクし、まるでバイクが軽くなったかのようにトレーサーでも「ひらり〜」っと心地良く切り返しが決まります!
新品タイヤは、、いい…!
初めてのタイヤ交換を通じて交換直後のリフレッシュ感や「走りが良くなった!」という感覚は気持ち”元通り”程度に終わっていたトリシティ155の時とは比べ物にならないくらい。
それだけ新品タイヤの心地良い”感覚”とROAD5GTという”良いタイヤ”の魅力、2輪におけるタイヤの重要性を同時に感じる機会になりました…!
それと交換した帰り道から、すぐにでもどこかへ走りに行きたくなっちゃうほどに気持ちいいものでした!
タイヤは維持費面での大型バイクのネックではあるけど、6年モノから新品への激変っぷりには心底びっくり。
ツーリングユースのMT-09TRACERでROAD5GTを長く履けると思えばこの値段でも大満足です…!
初めてのバイクを中古で買った人にこそ、この身軽になるよう走りのリフレッシュ感は感じて欲しいと思いました!
以上、皮むき中なツーリングタイヤミシュランROAD5GTに期待大なヤマヒロ(@yamahirok3)でした!